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池田信夫blog"周波数オークションこそ「成長戦略」だ" [goo.ne.jp]
池田信夫氏の通信関連の主張が信用ならない理由 [fastwave.gr.jp]
・理由1 「2009年になっても、未だに日本でPDCを採用したのは失敗だったと主張する」 ・理由2 「アマチュア無線は必要ないと主張する」・理由3 「未だに周波数オークションを推奨する」
>欧米の3Gのサービスインが大幅に遅れた理由にこの周波数オークションによる>イニシャルコストの増大、そしてその後のITバブル崩壊による通信会社の破綻が>あった事(そしてドコモが海外で2兆円を失ったこと)を無視し、未だにその>防止策も考えずに周波数オークションなるものを導入することにご執心と>いうのが、ユーザーへの迅速なサービス提供を無視した理論にしか思えない。> しかも、免許を転売する第2市場を作れば良いだの。そんなことをしたら、>地上げ屋のごとく周波数取得費用を高騰させたあげく塩漬けにして最終的>には破綻させ、その間他の通信キャリアの参入を遅らせるという戦略が>可能になるではないか(ダミー会社とかでやってしまえば完璧だ)。>または、周波数転売で稼ぐ転売屋を蔓延らせるだけのこと。
(抜粋)
素人、専門家含めてあちこちで欧州3G普及の遅れがオークションにあったと記述している人がいますが、オークションを行っていないフランスなどでも同様に普及がなかなか進まなかったことや、人口あたりの落札額とその後の普及のペースに殆ど相関が見られないこと等、過去に起こった事象において、オークションが新技術の普及ペースに決定的な影響を与えたという確かな証拠はないように思います。さらに、これからLTEの敷設計画において、米国700MHz帯オークションで周波数を獲得したベライゾンが最も速いペースでLTEを敷設する計画であるという今後の事業計画から見ても、オークションと新技術の普及に直接の因果関係があるようには思えません。
参考:ドコモのLTEに関してhttp://k-tai.impress.co.jp/docs/event/wj2009/20090723_304350.html [impress.co.jp]ベライゾンのLTEに関してhttp://www.yomiuri.co.jp/net/news/cnet/20090817-OYT8T00348.htm [yomiuri.co.jp]
ついでにコメントしておくと、「地上げ屋のごとく周波数取得費用を高騰させたあげく塩漬けにして最終的には破綻させ、その間他の通信キャリアの参入を遅らせるという戦略」は周波数に限らず基地局設置箇所であるとか、基地局・端末ベンダの囲い込みだとか、様々なリソースで実行可能です。そしてそれらは携帯事業者の競争の中で実際に執られている行為です。周波数オークションのみでそのような戦略が特別に懸念すべきであるとか、周波数オークションの導入が必然的に競争を阻害する結果をもたらす、とか言う主張も合理性を欠くと思います。
池田信夫さんを紹介するなら IPv6 不要論と IPv4 アドレスオークションを挙げておかないと。
・理由1 「2009年になっても、未だに日本でPDCを採用したのは失敗だったと主張する」
そりゃこの人の携帯電話は新宿で使えなかったかもしれないけど、本当にPDCとGSMの周波数利用効率の差がそんなに有効だったと証明する術や、証拠はあるんですかね?実際、ほとんどないでしょ。そんなもん細かい話ですよ。ならbps/Hz等で語れと。また、GSMを選択して、GSM-Evoのような技術が日本で先に進んだ場合、それでいいじゃないですか。PDCが過ちだったという話は経済的&政治的にも間違いという意見が大半でしょう。もう少し理論的な証明がほしいところです。いまいち稚拙な論述。
本トピックのテーマと池田センセイということで思い出したことがひとつ。
先月開催された NPO情報通信政策フォーラム、NPOマニフェスト評価機構共催セミナー『自民党と民主党に情報通信政策を聞く』 [www.icpf.jp]なるイベントに参加しました。まあリンク先の議事録を読んでいただけたらお分かりになろうかと思いますが、情報通信政策と言いながら、やつら、2時間のほとんど、テレビの話しかしやしない。利権のあるところしか目を向けてないんだなあということを再確認できたこと、政治屋は情報通信政策なんてまるで分かっちゃいないということを再確認できたことで、まあ貴重な2時間も無駄じゃなかったかな、と。
さてそれはともかくとして、リンク先の最後の方、「質問者4」という会場からの質問者が、当の池田信夫センセイであります。議事録では軽くいなされてますが、モデレータに質問を遮られるほどに大暴れ、ネットだけじゃなくてリアルでもあのとおりなんだなあと、お土産のひとつとしてはミモノでした。
池田信夫って本来の経済学ですら怪しいのに、それ以外の無知な分野に関するコメントをわざわざとりあげる信者がいるのはなぜなんでしょうか?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
参考資料 (スコア:1, 参考になる)
池田信夫blog"周波数オークションこそ「成長戦略」だ" [goo.ne.jp]
Re:参考資料 (スコア:4, 興味深い)
池田信夫氏の通信関連の主張が信用ならない理由 [fastwave.gr.jp]
