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記事中の「診療所」は「病院・診療所」です。もしくは「医療機関」。ベッド数20以上が病院 [wikipedia.org]、それ未満乃至入院設備なしが診療所 [wikipedia.org]と使い分けられています。
それはともかく、検索すると次の記事を見つけたのでリンクします。
日本医師会がこの件についてのアンケートを行っています (概要 [med.or.jp]、報告書[PDF] [med.or.jp])。昨年春 (2008/3/17∼4/30) の時点でも実施している医療機関が2.0%、またこれを機に廃業を考えているのが8%以上あることが判ります。
またアンケートを読み進めると、開設者 (院長?) の年齢が高いほど廃業を考えている割合が高いことが判ります (P9)。医療分野では「定年」が存在せず、高齢の医師が勤める医療機関が地方医療では大きな比重を支えていることが知られています。そもそも厚労省も高齢医師も戦力としてみているわけですし。こういう人たちがごそっと抜けるのは、単純な「競争」としては間違っていないのかもしれませんが、医療という生活に必要なものに当てはめていい考え方かは疑問があります。タレコミ人は『そもそも医者の怠慢なのだろうか?』(アレたま時点でこのような煽り文句があった) としていますが、単純な費用負担すらままならない状況ですので (一応初診料に「電子化加算」の3点が加わるそうです。ちなみに1点=10円)、「怠慢」呼ばわりはひどいんじゃないかなぁと。
なお日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会が合同でオンライン請求の完全撤廃を求める共同声明 [med.or.jp]を行っています (2008/10/22)。
>なお日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会が合同で>オンライン請求の完全撤廃を求める共同声明を行っています (2008/10/22)。
なんだかねぇ。日本医師会が日医IT化宣言 [med.or.jp]を出して今年で8年、自分で宣言しておきながら8年経っても対応できず、挙げ句に国を提訴とは、情けないやら悲しいやら
>「怠慢」呼ばわりはひどいんじゃないかなぁと。その「怠慢」を連呼していた毎日新聞へのあてつけじゃねえの?
>法令順守しつつ利益を増やすには支出を削る以外に無い
無駄な診療、投薬を行うという手があるような。オンラインで簡単に調べられるようになると、その場合大変困りますね。
もうずいぶん前に死んだうちの祖母の例だと、腰が痛いというので二週間に一回くらい整形外科に腰をあっためる(?)ような治療に行っていたらしいのだが、家にあるからいらんと言っても毎回大量の貼り薬を持って帰ってきてました。
こんなにたくさんどうするのと言っても、タダみたいなもんだから持って帰ってと言われたそうな。家族の人も使えるものだからいっぱい持って帰りなさいとのこと。貼り薬が無くなったら行きますって言ったら無くならなくても来いと。
そりゃもう大量の貼り薬だらけでしたよ。しかも個別包装じゃないからカピカピに乾燥していく一方。
ここ数年でこのような無駄が減ったのならそれは良いことだと思います。
その意見は、ほとんどの医師が有している特性だとなぜ言い切れるの?
200x年の時点で某地方国立大の付属病院が「やっと」カルテの電子化やってたりする。しかもそれが先進的と評価されてた。
#その案件に関わってたのでAC
それは以前の話だよね?今となっては新規開業医や中規模の医院なら既に電子化してるのに、全部断られたっていうのが今の話だとしたら問題だよ。
技術的にハードルが無いが普及しないっていうのは、コストとユーザビリティをはかりにかけて使えないって思われたんじゃない?参入障壁があるとユーザーが感じるるのであれば、その障壁を下げるのはベンダーの仕事で、何も医業に限った話じゃないよね?
