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その前に、JPEGがダメということは当然Motion JPEGもダメなんですよね? 詳しく調べていないのですが、MPEG-1あたりも引っかかるのでしょうか?
それを関連して、ZDNet Japanの記事 [zdnet.co.jp]によるとForgentは自らの正しさを音楽業界と重ね合わせて主張しています。証拠などはありませんが、ひょっとしたら、Forgentの裏では音楽や映画業界が何か手を動かしているのかも知れません。このやり口からすると、こんな背景が浮かんできます。
もしかしたら、少なくともUSの音楽や映画の業界はネットワークを使ってお金を作ることにもはや意味はないと考えているのかも知れません。とならば、ネットワークは完全に自らの敵。なんとかして金の卵を産む鶏が逃げ出すのを防がなければならない。今までは実際に流れた現物をたたこうとしていたが、数が多くて追いつかない。しからば、ネットワークに流すために必須となっている符号化技術を抑えてしまえばよい。そうなれば今のネットワークの帯域では全然追いつかなくなり、音楽や映画の流出も防げるではないかと。
もしこれが当たっていたら、Forgentも音楽や映画もよく考えたものです...だれでも外から気軽に10Gbit Etherを引けるようになるまでは。
皆様「JPEG関係の特許」という情報だけで、「JPEGといえばDCT」→「DCTの特許」と思い込んでるように見えますが、本当に件の特許はDCTに関するものですか?
私自身、件の特許のabstractしか読んでないですが、どちらかと言えば、JPEGの圧縮処理のうち、DCTしてその係数を量子化した後の、ランレングス符号化部分に特許を主張しているように読めるのですが。実際、JPEG委員会のニュースリリース [jpeg.org]にも、
claims to technology which might be applied in run length coding
ちなみにJPEGの処理は、この係数とランレングスの組をハフマン符号化または算術圧縮するという風に続きます。 「JPEGの特許」という連想から、この件の特許がこの算術圧縮部分のものであろうと言っているコメントも見掛けますが、これはJPEGの中でオプション部分であり、普通は算術圧縮でなくハフマン符号を使っています。算術圧縮の方が良い結果を生むことは分かっているのですが、これはもともとライセンス問題があるので、大抵の実装では算術圧縮は使わず、ハフマン符号のみを使っているはずです。したがってこの部分で新たに特許を主張しても、ひっかかる実装は多くないと思われます。
ということで、DCTだの算術圧縮だのという、いかにも難しい部分の特許でなく、単純な「係数のランレングス符号化」などというある意味トリビアルな部分に特許をかけることに、むしろ私は憤りを覚えました。単純な部分ではありますが、たまたまこの部分は算術圧縮と違って代替符号化方法が規定されていないので、すべてのJPEG実装が引っ掛かってしまいます。この部分だけ変更したJPEGを規定することもできなくはないと思うのですが、それくらいならJPEG2000とかいうことになるのでしょうかね。
なお私はJPEG2000の仕様には目を通したことがないので、件の特許がJPEG2000にもかかるのかどうかは残念ながら分かりません。
(注)……さも分かってるゲに書いてるけど、鵜呑みにしないで自分で調べてみてね! 分かったら/.Jにコメントしてちょーだい。(私も結局人頼み^^;)
USの音楽や映画の業界はネットワークを使ってお金を作ることにもはや意味はないと考えているのかも
逆でしょう。これからは、ネットワークでコンテンツを配布する際に、フリーの勝手なツールではなく、「正しく」特許使用契約を結んだ映画業界御謹製のアプリケーションしか利用してはいけないことになるのです。業界御謹製アプリケーションは、もちろん意地汚い
業界御謹製アプリケーションは、もちろん意地汚い課金機能付
>「正しく」特許使用契約を結んだ映画業界御謹製のアプリケーション
特許によって作成ツールが制限されると、[干し煉瓦]とか[真っ黒愛でや]の たかーいステータス誇示ツールに真っ先にライセンスが降りるんでしょうな。
>意地汚い課金機能付きなので
圧縮や保護の機能の効いた、作成・閲覧ツールの利用料が 閲覧人数につきいくら、作品数につきいくら、時間毎にいくら、 と、良い規格や著作権保護の仕組みが出来
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
仮に (スコア:2, 興味深い)
実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:4, 参考になる)
その前に、JPEGがダメということは当然Motion JPEGもダメなんですよね? 詳しく調べていないのですが、MPEG-1あたりも引っかかるのでしょうか?
