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#以下はつぎはぎの知識なので大幅に誤っている可能性があります。#突っ込みよろしくお願いします。
過去にはSN 1987A [wikipedia.org]という超新星が、ベテルギウスと同じくらい(太陽の20倍程度)の質量の星の爆発であったようです。
手持ちの本によると、このSN 1987Aの爆発は、赤色超巨星→青色巨星→鉄崩壊→爆発という過程であったみたいなのですが、その間の核融合反応は以下のように進行したとあります。
1.水素→ヘリウム(恒星として普通の反応)
2.ヘリウム→炭素 ヘリウムの中心核が収縮し、外側の層は膨張して赤色巨星になる。 膨張により外側のガスの層が重力圏を脱して恒星風となって拡散、その分星が小さくなる。
3.炭素→ネオン 炭素による反応が1000年ほど続き、恒星は収縮し続ける。 太陽の50倍程度の大きさの青色巨星になる。(青色巨星になるのはこの段階?)
4.ネオン→シリコン 収縮により中心の温度がさらに上昇し、ネオンが反応を開始する。 この反応は1年程度続く。 恒星は速やかに収縮する(?)
5.シリコン→鉄 2日で反応が終了し、反応するものが無くなる。 (鉄の原子核は安定していて、恒星の核融合ではこれ以上反応しない) 恒星は急激に収縮する(?)
6.鉄崩壊→爆発
勝手に補足した部分は括弧書きでクエスチョンをつけていますが、今は3と4のどっちの段階でしょうかね?3だとすると、爆発するとしても、まだしばらく時間がかかりそうですが、4だとするとかなりワクワクします。
#個人的には、こういうプロセスが20世紀の終盤近くなるまで明らかになっていなかったことが意外でした。
> #個人的には、こういうプロセスが20世紀の終盤近くなるまで明らかになっていなかったことが意外でした。
Life Nature Library の日本語版に、恒星進化のプロセスの説明があったと記憶しています。(核融合反応の変化についても図入りの説明が載っていたはず。今でも家の納戸に入っているはずだけど、残念ながらすぐに取り出せる状態でない)
今確認したら、原語版の The Universe は 1962 年刊行、1966, 1967 年改訂となっていますね。(ソースは Wikipedia: http://en.wikipedia.org/wiki/LIFE_Nature_Library [wikipedia.org] )
さすがに、1960 年代を 20 世紀終盤とは言わないと思います。
恒星進化の過程のうち、赤色巨星が縮んで青色巨星になる部分は20世紀終盤近くになって判明した模様(手元のブルーバックス(超新星1987Aに挑む)より)。おおまかなストーリーはおっしゃるとおり50年代には成立しています。#マーチン・シュヴァルツシルト(ブラックホールで有名なカール・シュヴァルツシルトの息子)が#ノイマンの作ったコンピュータを用いたシミュレーション結果から提唱。#なんというコラボレーション。
しかし、1980年代にストーリーが修正されたようです。
1960年頃との違い:星は老年になると膨張して赤色巨星になり、その後超新星爆発する1987年以後:星は老年になると膨張して赤色巨星になるが、(一部?)収縮して青色巨星になり、その後超新星爆発する
進化過程修正のきっかけは、1987年に観測された超新星爆発だと上記の本は述べています。#爆発前の星の写真が残っていたのだが、そこに写っていたのは従来理論から予想される赤色巨星ではなく#青色巨星だった というのがきっかけ
AFP通信のソース [afpbb.com]を読むと
ベテルギウスは赤色超巨星で、その直径は太陽から木星軌道にまで及ぶ長さになるとされる。だが、1993年以降の15年間で太陽から金星軌道までに相当する距離が縮小したことが、南カリフォルニアのウィルソン山(Mount Wilson)頂上にある米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)の赤外空間干渉計(Infrared Spatial Interferometer、ISI)による計測で明らかになった。
とあるので、15%縮小でしょう。
#太陽からの距離で表すと小惑星帯にあたり適当な惑星がないから、こんなややこしい例えをしたのだろうか。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
85% 縮小 (スコア:0)
最近の観測では金星の軌道ほどしかないという記述があります。
木星の軌道長半径は約5.2天文単位、金星のそれは約0.72天文単位ですから、
およそ 15% の縮小ではなく、およそ 15% に縮小したということでしょう。
つまり体積でいえば 0.3% 程度に縮んでしまったということです。
生きていて視力が達者なうちに、大爆発とか見られるといいな。
Re:85% 縮小 (スコア:5, 参考になる)
#以下はつぎはぎの知識なので大幅に誤っている可能性があります。
#突っ込みよろしくお願いします。
過去にはSN 1987A [wikipedia.org]という超新星が、ベテルギウスと同じくらい(太陽の20倍程度)の質量の星の爆発であったようです。
手持ちの本によると、このSN 1987Aの爆発は、赤色超巨星→青色巨星→鉄崩壊→爆発という過程であったみたいなのですが、その間の核融合反応は以下のように進行したとあります。
1.水素→ヘリウム(恒星として普通の反応)
2.ヘリウム→炭素
ヘリウムの中心核が収縮し、外側の層は膨張して赤色巨星になる。
膨張により外側のガスの層が重力圏を脱して恒星風となって拡散、その分星が小さくなる。
3.炭素→ネオン
炭素による反応が1000年ほど続き、恒星は収縮し続ける。
太陽の50倍程度の大きさの青色巨星になる。(青色巨星になるのはこの段階?)
