taka2のコメント: Re:形が変わってた。 (スコア 5, 参考になる) 23
衛星の形状の変遷はメーカーの違いがどうこうではなく、技術の問題ですね。
昔のひまわりが円筒形なのは姿勢制御のためで、「スピン安定方式」といって、衛星そのものを回転させることで、そのジャイロ効果でその回転軸の向きを安定させています。
静止衛星は長期間運用が前提ですから、噴射の反作用を使う(限りある燃料/推進剤を消費する)ような姿勢制御はできるだけ使いたくないです。そういったものに頼らない姿勢制御を重視していたため、ひまわりにかぎらず、昔の静止衛星は円筒形が多かったです。インテルサットとか。
スピン安定方式は機構が単純なのがメリットですが、「本体の周りに太陽電池を巻いているので、太陽電池半分は影になるため発電効率が悪く、あまり電力が取れない」など欠点も多いです。
その後、技術の進歩により、本体そのものは回転させなくても、内部のホイールを回転させることで姿勢を安定させたり制御できるようになりました。
そのため、今では静止衛星の外形は「本体の箱と、太陽電池パドル」という形が主流になってます。