<!-- A bike shed on the other hand. Anyone can build one of those over @@ -201,10 +201,10 @@ doing his job, that he is paying attention, that he is *here*. --> さぁ一方自転車小屋だ。週末をつぶせばだれでも作ることができ、余った時間 -でゲームだのテレビだのを楽しむことさえできるだろう。どんなに用意周到で -あったとしても、どんなに妥当な提案だったとしても、だれかがあなたの芽を -摘みにかかる。自分もなにかやっていることを示すために。自分もそれに注目 -してることを示すために。「俺を忘れるな」と言いたいがために。 +にテレビで試合を見て楽しむことさえできるだろう。どんなに用意周到であっ +たとしても、どんなに妥当な提案だったとしても、だれかが機会をとらえては、 +自分もなにかやっていることを示したり、自分もそれに注目してることを示し +たり、「俺を忘れるな」と言ったりするだろう。
<!-- In Denmark we call it "setting your fingerprint". It is about @@ -215,9 +215,9 @@ --> デンマークでは、こういったことを「指紋をつける」って言うんだ。個人的な プライドや見栄のために何かをして、あとからその証拠を見せられるようにす -る。「ほら見ろよ。これ、俺がやったんだ」てな具合にね。政治家どものやり -そうなことでもあるが、最近は一般人もよくそんなことをしてる。ほら、よく -生乾きのセメントに足跡がついてたりするだろう? +る。「ほら見ろよ。これ、俺がやったんだ」てな具合にね。政治家どものよく +やりそうなことでもあるが、一般人だって機会があればやりそうだよ。ほら、 +よく生乾きのセメントに足跡がついてたりするだろう?
<!-- I bow my head in respect to the original proposer because he stuck
[patch] (スコア:1)
ていただければ幸いです。
「カネで愛は買えない」のセクションにもいくつか気になる部分がありますが、
それはまた後ほど書きます。
--- ch04.xml.orig 2009-03-13 13:41:53.000000000 +0900
+++ ch04.xml 2009-03-13 17:24:30.000000000 +0900
@@ -1230,11 +1230,11 @@
メーリングリストでの議論や既に有効になっている合意をベースにしていることを明示するようにしましょう。
実際に記録するときは、
Re:[patch] (スコア:1)
--- ch05.xml.orig 2009-03-13 13:41:53.000000000 +0900
+++ ch05.xml 2009-03-13 20:00:19.000000000 +0900
@@ -1038,7 +1038,8 @@
1日に2回メーリングリストに繰り返し投稿することではありません。
カネが作り出す <emphasis>可能性がある</emphasis> 葛藤を鎮める機会を探っておくべき、
というだけです。そういった葛藤が既にあるものと考える必要はありませんが、
- カネによってそういうことが起きるかもしれない、ということを認識しておく必要はあります。
+ カネによってそういうことが起きる可能性を認識している、
+ ということを行動で示しておく必要はあります。
</para>
<!--
@@ -1054,9 +1055,9 @@
-->
<para>
- そういった葛藤の良い例が Subversion プロジェクトで起こりました。
- Subversion は、プロジェクト開始時からカネを出していて、
- 何人かの開発者 (お断り: 筆者もそのうちのひとりです) に給料を支払っていた <ulink url="http://www.collab.net/">CollabNet</ulink> が始めたものです。
+ そういった行動の良い例が Subversion プロジェクトで起こりました。
+ Subversion は、何人かの開発者 (お断り: 筆者もそのうちのひとりです) に給料を支払って <ulink url="http://www.collab.net/">CollabNet</ulink> が始めたものです。
+ CollabNet は、プロジェクト開始時からずっとプロジェクトに一番カネを出しています。
プロジェクトが始まってすぐ、CollabNet は Mike Pilato という別の開発者を雇いました。
彼を雇うまでに、コーディングは既に始まっていました。
