コメント: Re:もういっそのこと (スコア 5, 参考になる) 119
こういったネタ、ときどき出てくるので計算してみた。
いま、1日は厳密な86400秒に比べて1~2ミリ秒長い。そこで、これを1ミリ秒だけ変化させることを考える。
地球は、半径は r = 6.4e6 m、質量は M = 6.0e24 kgなので、本当は均質じゃないけど均質と考えて、慣性モーメントは I = (2/5) a^2 M = 9.8e47 kg m2。
自転周期が1ミリ秒変化するときの角速度の変化は、Δω = 8.4e-13 rad/s。
なので、地球の角運動量が ΔL = I Δω = 8.3e35 kg m2 s-1 だけ変化すれば良い。
これを、赤道上にロケットをとりつけて実現することを考える。仮に、H2Aロケット100機を使うとする。
H2Aロケットの打ち上げ時の推力は、固体ブースターロケット2本のとき、F = 6.1e6 N。
(参考: http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2a/index_j.html )
すると、t = ΔL / r / 100F = 2.1e20 s = 約6.7兆年
というわけですので、H2Aロケット100機を7兆年くらい動かし続けると、1日の長さを1ミリ秒くらい変えることができます。
7兆年後に地球はないと思いますが。
これでは時間がかかりすぎなので、H2Aロケットをもっと並べることを考える。H2Aロケットの1段目の長さは37mなので、
赤道 (4.0e7 m) に 1.0e6 機 (約100万機) 並べることができる。すると、所要時間は7兆年ではなく7億年になる。
これだとまだ地球はありそう。
ただし、1日の長さは月の潮汐力によって少しずつ変化してきており、その変化の方が速いので意味がありません。