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手術の結果産婦を死なせた刑事責任を問われた「大野病院事件」、無罪判決が下る」記事へのコメント

  • お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。

    医学の事は詳しくはありませんが、

    今回は無罪判決になりましたが、たとえ判断ミスだったとしても、少しぐらい目をつぶってやれよって気がするんですけどねぇ。
    • by Anonymous Coward on 2008年08月23日 1時41分 (#1408223)
      おおざっぱには、実際に裁判になる例は年間に全国で1000件程度ですが、示談がその30倍、患者とのトラブルがさらにその30倍、顕在化しなかった内部での反省点や後悔点ならさらにその30倍、誰も気づいてすらいないけど神様から見ればベストでなかった選択なら更にその数倍、って所だと思います。

      どこからをミスと呼ぶかによりますが、最後のまで含めて「判断ミス」なら、毎日何個もやってる計算になります。

      その目で見れば明らかな7mm大の腫瘍が目に入っていなかった、とか、あの時あの検査をやっておけば良かったと院内カンファでみんなで暗い気持ちになった、とか、院内で一番内視鏡が上手な医師が検査中に出血させた、とか。そういう全力で裁判されたら負けるかも的な中規模の"ミス"も、自分の実感として、1人につき1ヶ月に1回くらいの頻度でやってきます。プロ棋士だってわずか5手先が読めないことが時々あるでしょう(想像ですが)。

      そういうのを患者に開示するか『隠蔽』するかって、確かに、ぶっちゃけ、医師同士なら知識と経験で感じられる雰囲気的なもの決まってると思います。

      7mmの腫瘍を見つけ出すのがどの程度の難易度かなんて、部位や条件でも全然違うし、口で言ってもまず通じません(一般人は見つけられなくても、矢印が付いてれば誰にだって見える)。それらを「顕在化しなかった内部での問題点」レベルにとどめるか、泣かれるたり殴られたり訴えられたり、いずれにせよ確実に辛い思いをさせて今後の治療に支障を来すのを覚悟で「3ヶ月前のCTでも今から見直すと実は腫瘍は小さく見えてました!」とか言うべきか。(それで逆に「正直だ」と信頼を得られる可能性もありますが、スラドにいるような理解力のある主に理系を相手でも、心底納得してくれるのが30%、表面上納得した振りをしてくれるのが60%、残りは恨み辛みを隠さないでしょう)

      今の時間的人的制約の中で、そういうレベルの話も隠蔽体質と言われるのだとしたら(そして、大野事件の社説とかを見ているとそう判断せざるを得ないのですが)、正直難しいです。

      実際に医者同士では何も隠せないですし、お互いの評価はシビアだと思いますし、問答無用でかばい合うような気色悪い世界だとは思いません。「こいつと一緒に仕事したら危ない」と思えば疎外もされますし、「お前はこの科に向いてないんじゃないの」とか言われたりします。逆に微妙なミスは症例報告として論文や学会発表したり、先輩が後輩に「こういう失敗はするなよ」と飲み会で教えたり、積極的に色々と共有するのが当然だと思ってます。

      そんな中でもなおかつ「幾らなんでも、これ出しても意味ないよね」的なものが『隠蔽』されるんだと思いますが、どの業界でもそれってたぶん一緒だよねえとは。
      親コメント

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