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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2)
医学の事は詳しくはありませんが、
今回は無罪判決になりましたが、たとえ判断ミスだったとしても、少しぐらい目をつぶってやれよって気がするんですけどねぇ。
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
>今回は無罪判決になりましたが、たとえ判断ミスだったとしても、少しぐらい目をつぶってやれよって気がするんですけどねぇ。
被害者遺族らと同じ立場にいて、その上でそういう感想が言えるのだった大したもんだと思いますよ。
実際に当事者になったら、そういう事は多分言えないでしょう、多分。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2, 興味深い)
手術は全身麻酔で行ったため、手術のリスクから始まって、麻酔による事故の可能性まで、
丁寧に説明されて、隣で聞いている女房殿の若干顔が青ざめるほどの状況になりました。
私が医療関連の仕事をしていることを先生もご存知だったので、
「先生、インフォームドコンセントは大変ですね」
と言ってお互いに笑ったのですが、現在の風潮であれば、インフォームドコンセント一つをとっても
恐ろしいほどたくさんの説明が必要になりそうです。
こまるのは、それによって上記のように患者側の不安が増すことになります。
「医者はそんな大変なリスクと戦って、私を救ってくれたんだ」
と思う患者が増えれば良いのですが、なかなかそうはならないように思います。
どちらかといえば、「この医者そんなに自信が無いんだ」と思われる場合もあるのでは。
医師に対する信頼感も低下して、医師と患者の信頼関係の欠如になっていく不安があります。
また、現在でも医者は多額の賠償保険に入っていますが、
このようなことが続けば保険料率が上がり、結果医療コストの増大に結びついていきそうです。
もちろん、医師のモチベーションの低下もあるでしょう。
実際、明らかな医療ミスや、いい加減な診療があるのも事実なのだろうとは思いますが、
他でも上がっている通り、社会のシステムとして考えなければならない問題を、
個人の力量の問題に置き換えていけば、医療の改善はなされません。
現代医学とはいえ100%にはまだまだ程遠い。
でも、1430gで生まれた次女はいまは立派な体格の小学生に育ちました。
当時NCUにいた子供たちは、1000g未満が大半。ほぼみんな無事に退院していきました。
30年前の医療では考えられません。
でも、常にリスクは内在しており、99.99%ではなく100%を本当に求められたら、
神で無い限り対応はできないでしょう。
もちろん、家族の立場として医療事故なのではないか、と思う感情を理解できないわけではありませんが、
現在でもマスコミの論調は微妙に揺れており、そんな社会の中で、
家族は時間がたつほど、医療に対する不信を増幅していくだけでしょう。
これは家族の感情の問題ではなく、批評をする人間も含めて(マスコミの存在は非常に大きいが)、
社会全体の認識(文化?)を形成していく必要があるのでは無いかと思います。