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風評を防ぐために伏せてます、ってなんだよまったく。
とりあえず適当にターゲット定めて、デマでもいいから風評流して、耐え切れなくなったターゲットが「うちは違う。事実を明らかにしてくれぇ」って悲鳴をあげるぐらいにまでもっていけば、こういった変な予防策を無効にできるかなぁ。
かいわれの故事がありますから。
あなたは騒ぎたいだけなのでしょうが、当然そんなやつの意見なんてどうでもいいわけで。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
風評を防ぐ? (スコア:-1, フレームのもと)
風評を防ぐために伏せてます、ってなんだよまったく。
とりあえず適当にターゲット定めて、デマでもいいから風評流して、
耐え切れなくなったターゲットが「うちは違う。事実を明らかにしてくれぇ」って
悲鳴をあげるぐらいにまでもっていけば、こういった変な予防策を無効にできるかなぁ。
Re: (スコア:1, すばらしい洞察)
かいわれの故事がありますから。
あなたは騒ぎたいだけなのでしょうが、当然そんなやつの意見なんてどうでもいいわけで。
Re:風評を防ぐ? (スコア:5, 参考になる)
うーん、あれも一応、裁判上では業者勝訴という形になりましたけど、実はこういう論文 [nih.gov]も出てまして。きちんと「科学的な」話をするならば、特定のカイワレ大根が原因食材だったというのは、単に疫学的な状況証拠だけでなく、実際に分離された細菌の遺伝子比較という物的証拠も出てる、というのが実際のところだったりします。
#そこらへんが世間に正しく伝わってないのがちょっとなぁ、というか…
#この辺りの事例なんかが、ヒト感染症についての農水省絡みの案件が、個人的に信頼できないと思う部分だったりします。
通常、大腸菌というのは確かに動物の消化管の中でしか増えないので、カイワレ大根が原因食材になるというのは奇妙に聞こえる話ではあるんですが、これにはいくつかカラクリがありまして。
まず元々の菌については、おそらく近隣の牛舎などから飛んできたハエが運んできたのだと考えられてます。実際に捕獲されたハエから同一菌株の菌が見つかってます。
それから通常、大腸菌は動物の腸管内で安定に増殖し、自然環境中では増えません(この性質から、もし河川や水源から大腸菌が見つかったら、それは水源のし尿汚染を意味する)。しかし、O157:H7などの腸管出血性大腸菌の中にはバイオフィルムを形成するものがあり、堺市で分離されたものもその一つ [nih.gov]です。このタイプのものはバイオフィルム内部で長期間に亘って生残可能で、しかも消毒薬などがバイオフィルム内部に浸透しにくくなるために、十分な殺菌を行うことができないため、アルファルファなどのようなスプラウトの水耕栽培 [nih.gov]で問題になってます。
また腸管出血性大腸菌は、ごく少数の菌で感染が成立します。通常の食中毒菌(サルモネラや、腸管出血性以外の病原性大腸菌)では感染成立には100万個ぐらいの菌数が必要ですが、わずか数百個程度で感染が成立します。
このように総合的に考えると、(1)牛舎から来たハエがカイワレ大根を栽培する水にO157:H7を持ち込み、(2)O157:H7がバイオフィルムを形成して生き残り、(3)少数の菌でも感染が成立するため、カイワレ大根が原因となった集団食中毒の発生につながった、と一応の説明は付いてます。
こういう風にメカニズムがきちんと判明することで、それに対する有効な対策(カイワレ水耕栽培場へのハエの侵入防止とか、バイオフィルムの付着のモニタリングなど)が可能になってくるわけでして。振り返って考えると、おそらく1996年当時に水耕栽培を行っていたところでは、問題になったカイワレ大根を作っていたところ以外でも、一般的な衛生管理は行っていたでしょうが、それでもO157:H7対策には不十分だったんじゃないかなぁ、とか思ったりしてます。