・理由1 「2009年になっても、未だに日本でPDCを採用したのは失敗だったと主張する」
・理由2 「アマチュア無線は必要ないと主張する」
・理由3 「未だに周波数オークションを推奨する」
>欧米の3Gのサービスインが大幅に遅れた理由にこの周波数オークションによる
>イニシャルコストの増大、そしてその後のITバブル崩壊による通信会社の破綻が
>あった事(そしてドコモが海外で2兆円を失ったこと)を無視し、未だにその
>防止策も考えずに周波数オークションなるものを導入することにご執心と
>いうのが、ユーザーへの迅速なサービス提供を無視した理論にしか思えない。
> しかも、免許を転売する第2市場を作れば良いだの。そんなことをしたら、
>地上げ屋のごとく周波数取得費用を高騰させたあげく塩漬けにして最終的
>には破綻させ、その間他の通信キャリアの参入を遅らせるという戦略が
>可能になるではないか(ダミー会社とかでやってしまえば完璧だ)。
>または、周波数転売で稼ぐ転売屋を蔓延らせるだけのこと。
(抜粋)
オークションと新技術 (スコア:3, すばらしい洞察)
素人、専門家含めてあちこちで欧州3G普及の遅れがオークションにあったと記述している人がいますが、オークションを行っていないフランスなどでも同様に普及がなかなか進まなかったことや、人口あたりの落札額とその後の普及のペースに殆ど相関が見られないこと等、過去に起こった事象において、オークションが新技術の普及ペースに決定的な影響を与えたという確かな証拠はないように思います。
さらに、これからLTEの敷設計画において、米国700MHz帯オークションで周波数を獲得したベライゾンが最も速いペースでLTEを敷設する計画であるという今後の事業計画から見ても、オークションと新技術の普及に直接の因果関係があるようには思えません。
参考:
ドコモのLTEに関して
http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/wj2009/20090723_304350.html [impress.co.jp]
ベライゾンのLTEに関して
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/cnet/20090817-OYT8T00348.htm [yomiuri.co.jp]
ついでにコメントしておくと、
「地上げ屋のごとく周波数取得費用を高騰させたあげく塩漬けにして最終的には破綻させ、その間他の通信キャリアの参入を遅らせるという戦略」
は周波数に限らず基地局設置箇所であるとか、基地局・端末ベンダの囲い込みだとか、様々なリソースで実行可能です。
そしてそれらは携帯事業者の競争の中で実際に執られている行為です。
周波数オークションのみでそのような戦略が特別に懸念すべきであるとか、周波数オークションの導入が必然的に競争を阻害する結果をもたらす、とか言う主張も合理性を欠くと思います。
Re: (スコア:0)
池田信夫さんを紹介するなら IPv6 不要論と IPv4 アドレスオークションを挙げておかないと。
Re: (スコア:0)
> 池田信夫氏の通信関連の主張が信用ならない理由
>・理由1 「2009年になっても、未だに日本でPDCを採用したのは失敗だったと主張する」
>・理由2 「アマチュア無線は必要ないと主張する」
>・理由3 「未だに周波数オークションを推奨する」
三つの理由とも、「信用ならない」ことの説明になってません。
それは、いずれも「自分と意見が反対となる部分」ことに過ぎないかと。
Re: (スコア:0)
・理由1 「2009年になっても、未だに日本でPDCを採用したのは失敗だったと主張する」
そりゃこの人の携帯電話は新宿で使えなかったかもしれないけど、本当にPDCとGSMの
周波数利用効率の差がそんなに有効だったと証明する術や、証拠はあるんですかね?
実際、ほとんどないでしょ。そんなもん細かい話ですよ。ならbps/Hz等で語れと。
また、GSMを選択して、GSM-Evoのような技術が日本で先に進んだ場合、それでいいじゃないですか。
PDCが過ちだったという話は経済的&政治的にも間違いという意見が大半でしょう。
もう少し理論的な証明がほしいところです。いまいち稚拙な論述。
Re:参考資料 (スコア:3, 参考になる)
本トピックのテーマと池田センセイということで思い出したことがひとつ。
先月開催された NPO情報通信政策フォーラム、NPOマニフェスト評価機構共催セミナー『自民党と民主党に情報通信政策を聞く』 [www.icpf.jp]なるイベントに参加しました。まあリンク先の議事録を読んでいただけたらお分かりになろうかと思いますが、情報通信政策と言いながら、やつら、2時間のほとんど、テレビの話しかしやしない。利権のあるところしか目を向けてないんだなあということを再確認できたこと、政治屋は情報通信政策なんてまるで分かっちゃいないということを再確認できたことで、まあ貴重な2時間も無駄じゃなかったかな、と。
さてそれはともかくとして、リンク先の最後の方、「質問者4」という会場からの質問者が、当の池田信夫センセイであります。議事録では軽くいなされてますが、モデレータに質問を遮られるほどに大暴れ、ネットだけじゃなくてリアルでもあのとおりなんだなあと、お土産のひとつとしてはミモノでした。
Re: (スコア:0)
池田信夫って本来の経済学ですら怪しいのに、
それ以外の無知な分野に関するコメントをわざわざとりあげる信者がいるのはなぜなんでしょうか?