医者のお客さんでVaio持ってる人、一般人より紛れもなく多い。
まず、たいていの医者はカルテを手書き。患者と会話しながらカルテ書いてるから、PCには向えないだろ。電子カルテを導入すると、それを「入力する」事務が単純に増えるのだよ。
あとレセプトのほうは、たいてい医者ではなく事務員がやってるかな。医療機関の規模によっては看護師が兼務だったりするか。なので、こっちのほうに投資する金があるかないか、だねぇ。
医者側にあまりメリットがないのは確かだろう。相手の都合に合わせるためだけに自腹を切るのは誰だって嫌でしょ。
>まず、たいていの医者はカルテを手書き。>患者と会話しながらカルテ書いてるから、PCには向えないだろ。>電子カルテを導入すると、それを「入力する」事務が単純に増えるのだよ。
あなたの「たいてい」がどういうデータに基づいているのかは知りませんが、私の家族がいく医者は、個人開業医が4~5件ですが、全員直接PCにカルテを入力していますよ。主な症状や薬はドロップダウンで選ぶだけなので、非常に楽そうです。
処方箋も直接プリンタから出てくるので、ほとんど待たされることもありません。はっきり言って、事務効率化という観点で、医者側のメリットは大きいように見えます。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
Re: 医師1000名が、レセプトオンライン請求義務化に対して国を提訴 (スコア:5, 興味深い)
記事中の「診療所」は「病院・診療所」です。もしくは「医療機関」。ベッド数20以上が病院 [wikipedia.org]、それ未満乃至入院設備なしが診療所 [wikipedia.org]と使い分けられています。
それはともかく、検索すると次の記事を見つけたのでリンクします。
日本医師会がこの件についてのアンケートを行っています (概要 [med.or.jp]、報告書[PDF] [med.or.jp])。昨年春 (2008/3/17∼4/30) の時点でも実施している医療機関が2.0%、またこれを機に廃業を考えているのが8%以上あることが判ります。
またアンケートを読み進めると、開設者 (院長?) の年齢が高いほど廃業を考えている割合が高いことが判ります (P9)。医療分野では「定年」が存在せず、高齢の医師が勤める医療機関が地方医療では大きな比重を支えていることが知られています。そもそも厚労省も高齢医師も戦力としてみているわけですし。こういう人たちがごそっと抜けるのは、単純な「競争」としては間違っていないのかもしれませんが、医療という生活に必要なものに当てはめていい考え方かは疑問があります。タレコミ人は『そもそも医者の怠慢なのだろうか?』(アレたま時点でこのような煽り文句があった) としていますが、単純な費用負担すらままならない状況ですので (一応初診料に「電子化加算」の3点が加わるそうです。ちなみに1点=10円)、「怠慢」呼ばわりはひどいんじゃないかなぁと。
なお日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会が合同でオンライン請求の完全撤廃を求める共同声明 [med.or.jp]を行っています (2008/10/22)。
レセコン業者と役人の結託? (スコア:2)
# レセコンのリース料+カルテ入力のオペレータの人件費が問題。患者数の少ないとこは廃業ですね
レセコン業者と役人が結託してるんじゃね~の?と、根拠のない邪推が湧くのを停められない…
notice : I ignore an anonymous contribution.
日医IT化宣言から8年 (スコア:0)
>なお日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会が合同で
>オンライン請求の完全撤廃を求める共同声明を行っています (2008/10/22)。
なんだかねぇ。
日本医師会が日医IT化宣言 [med.or.jp]を出して今年で8年、
自分で宣言しておきながら8年経っても対応できず、
挙げ句に国を提訴とは、
情けないやら悲しいやら
Re: (スコア:0)
>「怠慢」呼ばわりはひどいんじゃないかなぁと。
その「怠慢」を連呼していた毎日新聞へのあてつけじゃねえの?
