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「我が国」「君が代」のように古文の「が」には、連体修飾の用法があります。
実は、こちらが元々の用法です。 例えば「君が摘む菜」のような場合、 「君が[摘む]菜」という構造が「[君が摘む]菜」と誤解されて 主格の用法ができた考えられています。
ほうほう。興味深いですね。でも、「如く」は体言じゃないんだけどなぁ、と思ってしまいます。
元ACです。 外出しようとログアウト直後に日記を見たので、AC で失礼しました。
一般的な古文の文法書では「ごとく」は、 ご指摘の通り体言ではなく、 助動詞「ごとし」の連用形です。 ただし、「ごとし」の接続は、用言の連体形か、連体格の「が」「の」です。 奈良期までさかのぼると、形式的な体言「ごと」であり、 形容詞的な活用をしていなかったことの名残りです。
現代語の「ごとく」は、これが化石化して残っているものです。 多くの国語辞典で、 こうした比較的使われながら現代語の文法では処理できない語については、 項目が立てられていますので、ご覧ください。 「の」「が」の両方が許容されているはずです。
丁寧な説明をありがとうございます。手許に国語辞典がないので、帰宅後にじっくり調べてみようと思います。確かに「ごとし」が「ごと」だったというのはどこかで聞いた気がします。誰に教わったんだったっけ? あれは体言だったんだ...
浅い思慮で疑問を書き出すのも、たまにはこのような学びの機会につながってありがたいことです。いい気になって垂れ流しにするとただの馬鹿ですが。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
古文もどき (スコア:2, 参考になる)
「我が国」「君が代」のように古文の「が」には、連体修飾の用法があります。
実は、こちらが元々の用法です。 例えば「君が摘む菜」のような場合、 「君が[摘む]菜」という構造が「[君が摘む]菜」と誤解されて 主格の用法ができた考えられています。
Re: (スコア:1)
ほうほう。興味深いですね。でも、「如く」は体言じゃないんだけどなぁ、と思ってしまいます。
Re: (スコア:3, 参考になる)
元ACです。 外出しようとログアウト直後に日記を見たので、AC で失礼しました。
一般的な古文の文法書では「ごとく」は、 ご指摘の通り体言ではなく、 助動詞「ごとし」の連用形です。 ただし、「ごとし」の接続は、用言の連体形か、連体格の「が」「の」です。 奈良期までさかのぼると、形式的な体言「ごと」であり、 形容詞的な活用をしていなかったことの名残りです。
現代語の「ごとく」は、これが化石化して残っているものです。 多くの国語辞典で、 こうした比較的使われながら現代語の文法では処理できない語については、 項目が立てられていますので、ご覧ください。 「の」「が」の両方が許容されているはずです。
Re:古文もどき (スコア:1)
丁寧な説明をありがとうございます。手許に国語辞典がないので、帰宅後にじっくり調べてみようと思います。確かに「ごとし」が「ごと」だったというのはどこかで聞いた気がします。誰に教わったんだったっけ? あれは体言だったんだ...
浅い思慮で疑問を書き出すのも、たまにはこのような学びの機会につながってありがたいことです。いい気になって垂れ流しにするとただの馬鹿ですが。