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それぞれ目的も設計も違うのに 「ヘルメット着用義務」でドカヘル自転車通学をさせられている 哀れな子供達をお助け下さいまし. これは「予定した効能を発揮しない」というより,まあ予定(想定)自体が間違ってるって例ですが.
一応、自転車用のヘルメットは、ちゃんとそれなりの安全基準があって、それそれに準拠してないドカヘルをかぶらせるのは、思いっきり問題に…当然ですけど、バイクなどもSGマークとか安全基準を満たしていないバイクの乗車用途以外のヘルメットをかぶってても、ヘルメット着用義務を満たしていないとして違反になります。自動車学校で車の免許を取る際でも、バイクの事も簡単に学ぶとは言えどSGマークの話も出て、「用途に合ったヘルメットを」と指導員に学科で教えられるはずなので、もし、車の運転免許を持ってる人間がそんな決まりを守らせてるのは問題じゃないか…と思ったりも。
>自転車用ヘルメットではほとんど側面が保護されていない。印象で語っちゃダメだ。ロード用は俗に「キノコ」と呼ばれるほど横幅が広いから、側頭部の保護効果はあるよ。側頭部強打&鎖骨骨折したから分かる。
>耳をカバーするぐらいのジェットタイプが欲しいならオフロード用(ダウンヒル用)のヘルメットを買いなされ。急ブレーキでの転倒は顎を打つことが多いから、ソレはソレでありだと思う。
ですね。本当は耳までカバーするような形状にした方がより安全なんだろうけど、そうすると重量や快適性や聴覚の妨げになることとの兼ね合いから耳を出しながら、側頭部を出っ張らせることで耳の部分を打たずにヘルメットから地面にぶつかるように設計しているようですね。後頭部に関しても然り。自転車は自分がエンジンですので、自動二輪とは比べ物にならないくらいに体内に熱を発生させるので、それを上手く逃がしてやれるように設計することは重要です。また自転車・自動二輪ともに、ヘルメットの表面は滑らかに加工されていて、地面に叩きつけられた時に滑らせることで首への負荷を少しでも軽くするなど、制約の中で色々と工夫をしています。なお自転車用のヘルメットは尖ったものに頭をぶつけた時の突き刺しに対する安全性は考慮されていない。平面に頭を打つことを考えて作られている。二輪で事故を起こして死ぬ人の大半はコンクリの地面に頭を打っているので、これはこれで合理的。
完全防備を目指さずに被ることが無理でない範囲内で最大限の安全性を確保しようという方針は正しいと思う。
# ちなみに自動二輪での事故では頭部の損傷に次いで、車体に胸を打って胸部を損傷して死ぬ人が多いそうです。それを防ぐための胸部用の防具も販売されていますが、これを義務化するのはちょっと無理筋かなというような大げさな装備です。自動車でも本来は車内でも頭部と胸部の防具を利用した方が安全なようですが、さすがにそれの義務化も難しいでしょう。やれる範囲内で最大限のことをって方針ですね。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
「ヘルメットが予定した効能を発揮しない」例 (スコア:5, 参考になる)
それぞれ目的も設計も違うのに 「ヘルメット着用義務」でドカヘル自転車通学をさせられている 哀れな子供達をお助け下さいまし.
これは「予定した効能を発揮しない」というより,まあ予定(想定)自体が間違ってるって例ですが.
Re: (スコア:2, 参考になる)
一応、自転車用のヘルメットは、ちゃんとそれなりの安全基準があって、それそれに準拠してないドカヘルをかぶらせるのは、思いっきり問題に…
当然ですけど、バイクなどもSGマークとか安全基準を満たしていないバイクの乗車用途以外のヘルメットをかぶってても、ヘルメット着用義務を満たしていないとして違反になります。
自動車学校で車の免許を取る際でも、バイクの事も簡単に学ぶとは言えどSGマークの話も出て、「用途に合ったヘルメットを」と指導員に学科で教えられるはずなので、もし、車の運転免許を持ってる人間がそんな決まりを守らせてるのは問題じゃないか…と思ったりも。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re: (スコア:0)
転倒は顔の側面を叩きつけたり削ったりするようなものが多く、頭頂部からの落下はあまりない。
しかし自転車用ヘルメットではほとんど側面が保護されていない。
安全を理由に被るならせめて耳をカバーするぐらいのジェットタイプが欲しいと思うのだがどうだろうか?
# あと顎紐もとても重要。ヘルメットの指導と同時に顎紐の意義を教えないとヘルメットの意味がないと思う
Re:「ヘルメットが予定した効能を発揮しない」例 (スコア:1)
>自転車用ヘルメットではほとんど側面が保護されていない。
印象で語っちゃダメだ。
ロード用は俗に「キノコ」と呼ばれるほど横幅が広いから、側頭部の保護効果はあるよ。
側頭部強打&鎖骨骨折したから分かる。
>耳をカバーするぐらいのジェットタイプが欲しい
ならオフロード用(ダウンヒル用)のヘルメットを買いなされ。
急ブレーキでの転倒は顎を打つことが多いから、ソレはソレでありだと思う。
Re:「ヘルメットが予定した効能を発揮しない」例 (スコア:1, 興味深い)
ですね。
本当は耳までカバーするような形状にした方がより安全なんだろうけど、そうすると重量や快適性や聴覚の妨げになることとの兼ね合いから耳を出しながら、側頭部を出っ張らせることで耳の部分を打たずにヘルメットから地面にぶつかるように設計しているようですね。後頭部に関しても然り。自転車は自分がエンジンですので、自動二輪とは比べ物にならないくらいに体内に熱を発生させるので、それを上手く逃がしてやれるように設計することは重要です。
また自転車・自動二輪ともに、ヘルメットの表面は滑らかに加工されていて、地面に叩きつけられた時に滑らせることで首への負荷を少しでも軽くするなど、制約の中で色々と工夫をしています。
なお自転車用のヘルメットは尖ったものに頭をぶつけた時の突き刺しに対する安全性は考慮されていない。平面に頭を打つことを考えて作られている。二輪で事故を起こして死ぬ人の大半はコンクリの地面に頭を打っているので、これはこれで合理的。
完全防備を目指さずに被ることが無理でない範囲内で最大限の安全性を確保しようという方針は正しいと思う。
# ちなみに自動二輪での事故では頭部の損傷に次いで、車体に胸を打って胸部を損傷して死ぬ人が多いそうです。それを防ぐための胸部用の防具も販売されていますが、これを義務化するのはちょっと無理筋かなというような大げさな装備です。自動車でも本来は車内でも頭部と胸部の防具を利用した方が安全なようですが、さすがにそれの義務化も難しいでしょう。やれる範囲内で最大限のことをって方針ですね。