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IEEEカンファレンス、自動生成のニセ論文をアクセプト」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2008年12月24日 17時57分 (#1479960)
    タレ込みでは「査読付き」となっているが,この種のカンファレンスの口頭発表には査読は無い.
    発表件数枠に余裕があれば,何の選別もされず発表申込時のごく短いアブストラクトの内容によって適当なセッションへの配分が決定される.

    セッションチェアは活発に発表をしている人(つまり活発に学会活動をしている人)が,いわばその人の義務として互選・指名のような形で選ばれる. その分野の研究者が少なければ仕事を割り当てられる可能性が高くなるが,普通は何の事前承諾もなく架空の人物が指名されることは無いはず. 分野によっては適当にカンファレンスの出席予定者に割り当てすることがあるのかもしれんが. 

    ##某学会の来年春の口頭発表の準備をしているので絶対に匿名!
    • 私は本文にまではアクセスできないのですが,本家のコメント [slashdot.org]によれば,この発表は
      ポスターセッションでの発表のようです.
      通常ポスターセッションに回るのは,口頭発表するよりは重要性の低い研究で,ほとんど査読なしと言って
      構わないと思います.先ほど紹介したコメントにも「参加費を稼ぐために誰でも通すよ」的に書かれて
      いますし.
      カンファレンスの運営側も要旨しか読んでいないような状態かもしれませんし,そうであれば普通に
      あり得る話だと思います.

      ソーカル事件は今回のような単なるカンファレンスとは違い,一流誌で査読を受けて出版されたこと,
      偽論文とはいえ,それと同じ体裁の「本物の」論文が多数存在していたこと,告発を受けても批判された
      対象が真正面から問題に向き合わなかったこと(特に日本では)など,全く違う状況だと思います.

      #とはいえ,本家で一番面白かったコメント(レビューも自動生成だったんだよ! [slashdot.org])
      #のように気の利いた反応をしたいところ
      --
      kaho
      親コメント
      • by USH (8040) on 2008年12月24日 21時19分 (#1480078) 日記

        #とはいえ,本家で一番面白かったコメント(レビューも自動生成だったんだよ!)
        #のように気の利いた反応をしたいところ

        その自動生成の review で reject されてしまったりして、、、

        意味ありげな単語がちりばめられた意味不明のコメントが延々ついてきて、
        挙げ句のはてに reject。
        悩むだろうなぁ、、、

        親コメント
    • Re:査読付きじゃない (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2008年12月24日 19時17分 (#1480026)
      >##某学会の来年春の口頭発表の準備をしているので絶対に匿名!

      と書きつつIDだったら最高にかっこよかったのに
      親コメント
    • >この種のカンファレンスの口頭発表には査読は無い.

      分野(というか会議)によるんでは?
      採択率2-3割以下とかの国際会議もそれなりにありますし.
      #もちろん9-10割採択とかも多いんですが.
      親コメント
    • by gnaka (17369) on 2008年12月24日 18時20分 (#1479974) 日記
      念のため。ポスター発表だそうです。
      親コメント
    • >> タレ込みでは「査読付き」となっているが,この種のカンファレンスの口頭発表には査読は無い.

      私の専門分野では確かに国際会議論文は全く業績にはなりませんが,
      電気・通信分野だとどこかの雑誌に原著論文としてアクセプトされるより,
      IEEEのカンファレンスにアクセプトされるほうが業績としては上だと伺っているのですが・・・.

      # それでよく,学位審査の受理用件に合致するかしないかで異分野の人間がもめるもめる.
      親コメント
      • by nanno (17292) on 2008年12月24日 18時35分 (#1479987)
        私の分野では業績にならないし、そもそも「論文」ではなく「口頭発表」ですね。
        こういう発表を「論文」と称するのも違和感があります。もしproceedingを書けば
        業績になりますが、下手すりゃ0.5報と数えられることもあります。
        IEEEの実情はよく知りませんが、数行のabstractしか提出していないようですし
        ポスター発表ですから実質的な審査はなかったのではないかと想像します。
        親コメント
        • by nionio (37211) on 2008年12月24日 20時09分 (#1480049)
          情報学系の学会においては、いわゆるproceedingも論文と呼ぶのが通例になっています。また、他の方も書かれていますが、下手な論文誌掲載論文よりも著名な国際会議での口頭発表の方が評価が高いです。これは、年単位になりかねない査読やpreprint等を通した議論よりも、さっさと発表してその場で議論して成果を持ち帰った方が良い、というスタンスから来ています。このあたりは各分野のスピード感によっても変わってくるところでしょうし、どちらが良いということも簡単には言えないのですが。

