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「HTMLやってる」人を何と呼ぶ?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward
    日本では一時期マークアップエンジニアと言われて、いろいろ議論があったような。
    • 「マークアップエンジニア」という言葉を作った人です。

      一時期というか、どうも今じゃむしろ一般的な(もちろん世間一般じゃなくて、界隈一般)職種になっているようで、なんとなく感慨深くもあります。求人でもわりと使われている用語として定着しつつあるようですし。しかし、ちょっとなんというか、その肩書きを名乗るポジションの扱い的には、僕が本来イメージしていたものよりは下回っているかなという感触も、事実としてあります(それがイイ悪いの話ではなく)。

      今マークアップエンジニア(ME)には大きく2種類があって、しいていうなら Big ME と Little ME に分けられるのでしょう。僕は自身がそうであるという自負も踏まえて、ME という言葉自体に対して抱くイメージは Big ME ですが、これは Little ME を否定するものではありません。

      そもそも Big ME が Little ME よりも上だということではないからです。Big ME はクリエイティブやデザイン領域から表現と実装を俯瞰するデザインエンジニアであり、Little ME は ME の担う職域のなかでもよりオペレーション領域に特化したスペシャリストであるといえます。

      そして、それぞれの中にその熟練度や業務責任などに応じて、アソシエイト(アシスタント)とかマネージャーとかディレクターとかっていう職位が付随することで、各自のタイトルとなるでしょう。こういった職位という観点での上下関係は、もちろんあると思います。

      インフォメーションアーキテクト(IA)界隈(特に欧米の本家IA的な界隈)でも、Big IA と Little IA という議論がありまして(というか上述のはMEをこの概念で構成した話なので)、あるいは IA ではなくインタラクションデザイナー(IxD)だというような議論も一方ではあり、しかしそういった議論の根底から考え直させようという「そもそも IA や IxD などいなくて我々は皆ユーザーエクスペリエンスデザイナー(UXD)だ」っていうような、そういう議論が最近ホットなトピックとなっています。

      ただその勢いで UXD だっていってしまうと、ハイレベル(抽象的)な領域に踏み込んでいったものはいつしかすべてそうなってしまうと思いますし(ME も Big ME を突き詰めると UXD になってしまう)、そうなると「There're no ME, no SE/PG, ...」と続けて言えてしまいそうです。それはそれで良いのかもしれませんが、自分の一番根っこになっているのは何だというのが希薄になってしまいかねないという懸念もあります。僕は個人的には、具体的にどんな物質的成果物を提供できるのかが属人的すぎる UXD などの肩書きなんかよりも、ME なり IA なりといった肩書きのほうが好きですね。自分にとっての原点を傍らに置いておける安心感みたいなものもありますし。

      職域や職能について考えたり共有をはかったりすること自体は、ふだんの仕事においても各人のキャリアパスを考えるにおいても有益なことだと思います。いろいろ議論すれば良いと思いますが、議論が言葉遊びになってしまったり、論点が何が上で何が下だというようなところになってしまったりすることも多々あるように見受けるので、そうでない議論が求められると思います。

      親コメント

にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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