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NASA、2013年までの新宇宙船打ち上げを断念」記事へのコメント

  • >2013年に予定していたスペースシャトルに代わる新宇宙船の運用を、資金および技術的な問題のために延期
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    >Orionとそれを打ち上げるのに使用される「Ares I」ロケットの初フライトは2015年の3月を目標
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    >2014年の9月にはOrionの乗組員を国際宇宙ステーション(IIS)に送り込めるようにしたい

    Orionの打ち上げに使用されるAres-1の初打ち上げが、OrionのISSミッション開始よりも後って、なんかおかしいですよね。50msほど考え込んでしまいました。

    NASAのプレスリリースでは、"first crewed flight of the Ares I rocket and Orion crew capsule in March 2015."とありますから、有人軌道試験機のOrion2のことだと思いますが、元々NASAが2006年に発表しているConstellation計画のタイムテーブルによると、Orion2の打ち上げは2014年3月に予定されていました。即ち、1年遅れますよということじゃないでしょうか?

    元々のタイムテーブルを示すと、以下の通りになります

    Ares-1X 2009-04-15 Ares-1初フライト。Ares-1の1段目試験機。無人
    Ares-1Y 2013-09-12 2段目メインエンジンとして、J-2Xを搭載した試験機。無人
    Orion1 2014-01-?? 有人カプセルOrionの試験機。無人
    Orion2 2014-03-?? Orionの有人飛行テスト。ISSとのドッキング試験。乗員2人
    Orion3 2014-06-?? Orionの有人飛行テスト。ISSとのドッキング試験。乗員2人
    Orion4 2014-09-?? Orion最初のISSフライト


    元々からして、2010年のシャトルの引退後からOrionのミッション能力獲得までの4年間は、米国はISSに対する有人輸送手段を独自にもてないことは分かりきったことだったと思います。無人輸送手段については、Progress、ATV、HTVと選択肢がありますが、有人輸送手段は今のところソユーズしか代替手段がありません。ところが、ロシアのグルジア侵攻による米露の関係悪化で、ソユーズの使用交渉が中断しているように、政治動向によってはISSの運用そのものが不可能になる可能性は元々ありました

    ところが、Ares-1の基本技術は、シャトルのSRBセグメントやSaturn-VのJ-2から流用したものと言いつつ、実質的にはかなりの部分が新規開発に近いものがあり、タイムテーブルどおりに進むかどうか疑問視されていました。元々想定されていた、4年間の空白期間がさらに伸びるのではないか、という話は今回の発表のように1年遅れ程度の話ではなく、それ以上のもんじゃないかと思ったりします

クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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