Subversion はまだ開発の初期段階でしたが、
@@ -1079,13 +1080,13 @@
Mike を雇うことで、面白い疑問が出てきました。
Subversion プロジェクトには、
新しい開発者にコミット権限をどうやって与えるかに関するルールが既にありました。
- まず、彼は開発用メーリングリストに修正プログラムをいくつか投稿しました。
+ まず、彼は開発用メーリングリストに修正プログラムをいくつか投稿します。
十分な量の修正が彼の修正プログラムによって行われ、他のコミッター達は、
- 彼が自分がしていることをよく理解していることを知りました。
- その後、Mikeは直接コミットしたらいいじゃないかと提案した人がいました(<xref linkend="committers"/> で説明していますが、
- この提案は非公式なものでした)。
- そして提案をした人の一人が彼にメールを送り、既にいるコミッター達が同意するものと見做して、
- プロジェクトリポジトリへのコミット権限を与えたのです。
+ 彼が自分がしていることをよく理解していることを知ります。
+ その後、コミッターの誰かが彼は直接コミットしたらいいじゃないかと提案します(<xref linkend="committers"/> で説明していますが、
+ この提案は内密に行います)。
+ そして既にいるコミッター達が同意をすれば、コミッターの一人が彼にメールを送り、
+ プロジェクトリポジトリへのコミット権限を提供するのです。
</para>
<!--
@@ -1116,8 +1117,8 @@
プロジェクトが設定したガイドラインを無視する権利があると宣言することになってしまいます。
それによる影響はすぐには顕在化しないでしょうが、
カネを貰っていない開発者がコミッターを選ぶ権利を奪われたと感じてしまう事態が徐々に出てくるでしょう。
- CollabNet に雇われていない人がコミット権限を得るには、
- カネでそれを買わねばならならないのです — つまり、CollabNet はコミット権限を買っているだけなのです。
+ CollabNet に雇われていない人はコミット権限を努力して獲得しなければならないのに、
+ CollabNet はコミット権限をただ買うだけで手に入れられるなんて。
</para>
<!--
Re:[patch] (スコア:1)
tkobaさん、重ねてpatchありがとうございます m(_ _)m
> - カネによってそういうことが起きるかもしれない、ということを認識しておく必要はあります。
> + カネによってそういうことが起きる可能性を認識している、
> + ということを行動で示しておく必要はあります。
上記の部分は明らかな誤訳なので、少し調整した上で採用させて頂きました
> - そういった葛藤の良い例が Subversion プロジェクトで起こりました。
> + そういった行動の良い例が Subversion プロジェクトで起こりました。
上記も、誤訳に関連した部分ですので、少し調整した上で採用させて頂きました。
> - Subversion は、プロジェクト開始時からカネを出していて、
> - 何人かの開発者 (お断り: 筆者もそのうちのひとりです) に給料を支払っていた CollabNet が始めたものです。
> + そういった行動の良い例が Subversion プロジェクトで起こりました。
> + Subversion は、何人かの開発者 (お断り: 筆者もそのうちのひとりです) に給料を支払って CollabNet が始めたものです。
> + CollabNet は、プロジェクト開始時からずっとプロジェクトに一番カネを出しています。
ここは、おそらく文章の繋がりに関する指摘であり、どのように繋げるか、という話だと思います。
tkobaさんの繋げ方の方が読みやすいと考えたので、そのまま採用させて頂きました。
> - まず、彼は開発用メーリングリストに修正プログラムをいくつか投稿しました。
> + まず、彼は開発用メーリングリストに修正プログラムをいくつか投稿します。
> (...snip)
ここの部分はプロジェクトの一般的なルールに関するものだから、現在形にすべきという指摘だと
思います。尤もだと思いますので、概ね採用させて頂きました。
> - CollabNet に雇われていない人がコミット権限を得るには、
> - カネでそれを買わねばならならないのです — つまり、CollabNet はコミット権限を買っているだけなのです。
> + CollabNet に雇われていない人はコミット権限を努力して獲得しなければならないのに、
> + CollabNet はコミット権限をただ買うだけで手に入れられるなんて。