Re: 医師1000名が、レセプトオンライン請求義務化に対して国を提訴 (スコア:1, 興味深い)
工場のように流れ作業で大量生産するにも限界があるため、
法令順守しつつ利益を増やすには支出を削る以外に無いのが要因かと。
最近は重症で回復の見込みの薄い患者を受け入れないことで利益を増やすという
新しいスキームがあるようですけどね。:-
Re: (スコア:0)
>法令順守しつつ利益を増やすには支出を削る以外に無い
無駄な診療、投薬を行うという手があるような。
オンラインで簡単に調べられるようになると、その場合大変困りますね。
Re: 医師1000名が、レセプトオンライン請求義務化に対して国を提訴 (スコア:3, 興味深い)
病名によって診療報酬が決まって、その診療報酬内で
やり繰りする制度にうつっています。薬を減らせば
減らすほど儲かるという素敵な制度です。
他には治療成績(三カ月以内に退院した人の割合)で診療報酬を
割増する制度もあります。短期間で回復しそうな人だけを
診療し、重症患者を避けるようにすると儲かる仕組みです。
危なっかしい診療報酬制度が多々作られています。
無駄な投薬が多いのも事実だと思います (スコア:1)
もうずいぶん前に死んだうちの祖母の例だと、
腰が痛いというので二週間に一回くらい
整形外科に腰をあっためる(?)ような治療に
行っていたらしいのだが、家にあるからいらん
と言っても毎回大量の貼り薬を持って帰ってきてました。
こんなにたくさんどうするのと言っても、
タダみたいなもんだから持って帰ってと言われたそうな。
家族の人も使えるものだからいっぱい持って帰りなさいとのこと。
貼り薬が無くなったら行きますって言ったら無くならなくても来いと。
そりゃもう大量の貼り薬だらけでしたよ。
しかも個別包装じゃないからカピカピに乾燥していく一方。
ここ数年でこのような無駄が減ったのならそれは良いことだと思います。
屍体メモ [windy.cx]
Re: (スコア:0)
その意見は、ほとんどの医師が有している特性だとなぜ言い切れるの?
Re: (スコア:0)
200x年の時点で某地方国立大の付属病院が
「やっと」カルテの電子化やってたりする。
しかもそれが先進的と評価されてた。
#その案件に関わってたのでAC
Re: (スコア:0)
医療機関に売り込みに行って全部断られてたのでAC
Re: (スコア:0)
それは以前の話だよね?
今となっては新規開業医や中規模の医院なら既に電子化してるのに、全部断られたっていうのが今の話だとしたら問題だよ。
技術的にハードルが無いが普及しないっていうのは、コストとユーザビリティをはかりにかけて使えないって思われたんじゃない?参入障壁があるとユーザーが感じるるのであれば、その障壁を下げるのはベンダーの仕事で、何も医業に限った話じゃないよね?
Re: (スコア:0)
医者のお客さんでVaio持ってる人、一般人より紛れもなく多い。
Re: (スコア:0)
まず、たいていの医者はカルテを手書き。
患者と会話しながらカルテ書いてるから、PCには向えないだろ。
電子カルテを導入すると、それを「入力する」事務が単純に増えるのだよ。
あとレセプトのほうは、たいてい医者ではなく事務員がやってるかな。
医療機関の規模によっては看護師が兼務だったりするか。
なので、こっちのほうに投資する金があるかないか、だねぇ。
医者側にあまりメリットがないのは確かだろう。
相手の都合に合わせるためだけに自腹を切るのは誰だって嫌でしょ。
Re: 医師1000名が、レセプトオンライン請求義務化に対して国を提訴 (スコア:1)
>まず、たいていの医者はカルテを手書き。
>患者と会話しながらカルテ書いてるから、PCには向えないだろ。
>電子カルテを導入すると、それを「入力する」事務が単純に増えるのだよ。
あなたの「たいてい」がどういうデータに基づいているのかは知りませんが、
私の家族がいく医者は、個人開業医が4~5件ですが、全員直接PCにカルテを入力していますよ。
主な症状や薬はドロップダウンで選ぶだけなので、非常に楽そうです。
処方箋も直接プリンタから出てくるので、ほとんど待たされることもありません。
はっきり言って、事務効率化という観点で、医者側のメリットは大きいように見えます。