デジタルオーディオだと、最終的に入力データをDACから出すしか出来ない訳で、S/PDIFやUSB音源等のPush型単方向伝送だと、DAC側のPLLでデータレート変換を行うしか手段が有りません。
結果、Push型伝送はジッタかワウの何れか、ないし両方が不可避です。
一方、単体のCDプレーヤやメモリプレーヤだと、吸い込み速度を調整可能な設計に出来ます。
結果、DACのクロックを一定に保つ事が出来るので、ジッタやワウを「原理上」排除出来ます。
嘗て、「最高のCDプレーヤはCDウォークマンだ」と云う話がありました。
長大なバッファで回転系から切り離したDAC部と、回転速度制御によるデータ送出速度の調節が両立出来ていたんでしょう。
(重い回転系は、実は電源ノイズのDAC側への回りこみ防止が非常に困難で、意外に正確では無い。過去にCD回転系へのフィードバック付きDACなんてのが存在したが、これの電源系統分離の設計なんて、少なくとも私には出来ない)
メモリオーディオの場合は、吸い込み制御か送出制御かは設計により変わります。
でも、例え吸い込み制御になっていても、PLLがCPU共通だったり、多様なサンプルレート対応でフィードバックフィルタが適当だったりで、DACクロックが安定している機種は殆ど無いでしょう。
真剣に作り込めば、非常に原音に忠実な再生も可能な筈ですが、価格がマトモじゃ無くなる上に、意外に原音はつまらないので、評価も低くなるかと思われます。
別コメに書きましたが、「歪みも味」なんで、敢えてPLLにノイズを回り込ませるとキラキラした音が出る筈です。
これを好む人は、少なくない様に思います。