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ソースを見ろ -- ある4桁UID
超解像度技術 (スコア:1)
コンピュータが描いたCGなんですよね。
『見た目、くっきり』なので綺麗に見えるけど情報量自体
が増える訳ではない、というか偽の情報が付加されるので
その映像を信じていいものか分かりにくくなりますね。
例えばホームビデオで撮られた映像に極貴重な動物が写って
いるようだが、あまりに小さくて分かりにくい。
超解像度技術で高解像度化して判別しよう、という場合、
処理後の映像に『貴重な動物』らしきものが写っているん
だけど、それを信じていいのかを考えないといけませんね。
昔のBeta->Hi-Band->ED-Beta、あるいはVHS->S-VHSのような
メディア自体の情報量増加とは違うということに注意が必要
だと思います。
けど、普通の人はそういうことは気にしないんだろうなぁ。
ぱっと見で綺麗になっていればOKという人が大半のような気
がします。
Re: (スコア:1, 興味深い)
>> ホームビデオで撮られた映像に極貴重な動物が写っているようだが、あまりに小さくて分かりにくい。
というレベルのものをハッキリクッキリ見せるほど劇的に解像度が上がるわけではありません.将来はわかりませんが,少なくとも今のところはそんなレベルではないです.もちろん,この「あまりに小さくて」とかの想定度合いにもよりますけどね.感覚的に言うと,解像度が縦横それぞれ2倍とかになるレベルではないでしょう.せいぜい1.5倍程度じゃないですかね.
それと,
>> 処理後の映像ってコンピュータが描いたCGなんですよね。
とかいうことを言い出すと,そもそも大半のデジタル光学機器は手振れ補正やら色補正やら何やらとやたら処理した結果が吐かれているので,ずーっと前から貴方はCGばかりを見ていることになります.ですから,従来とほとんど変わりません.ご安心ください.
Re: (スコア:3, 興味深い)
電子的な手ぶれ補正の場合、カメラの動きからイメージャの出力範囲を動かして
手ぶれを少なくしているものが大半です。ですので写っていないものは出てきま
せん。最近の商品では写っていない範囲をCGで補完して手ぶれ補正するカメラが
あるのでしょうか?
また色補正というのは光源の色温度を判別して望ましいと思われる色温度での
描画に近づけるものです。少なくとも色温度補正は解像度には影響ありません。
そのレベルでCGと言われると、CCDやMOSのような半導体イメージャを使っている
とCGと言われそうですね。
どうせならならDVはデジタル化した後、圧縮していて再生時に復元するからCGです。
と言った方がより適切です。
Re: (スコア:0)
超解像も「写っていないもの」が出てくるわけではありません.手法にもよりますが,極端に言えば高周波強調や低周波強調と同じで,「元の信号に含まれているはずだが,画素のサンプリングの結果として見えなくなっている細かい信号」を頑張って復元しているだけです.
>> そのレベルでCGと言われると、CCDやMOSのような半導体イメージャを使っているとCGと言われそうですね。
そうですね.「信号に何か補正が加わったらCGなのだ」という主張に基づけば,CGということになりますね.
それと,「解像度に影響が無い処理はCGじゃないのだ」という理屈はおかしいと思いますよ.
#もちろん,「超解像」=「なんか嘘っぽい」という心理は理解できますけどね.;-p
Re: (スコア:2, 参考になる)
どうしても黙っていられなかったので。
超解像という言葉はマーケティング方面でかなりいい加減に扱われているので気をつけたほうがいいです。
1. (ハッブル望遠鏡とかの)本物の超解像
2次元映像に時間軸を加えて3次元的な統計処理を行い解像「度」を上げる手法。
GPSの座標を統計的に計測することで精度を向上させる手法に近い。
情報量は増えるので条件に合えば良好な結果が得られる。
2. 偽物の超解像
時間軸は使わないで1枚の画像をうさんくさいフィルタで処理して解像「感」を向上させる手法。
元の情報を推測で補うといえば聞こえがいいが、標本化定理を越えた部分は単なる推測に過ぎない。
ラプラシアンフィルタ(くっきりフィルタ)に毛の生えたもの。
超解像ブームにタダ乗りしておいしいところをかっさらおうとするマイナスイオン級の詐欺。
ちゃんと区別しましょう。
この話題での『超解像技術』 (スコア:1)
西川善司の大画面☆マニア [impress.co.jp]。
この解説を読む限り理論的には処理後の画像は、仮定された処理で再構成した高解像度映像の候補のうち、
再度、解像度を下げても、元映像と食い違いの少ない画像ということですね。
・・・私には見かけの高画質化と思えますし、開発者も高解像度パネルにSD画像を綺麗に写すといった見
かけの(情報量の)向上を目指していると思うんですけど。
1.の本物の超解像技術は、不勉強で分かりませんが、話題の私が話題にしたのはSpursEnginの超解像技術
です。
Re:この話題での『超解像技術』 (スコア:1)
解像「度」があがるわけではない(=ニセモノ)と思ってかまわないです。
リンク先の例で言えば東芝とNECのは超解像「感」です。
同じような手法を超解像と呼ばないビクターは良心的ですね。
ただ、人間の操るフォトショップが元画像よりきれいなニセ画像を生成可能であるように
画像を認識して適応型の加工を行うような仕組みについては、今後の発展しだいで
より解像「感」を向上させることは可能かと思います。
ただそれを超解像といって喧伝するのはマーケティングの行き過ぎでしょう。
日立やMotionDSPのは正統派の超解像「度」ですね。
動きの激しい動画ではさっぱりでしょうが、静止画に近ければ効果が期待できます。
例えば、リンク先の辞書の背表紙の文字が復元されるような処理は
東芝やNECのやりかたでは逆立ちしたってできません。