それを関連して、ZDNet Japanの記事 [zdnet.co.jp]によるとForgentは自らの正しさを音楽業界と重ね合わせて主張しています。証拠などはありませんが、ひょっとしたら、Forgentの裏では音楽や映画業界が何か手を動かしているのかも知れません。このやり口からすると、こんな背景が浮かんできます。
もしかしたら、少なくともUSの音楽や映画の業界はネットワークを使ってお金を作ることにもはや意味はないと考えているのかも知れません。とならば、ネットワークは完全に自らの敵。なんとかして金の卵を産む鶏が逃げ出すのを防がなければならない。今までは実際に流れた現物をたたこうとしていたが、数が多くて追いつかない。しからば、ネットワークに流すために必須となっている符号化技術を抑えてしまえばよい。そうなれば今のネットワークの帯域では全然追いつかなくなり、音楽や映画の流出も防げるではないかと。
もしこれが当たっていたら、Forgentも音楽や映画もよく考えたものです...だれでも外から気軽に10Gbit Etherを引けるようになるまでは。
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
多分、DCT(離散コサイン変換)アルゴリズムが特許にひっかかってるんだととおもう。
この仮定が正しかったらmpeg2もアウト。
JPEG特許部分 (スコア:3, すばらしい洞察)
皆様「JPEG関係の特許」という情報だけで、「JPEGといえばDCT」→「DCTの特許」と思い込んでるように見えますが、本当に件の特許はDCTに関するものですか?
私自身、件の特許のabstractしか読んでないですが、どちらかと言えば、JPEGの圧縮処理のうち、DCTしてその係数を量子化した後の、ランレングス符号化部分に特許を主張しているように読めるのですが。実際、JPEG委員会のニュースリリース [jpeg.org]にも、
と書いてあり、たぶんこの理解で正しいと思います。ちなみにJPEGの処理は、この係数とランレングスの組をハフマン符号化または算術圧縮するという風に続きます。 「JPEGの特許」という連想から、この件の特許がこの算術圧縮部分のものであろうと言っているコメントも見掛けますが、これはJPEGの中でオプション部分であり、普通は算術圧縮でなくハフマン符号を使っています。算術圧縮の方が良い結果を生むことは分かっているのですが、これはもともとライセンス問題があるので、大抵の実装では算術圧縮は使わず、ハフマン符号のみを使っているはずです。したがってこの部分で新たに特許を主張しても、ひっかかる実装は多くないと思われます。
ということで、DCTだの算術圧縮だのという、いかにも難しい部分の特許でなく、単純な「係数のランレングス符号化」などというある意味トリビアルな部分に特許をかけることに、むしろ私は憤りを覚えました。単純な部分ではありますが、たまたまこの部分は算術圧縮と違って代替符号化方法が規定されていないので、すべてのJPEG実装が引っ掛かってしまいます。この部分だけ変更したJPEGを規定することもできなくはないと思うのですが、それくらいならJPEG2000とかいうことになるのでしょうかね。
なお私はJPEG2000の仕様には目を通したことがないので、件の特許がJPEG2000にもかかるのかどうかは残念ながら分かりません。
(注)……さも分かってるゲに書いてるけど、鵜呑みにしないで自分で調べてみてね! 分かったら/.Jにコメントしてちょーだい。(私も結局人頼み^^;)
Re:JPEG特許部分 (スコア:0)
・・・が、件の特許の全文が入手できないのでなんとも言えませんな。
(元記事のリンク先も請求項1だけだし)
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
○しかし、DCTなんて今じゃ直交変換のイロハのイではなかろうか?
すまん。
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
逆でしょう。これからは、ネットワークでコンテンツを配布する際に、フリーの勝手なツールではなく、「正しく」特許使用契約を結んだ映画業界御謹製のアプリケーションしか利用してはいけないことになるのです。業界御謹製アプリケーションは、もちろん意地汚い
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
なぜ「意地汚い課金」なのでしょうか。著作者に権利に応じた報酬が入るシステムは必要だと思いますが。それもなるべく早急に。
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
特許によって作成ツールが制限されると、[干し煉瓦]とか[真っ黒愛でや]の
たかーいステータス誇示ツールに真っ先にライセンスが降りるんでしょうな。
圧縮や保護の機能の効いた、作成・閲覧ツールの利用料が
閲覧人数につきいくら、作品数につきいくら、時間毎にいくら、
と、良い規格や著作権保護の仕組みが出来
Re:実は音楽映画業界の潰し作戦? (スコア:0)
# で、お金を払ってコピーガードするとこと、しないとこがある。
その仮定があたっていれば、 (スコア:0)
して、権利保護のために自作自演をしている可能性大。