4.ネオン→シリコン
収縮により中心の温度がさらに上昇し、ネオンが反応を開始する。
この反応は1年程度続く。
恒星は速やかに収縮する(?)
5.シリコン→鉄
2日で反応が終了し、反応するものが無くなる。
(鉄の原子核は安定していて、恒星の核融合ではこれ以上反応しない)
恒星は急激に収縮する(?)
6.鉄崩壊→爆発
勝手に補足した部分は括弧書きでクエスチョンをつけていますが、今は3と4のどっちの段階でしょうかね?
3だとすると、爆発するとしても、まだしばらく時間がかかりそうですが、4だとするとかなりワクワクします。
#個人的には、こういうプロセスが20世紀の終盤近くなるまで明らかになっていなかったことが意外でした。
Re:85% 縮小 (スコア:3, 参考になる)
もう直ぐ爆発する予想されているエータ・カリーナ星 [lolipop.jp]が4の段階で足踏みしてるもん。
Re:85% 縮小 (スコア:3, 参考になる)
20世紀の終盤近くなるまで明らかになっていなかった? (スコア:1, 参考になる)
> #個人的には、こういうプロセスが20世紀の終盤近くなるまで明らかになっていなかったことが意外でした。
Life Nature Library の日本語版に、恒星進化のプロセスの説明があったと記憶しています。
(核融合反応の変化についても図入りの説明が載っていたはず。今でも家の納戸に入っているはずだけど、残念ながらすぐに取り出せる状態でない)
今確認したら、原語版の The Universe は 1962 年刊行、1966, 1967 年改訂となっていますね。
(ソースは Wikipedia: http://en.wikipedia.org/wiki/LIFE_Nature_Library [wikipedia.org] )
さすがに、1960 年代を 20 世紀終盤とは言わないと思います。
Re:20世紀の終盤近くなるまで明らかになっていなかった? (スコア:5, 参考になる)
恒星進化の過程のうち、赤色巨星が縮んで青色巨星になる部分は20世紀終盤近くになって判明した模様
(手元のブルーバックス(超新星1987Aに挑む)より)。
おおまかなストーリーはおっしゃるとおり50年代には成立しています。
#マーチン・シュヴァルツシルト(ブラックホールで有名なカール・シュヴァルツシルトの息子)が
#ノイマンの作ったコンピュータを用いたシミュレーション結果から提唱。
#なんというコラボレーション。
しかし、1980年代にストーリーが修正されたようです。
1960年頃との違い:
星は老年になると膨張して赤色巨星になり、その後超新星爆発する
1987年以後:
星は老年になると膨張して赤色巨星になるが、(一部?)収縮して青色巨星になり、その後超新星爆発する
進化過程修正のきっかけは、1987年に観測された超新星爆発だと上記の本は述べています。
#爆発前の星の写真が残っていたのだが、そこに写っていたのは従来理論から予想される赤色巨星ではなく
#青色巨星だった というのがきっかけ
Re:85% 縮小 (スコア:2, 参考になる)
本家記事からリンクされた New Scientist の記事 [newscientist.com]では、11.2AU から 9.6AU に縮んだと書いてありますね。
こりゃ相当長生きしないと無理かも知れない。
Re:85% 縮小 (スコア:1, 参考になる)
AFP通信のソース [afpbb.com]を読むと
とあるので、15%縮小でしょう。
#太陽からの距離で表すと小惑星帯にあたり適当な惑星がないから、こんなややこしい例えをしたのだろうか。
Re: (スコア:0)
直径を表現するのに軌道半長径を出すのは誤解のもとです。
同じ基準で比較してください。にばーいにばーい