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このような、高緯度地方の極端な日照時間の変化がサマータイム制度を必要とします。一年住めば、なぜヨーロッパにこんなへんてこな制度が生まれ、そして日本で導入するのがいかにばかげているか、頭ではなく肌で理解できます。冬至でも9時にはもう明るい日本には、サマータイムは全く必要ありません。
欧米に学べることは決して少なくないですし、良いところを取り入れようという姿勢は重要です。しかし、まずは、地域に即した制度を、その事情を無視してそのまま猿真似するのではなく、各地の地域差を生かそうとする精神を学ぶことではないでしょうか。
夏の熊本や鹿児島に行ってご覧なさい。夏至の頃なんて夜8時でも真っ暗じゃありませんよ。特に有難くもないし。その代わり冬至の頃は朝7時でも夜が明けてません。日本国内でも案外時差があるもんです。南西諸島なんかどうなんでしょ。
夏の熊本や鹿児島に行ってご覧なさい。夏至の頃なんて夜8時でも真っ暗じゃありませんよ。特に有難くもないし。その代わり冬至の頃は朝7時でも夜が明けてません。
まず「夜明けとともに起き、日没とともに眠る」という、人間生活における基本的なリズムがあります。もうひとつ「9時から5時まで」という、常に固定の就業時間があります。この2つの違いは、日本ではさほど問題になりません。なぜなら、夏至と冬至を比べたところで、日の出日の入りの時間差はせいぜい2時間と、それほど大きな差が無いからです。ところが、ヨーロッパの高緯度地域では、この差がかなり広がってしまいます。冬至頃に9時に日の出になるぐらいに設定するとしたら、夏至頃にはかなり太陽が昇っているのです。
結果、夏と冬は、まるで別物になります。この大きな差を「補正」するためには、なるほど、夏冬2種類のタイムゾーンを持ってもそりゃ仕方が無いというものです。逆にいうと、この2つを適切に区別するならタイムシフティングでもよくて、サマータイム制度である必要はこれっぽっちも無いです。
ちなみに、欧州ではもはや夏時間のほうが長いので、感覚的には「冬の朝を遅くして、日が照っている間に仕事が出来るようにしよう」というほうが近いです。
肌で真剣に感じたいなら、江戸時代辺りの時間制はどうなんですかね。日の出日の入りを元に十二分割 (六分割) して~とかになりますから、現行の時制から考えたら、1 時間でも体感できるほどの差が出るかと思いますが。
白夜とかがある地域だと、1 日が現行時制では何十日 (日の出から日の入りを十二分割/六分割して考えてみる方向で) とかになったりしますが気にしない。
# そもそも、日本の緯度あたりでサマータイムを導入する意義ってあるのかと……。
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欧米か! (スコア:5, 参考になる)
このような、高緯度地方の極端な日照時間の変化がサマータイム制度を必要とします。一年住めば、なぜヨーロッパにこんなへんてこな制度が生まれ、そして日本で導入するのがいかにばかげているか、頭ではなく肌で理解できます。冬至でも9時にはもう明るい日本には、サマータイムは全く必要ありません。
欧米に学べることは決して少なくないですし、良いところを取り入れようという姿勢は重要です。しかし、まずは、地域に即した制度を、その事情を無視してそのまま猿真似するのではなく、各地の地域差を生かそうとする精神を学ぶことではないでしょうか。
Re:欧米か! (スコア:1, 興味深い)
サマータイムがなくても夏は早朝から夜中まで嫌と言うほど常に明るいんだとしたら、
日の入りを22時にせずに23時にするようなサマータイム制度が、むしろどのように必要とされるのでしょうか。冬もどうせ少々いじったって真っ暗なことに変わりないんですよね。
元々そんな大きな変動があるところで1時間程度ずらすことより、日本の都心だと所詮19:00くらいには真っ暗なので、これが1時間伸びることの方が、感覚的にはだいぶ違ってありがたい、という気もするのですが。
国内にも時差はある (スコア:2, 参考になる)
夏の熊本や鹿児島に行ってご覧なさい。夏至の頃なんて夜8時でも真っ暗じゃありませんよ。特に有難くもないし。その代わり冬至の頃は朝7時でも夜が明けてません。日本国内でも案外時差があるもんです。南西諸島なんかどうなんでしょ。
Jubilee
Re:国内にも時差はある (スコア:2, 参考になる)
夏至の頃は、19:30には熊本・鹿児島全域が日の入ですが、20:00はまだ明るいかな?山間部だと十分暗いんじゃなかろうか。東京~熊本・鹿児島の差は30分間程。日の出で比べると、40~50分間差で、こちらの方が大きくなります。
冬至の頃は、大阪でも7:00には夜明け(日の出)を迎えてない、ってことになりますね。東京~熊本の差は30分間程。日の入なら、40~50分間差。
Re:欧米か! (スコア:2, 参考になる)
まず「夜明けとともに起き、日没とともに眠る」という、人間生活における基本的なリズムがあります。もうひとつ「9時から5時まで」という、常に固定の就業時間があります。この2つの違いは、日本ではさほど問題になりません。なぜなら、夏至と冬至を比べたところで、日の出日の入りの時間差はせいぜい2時間と、それほど大きな差が無いからです。ところが、ヨーロッパの高緯度地域では、この差がかなり広がってしまいます。冬至頃に9時に日の出になるぐらいに設定するとしたら、夏至頃にはかなり太陽が昇っているのです。
結果、夏と冬は、まるで別物になります。この大きな差を「補正」するためには、なるほど、夏冬2種類のタイムゾーンを持ってもそりゃ仕方が無いというものです。逆にいうと、この2つを適切に区別するならタイムシフティングでもよくて、サマータイム制度である必要はこれっぽっちも無いです。
ちなみに、欧州ではもはや夏時間のほうが長いので、感覚的には「冬の朝を遅くして、日が照っている間に仕事が出来るようにしよう」というほうが近いです。
Re:欧米か! (スコア:1)
肌で真剣に感じたいなら、江戸時代辺りの時間制はどうなんですかね。日の出日の入りを元に十二分割 (六分割) して~とかになりますから、現行の時制から考えたら、1 時間でも体感できるほどの差が出るかと思いますが。
白夜とかがある地域だと、1 日が現行時制では何十日 (日の出から日の入りを十二分割/六分割して考えてみる方向で) とかになったりしますが気にしない。
# そもそも、日本の緯度あたりでサマータイムを導入する意義ってあるのかと……。