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>現機能のみでもいいからはやく実現してほしくて
そういう意味ならすでに「実現」はしている。ビット数少ないけど。
単なる実現ではなく、実用的なレベルに持っていく上での課題は
・スケーラブルにqubit数を増やす方法がわからない わからないというか、現時点で出来る素子がない、というほうがいいかもしれないけど。 十分多数のqubit間でエンタングルさせる方法もわからない。・エンタングルメントを十分長く保つ方法がわからない 量子誤り訂正とかあるけど、そうすると今度は必要ビット数が増えて・・・・・・・十分巨大なqubit系が出来たとき、初期化できるかどうかわからない 各qubitの初期化は確率的にしか出来ないから、qubit数が増えると初期化できない可能性もある。 初期化できなければ計算結果は正しい解を与えない。・アルゴリズムがない ごく少数の例を除き、量子コンピュータで高速に演算できるアルゴリズムがない、というかわからない。 要は人間が計算したい内容を書き下したとして、それを素子に対する演算子の組にコンパイルする手法がない。 「どういう物理的なことをやれば行いたい演算になるのか?」が不明。 当然汎用のコンパイラなんて現状存在しないから、やりたい計算ごとに物理過程の組み合わせを考える必要あり。 場合によっては量子コンピュータそのものの構成を問題ごとに変更する必要すらあるかもしれない。 それ以前に、量子コンピュータで高速化できる計算がどれだけあるのかも謎。すべてが早くなるとは限らない。
・十分巨大なqubit系が出来たとき、初期化できるかどうかわからない
以前から量子コンピューティングが腑に落ちない点がここでした。
よく例に出される因数分解でも、確かにショアーのアルゴリズムは正しそうで、理想的な量子状態を回路上に実現できれば解が出てきそうなんですが、従来の手続き的な計算量の理論を超越する代わりに、なにかが犠牲になっている気がしてならない。因数分解できるけど、そのための初期状態を得るのに、手続き的計算量に比例する回数の試行が必要とか、、、
凡人の頭脳では理解できない、すばらしい方法があるのを期待しつつ、、、
やりたい計算ごとに物理過程の組み合わせを考える必要あり。
アナログ計算機みたいだ。アナログ計算機に関する知識が役に立ちそうな感じがするけど、体系化されてるのかしらん。デジタル計算機の大成功で埋もれてしまったような。
>量子チューリングマシンは古典的チューリングマシンをシミュレートできますので、
それすら目処が立たないと思います。いずれはそういう時代が来るといいんですが…
#超並列にして、確率的にきっとこれが正解、みたいな運用になるかも
チューリングマシンは実在の機械じゃないですよ。
量子チューリングマシンそのものが、どこまで完成された理論かは知りませんが、古典チューリングマシンのエミュレートはできるはずです。
# 少なくとも、古典ゲートを量子ゲートでエミュレートすることはできたはず
> > 量子チューリングマシンは古典的チューリングマシンをシミュレートできますので、> それすら目処が立たないと思います。いずれはそういう時代が来るといいんですが…
ちったあ調べて書きゃいいのに…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%8... [wikipedia.org]> 量子コンピュータは古典コンピュータを容易にシミュレートすることが可能であるため、古典的なコンピュータで速く解ける問題は、量子コンピュータにも速く解くことができる。
実機で早く解ける問題は、エミュレータでも早く解ける。でも実機が現役で存在しているのにわざわざ比較にならないコストをかけてエミュレータで同じことをする意味が分からない。パソコンでできることをわざわざ地球シミュレータにさせるような気持ち悪さを感じる。
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
実現化 (スコア:0)
Re:実現化 (スコア:5, 参考になる)
>現機能のみでもいいからはやく実現してほしくて
そういう意味ならすでに「実現」はしている。ビット数少ないけど。
単なる実現ではなく、実用的なレベルに持っていく上での課題は
・スケーラブルにqubit数を増やす方法がわからない
わからないというか、現時点で出来る素子がない、というほうがいいかもしれないけど。
十分多数のqubit間でエンタングルさせる方法もわからない。
・エンタングルメントを十分長く保つ方法がわからない
量子誤り訂正とかあるけど、そうすると今度は必要ビット数が増えて・・・・・・
・十分巨大なqubit系が出来たとき、初期化できるかどうかわからない
各qubitの初期化は確率的にしか出来ないから、qubit数が増えると初期化できない可能性もある。
初期化できなければ計算結果は正しい解を与えない。
・アルゴリズムがない
ごく少数の例を除き、量子コンピュータで高速に演算できるアルゴリズムがない、というかわからない。
要は人間が計算したい内容を書き下したとして、それを素子に対する演算子の組にコンパイルする手法がない。
「どういう物理的なことをやれば行いたい演算になるのか?」が不明。
当然汎用のコンパイラなんて現状存在しないから、やりたい計算ごとに物理過程の組み合わせを考える必要あり。
場合によっては量子コンピュータそのものの構成を問題ごとに変更する必要すらあるかもしれない。
それ以前に、量子コンピュータで高速化できる計算がどれだけあるのかも謎。すべてが早くなるとは限らない。
Re:実現化 (スコア:1)
以前から量子コンピューティングが腑に落ちない点がここでした。
よく例に出される因数分解でも、確かにショアーのアルゴリズムは正しそうで、理想的な量子状態を回路上に実現できれば解が出てきそうなんですが、従来の手続き的な計算量の理論を超越する代わりに、なにかが犠牲になっている気がしてならない。因数分解できるけど、そのための初期状態を得るのに、手続き的計算量に比例する回数の試行が必要とか、、、
凡人の頭脳では理解できない、すばらしい方法があるのを期待しつつ、、、
Re:実現化 (スコア:1)
アナログ計算機みたいだ。アナログ計算機に関する知識が役に立ちそうな感じがするけど、体系化されてるのかしらん。デジタル計算機の大成功で埋もれてしまったような。
Re: (スコア:0)
量子計算機の場合は最初のステップで途方に暮れます。
量子チューリングマシンは古典的チューリングマシンをシミュレートできますので、古典的TMより速いアルゴリズムを考えるのが大変という意味です。
Re: (スコア:0)
>量子チューリングマシンは古典的チューリングマシンをシミュレートできますので、
それすら目処が立たないと思います。いずれはそういう時代が来るといいんですが…
#超並列にして、確率的にきっとこれが正解、みたいな運用になるかも
Re:実現化 (スコア:1)
チューリングマシンは実在の機械じゃないですよ。
量子チューリングマシンそのものが、どこまで完成された理論かは知りませんが、
古典チューリングマシンのエミュレートはできるはずです。
# 少なくとも、古典ゲートを量子ゲートでエミュレートすることはできたはず
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
> > 量子チューリングマシンは古典的チューリングマシンをシミュレートできますので、
> それすら目処が立たないと思います。いずれはそういう時代が来るといいんですが…
ちったあ調べて書きゃいいのに…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%8... [wikipedia.org]
> 量子コンピュータは古典コンピュータを容易にシミュレートすることが可能であるため、古典的なコンピュータで速く解ける問題は、量子コンピュータにも速く解くことができる。
Re:実現化 (スコア:2)
実機で早く解ける問題は、エミュレータでも早く解ける。
でも実機が現役で存在しているのにわざわざ比較にならないコストをかけてエミュレータで同じことをする意味が分からない。パソコンでできることをわざわざ地球シミュレータにさせるような気持ち悪さを感じる。
Re: (スコア:0)