          なもので、情報学以外の分野の人と話していると、極端な表現ですが、主戦場は論文誌で会議参加は旅行という感覚なんだろうなー…と思うこともしばしばです(笑)
          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2008年12月24日 18時58分 (#1480005)
          >そもそも「論文」ではなく「口頭発表」ですね。

          学会等における発表を「論文」と称するのはそれなりに一般的だと思います。
          #業績で言う「論文」とはまたちょっと違う単語としてです。字面は同じですが。
          JSPSなどの補助で開いた学会の事後報告書などにおいても、発表件数に関して「総発表論文数○○件」
          等と書くこともしばしばですし。
          まあ元々(何百年か前)学会そのものが各自が論文を持ち寄り議論する場だった事を考えれば、自然と
          言えば自然なんですかね。

          あと、SIGIRの様に採択率が2割以下だったりして下手な論文誌より発表が大変(それに伴い下手な
          論文誌より業績として高く評価される)場合もあったりするんで油断がなりません。
          親コメント
          • by momochi (17543) on 2008年12月24日 20時23分 (#1480055)
            >学会等における発表を「論文」と称するのはそれなりに一般的だと思います。

            いやいや、学会発表を論文と称するのが一般的な分野もあるでしょうが、結局
            「分野によるよね」ってのがnanno氏の主張なわけです。すべての分野で一般的
            ではないのは、反例により明らか。

            だからこそ、その親コメントにあるように
            ># それでよく,学位審査の受理用件に合致するかしないかで異分野の人間がもめるもめる.
            ことになる訳です。

            学会の報告書であれば記載するのは「論文」と付いててもすべて「その学会における発表」
            ですから問題にならないでしょう。個人の業績報告書には分野による感覚の違いをを勘案
            してか、論文、書籍、学会発表と分けて、さらに学会発表は国際学会か国内か、査読がある
            のかないのかを区別して記載するようになっている場合が多いです。特にフォーマットが
            分野をまたいで共通の場合はね。あとは分野ごとに重み付けを変えて評価すればよろしい、
            ということでしょう。

            最近私の隣の学科で、とある(それほど大規模でない)国際学会の査読会議がありましたが、
            十数名の科学者が朝から晩まで一週間会議をしてました。もちろんどんな会話が交わされた
            かは知りませんが、その期間の長さから察するに大変な仕事だったと思われます。

            IEEEのような大規模な学会でたかがポスターに査読の手間を欠ける余裕がないのは想像に難く
            なく、むしろ広く門戸を開くためリジェクトを控えるポリシーがあるのかもしれず、そこを
            偽アブストが通ったからといって、「だから何」ってのが感想です。

            親コメント
        • 誤解を招くような書き方で申し訳ありません.

          >> 私の専門分野では確かに国際会議論文は全く業績にはなりませんが,
          の『国際会議論文』はproceedingsの意味で書きました.
          私のいる分野だとproceedingsは業績に含まれず,いくら出しても0報です.

          先入観で『IEEEのカンファレンスにアクセプトされる』=『proceedingsがアプセプとされる』であり,
          IEEEのproceedingsが原著論文一報以上に評価されているものだと思っていました.
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      • by Anonymous Coward on 2008年12月24日 18時38分 (#1479992)
        IEEEの冠をつけたカンファもピンキリです。
        IEEEの名前だけでは、良い会議かどうかは言えません。

        Acceptance Rateは会議のレベルを示すひとつの基準となるでしょうが、
        Acceptance Rateが高いからといってレベルが低い会議とも言えません。
        (研究者が少ない分野など)
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      こういう(ほぼ)査読無しの発表で下らないネタを披露するのは本当に恥知らずもいいところだと思う。知的誠実さは応募者の方の良心に委ねられているものであって、そこを踏み躙るのは卑怯者でしょう。
      ソーカル事件ではソーカルはそれがもっともらしく見えるように努力したそうだし、彼には彼の主張があってやったこと。
      やるならソーカルのようにその筋では権威のある雑誌に挑戦すべきでしょうね。
    • by Anonymous Coward
      NatureやScienceにすら捏造論文が載ってしまう時代ですから、 査読付きならば、防げるとは限らないでしょう。
      • by Anonymous Coward
        捏造論文といえば通常は実験や観測結果の捏造ですから、そもそも誤りと区別することは非常に困難でしょう。
        今回のは要旨だけ見てもナンセンスな文言が並んでいますから、形式的なチェックだけでなくちゃんと査読すれば間違いなくはねられる筈です。

人生unstable -- あるハッカー

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