taka2のコメント: Re:行きはよいよい、帰りは (スコア 5, 参考になる) 80
一般論としての宇宙の光子帆船では、宇宙空間で舵なんかない状況でも、惑星周回軌道レベルの話であれば、光源方向に遡ることは可能ですよ。
周回軌道上での機動は、一般的な空間機動とは加減速の方向が90度ずれてます。
(以下、周回進行方向を前、中心方向を下、という表現をしますが)
「前向きに加速すると、周回速度の上昇により周回半径が大きくなるので、上に移動する」
「後ろ向きに加速すると、周回速度の減少により周回半径が小さくなるので、下に移動する」
という感じ。
でもって、光子帆船の場合、帆で光を斜めに反射させることで、光が来た方向以外の向きにも加減速することができます。
というわけで、「太陽からの光を周回方向前方に反射させると、後ろ向きに加速することができ、その結果下に移動する」という形で、太陽の光を使った光子帆船でも内惑星方向に移動することだって可能。
もっとも、今回のストーリーのネタは、発信側と受信側の間で光を何度も反射させることで効率を上げる」というものですから、光をそらすような帆の使い方は無理で、光の照射方向以外への加減速はできないですね。