earn をどう解釈するか、という問題だと思います。「努力する」の方が、カネを出しているヒトと
そうでないヒトの比較として正しいものだと思いますので、少し私流に調整した上で採用させて頂きました。
最終的な修正は、以下をご覧ください。ありがとうございます。
http://www.producingoss.com/ja/money-vs-love.html [producingoss.com]
# 無精、短気、傲慢、これ最強
[patch] bikeshed (スコア:1)
# 改行位置の変更で膨れ上がっています。
bikeshedメールはch06で一部引用されていますが、訳をappcと統一したほうが
いいのではないでしょうか。
あと気になったのは、board of directors が「取締役会」となっていますが、
これは役所の話のはずなので別の語をあてたほうがいいと思います。Wikipedia
の「パーキンソンの凡俗法則」のエントリでは「委員会」となっています。
cf. http://ja.wikipedia.org/wiki/パーキンソンの凡俗法則
--- appc.xml.orig 2009-03-13 13:41:53.000000000 +0900
+++ appc.xml 2009-03-16 20:00:56.000000000 +0900
@@ -188,10 +188,10 @@
-->
パーキンソンによると、原子炉施設はあまりに巨大で高価そして複雑であるた
めにみんながその内容を把握できなくなるということだ。考えようともせずに
-思考停止してしまい、「まぁ誰かがチェックしてくれるから取り返しのつかな
-い事態は避けられるだろう」ということになってしまう。リチャート・P・ファ
-インマンの著書には、これに関連するロス・アラモスでの興味深い事例がいく
-つか紹介されている。
+思考停止してしまい、「まぁここまで来る前に誰か他の人が一部始終をチェッ
+クしただろう」ということになってしまう。リチャート・P・ファインマンの著
+書には、これに関連するロス・アラモスでの興味深い事例がいくつか紹介され
+ている。
<!--
A bike shed on the other hand. Anyone can build one of those over
@@ -201,10 +201,10 @@
doing his job, that he is paying attention, that he is *here*.
-->
さぁ一方自転車小屋だ。週末をつぶせばだれでも作ることができ、余った時間
-でゲームだのテレビだのを楽しむことさえできるだろう。どんなに用意周到で
-あったとしても、どんなに妥当な提案だったとしても、だれかがあなたの芽を
-摘みにかかる。自分もなにかやっていることを示すために。自分もそれに注目
-してることを示すために。「俺を忘れるな」と言いたいがために。
+にテレビで試合を見て楽しむことさえできるだろう。どんなに用意周到であっ
+たとしても、どんなに妥当な提案だったとしても、だれかが機会をとらえては、
+自分もなにかやっていることを示したり、自分もそれに注目してることを示し
+たり、「俺を忘れるな」と言ったりするだろう。
<!--
In Denmark we call it "setting your fingerprint". It is about
@@ -215,9 +215,9 @@
-->
デンマークでは、こういったことを「指紋をつける」って言うんだ。個人的な
プライドや見栄のために何かをして、あとからその証拠を見せられるようにす
-る。「ほら見ろよ。これ、俺がやったんだ」てな具合にね。政治家どものやり
-そうなことでもあるが、最近は一般人もよくそんなことをしてる。ほら、よく
-生乾きのセメントに足跡がついてたりするだろう?
+る。「ほら見ろよ。これ、俺がやったんだ」てな具合にね。政治家どものよく
+やりそうなことでもあるが、一般人だって機会があればやりそうだよ。ほら、
+よく生乾きのセメントに足跡がついてたりするだろう?
<!--
I bow my head in respect to the original proposer because he stuck
Re:[patch] bikeshed (スコア:1)
2.と3.は「パーキンソンの法則」の日本語訳にあわせたものです。 4.はもともと http://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP/books/faq/misc.html#BIKESHED-PAINTING [freebsd.org] の訳を引用させていただいていたものですが、新たに翻訳した内容にそろえました。
TAKAGI Masahiro a.k.a. m-takagi