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それは、あなたが行くのでしょうか?それとも、あなたのコピーが行くのでしょうか?
# それを知る方法は、そもそも存在するのか?
他人から見たら同じですが、本人にとっては重要な問題です。
こっちの世界でも、私は過去に何人か死んでいて、今の私がそれを引き継いでいるのかもしれません。しかし、知らない間に死んでいるのと、分かってて殺されるのは別の話です。
重複しますが時間の経過 VS コピー(あるいはあちらへの移行)の違いはオリジナルが残存するかどうかですね。破壊的コピーによってオリジナルが消滅すればコピー(+幾ばくかの変化)は時間の経過と変わりない。オリジナルが残っていれば「やった、あっち(こっち?)側に来たぞ!」と言う自分と「ありゃ、変わってないじゃないか!」と言う自分に分離してしまうことになります。
破壊的コピーの例1.ルーディーラッカーの「ソフトウェア」だかその続編 機械知性体の作成した機械によって物理的に脳髄を「食べられ」てあちらへ行きます。 破壊的コピーなので移行されたものと認識されます。
破壊的コピーの例2.ACクラーク「2001年宇宙の旅」のボーマンと「2010年宇宙の旅」のHAL9000 二人ともオリジナルを破壊されてモノリスの中へ。
非破壊的コピーの例.「2061年宇宙の旅」のフロイド博士 モノリスが非破壊的コピーを覚えたのでオリジナルは何もなかったように地球へ戻ります。 モノリス内はボーマンとHALとフロイドという些かむさ苦しい状態に。
>そもそも普通に生きていても次々に「死んでる」んだから、それを自覚してみよう、という考え方をしてみると安心です。
それが正しいかどうかを判断する術が少なくとも今はないと思うのですが、将来、判断できるようになるか、できないまでもそれが正しいと信じられることになる、との予想なのでしょうか。そこらへんの問題は、生命や感情を物理学か情報科学か何かで定義しない限り、議論しても答えが出ない問題のように思えます。
例えば、その技術が完成して利用できるようになったとしても、そのへんの問題が解決するか、いち早くあちらの世界に行った人柱さんたちが相当楽しそうに過ごしていると知るか、どちらかじゃないと、私は「いやー、まだ遠慮しときますわ」と答えるでしょう。
# そこらへんの技術は、下手な方法で冷凍人間になった人と同様、# 後になって考えれば、これ、ただ死んでるだけじゃん、なんてことになる可能性を抱えている気がするのです。# 死に方としては、すごく幸せな死に方かもしれませんが。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
行ってみたいと思いませんか (スコア:1)
# 人の脳細胞の数が約140億に対してCore i7のトランジスタ数が7億ちょい。
# その差はあとほんの20倍ほどなので、ムーアの法則が継続すれば10年以内には追い越すでしょう。
# 脳細胞1個とトランジスタ1個の性能の差がどんなものか分かりませんけど、
# 1000倍としても、性能が追い越すのはそれにプラスして20年。
Re: (スコア:1)
それは、あなたが行くのでしょうか?
それとも、あなたのコピーが行くのでしょうか?
# それを知る方法は、そもそも存在するのか?
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:2, すばらしい洞察)
# 解脱?
Re: (スコア:1)
他人から見たら同じですが、本人にとっては重要な問題です。
こっちの世界でも、私は過去に何人か死んでいて、今の私がそれを引き継いでいるのかもしれません。
しかし、知らない間に死んでいるのと、分かってて殺されるのは別の話です。
1を聞いて0を知れ!
Re:行ってみたいと思いませんか (スコア:2, 興味深い)
(a)[ついさっきの自分]→自然に備わっている物理法則→[今の自分]
普通の時間経過であっても、[ついさっきの自分]は物理法則に「殺され」、副産物として[今の自分]が出現している、と無理矢理考えてしまいましょう。([今の自分]というのは「ついさっきまで[ついさっきの自分]だったという記憶・自覚を持ってる別人」)
「物理法則」の部分を人為的な何かの操作に置き換えても、同じ事になります。
(b) [ついさっきの自分]→何かの処理→[今の自分(デジタルコピー)]
より正確には、
(b') [ついさっきの自分]→何かの処理+自然に備わっている物理法則→[今の自分(デジタルコピー)] + [今の自分]
と分岐した後、アナログの方を切り捨てるわけですが、デジタル側の自分から見ると、すでに繋がりがない部分なので切られても痛くないわけで、爪を切って捨てるのと大差ないでしょう。
あとはまあ、切り捨てられる側の感じ方をどう処理するかで、ここは人類が経験したことのないプロセスなので難しいところです。 ただ、「我が子を残して先に死ぬ親の心情」などは心の支えにできそうです。
# 以上、コピー技術が成立したとして、コピーを作った方が良い結果になりそうな気がするので、
# 無理矢理自分を納得させるための戯言。
Re:行ってみたいと思いませんか (スコア:2)
重複しますが時間の経過 VS コピー(あるいはあちらへの移行)の違いはオリジナルが残存するかどうかですね。
破壊的コピーによってオリジナルが消滅すればコピー(+幾ばくかの変化)は時間の経過と変わりない。
オリジナルが残っていれば「やった、あっち(こっち?)側に来たぞ!」と言う自分と「ありゃ、変わってないじゃないか!」と言う自分に分離してしまうことになります。
破壊的コピーの例1.ルーディーラッカーの「ソフトウェア」だかその続編
機械知性体の作成した機械によって物理的に脳髄を「食べられ」てあちらへ行きます。
破壊的コピーなので移行されたものと認識されます。
破壊的コピーの例2.ACクラーク「2001年宇宙の旅」のボーマンと「2010年宇宙の旅」のHAL9000
二人ともオリジナルを破壊されてモノリスの中へ。
非破壊的コピーの例.「2061年宇宙の旅」のフロイド博士
モノリスが非破壊的コピーを覚えたのでオリジナルは何もなかったように地球へ戻ります。
モノリス内はボーマンとHALとフロイドという些かむさ苦しい状態に。
Re:行ってみたいと思いませんか (スコア:2, 興味深い)
万が一戻ってこれなかった時のために「自分」のバックアップを安全なところに保存、期日を過ぎてもアクセスがなければそれが勝手に「自分」として起動するように仕込んでおいて、これで最悪の場合でも死ぬことはないね、と、ちょっとした冒険をしてみる、とか楽しそうな日常あれこれ(ちなみに、そういうネタがディアスポラの主題ではなく、その時代の常識的な考え方だとこうなるという、ちょっとした舞台装置)。
# でまあ、読んだ結果、気にしない方が幸せになれそうだ、うんうん、と多大な影響を受けることになりました(笑)
Re:行ってみたいと思いませんか (スコア:1)
>そもそも普通に生きていても次々に「死んでる」んだから、それを自覚してみよう、という考え方をしてみると安心です。
それが正しいかどうかを判断する術が少なくとも今はないと思うのですが、将来、判断できるようになるか、できないまでもそれが正しいと信じられることになる、との予想なのでしょうか。
そこらへんの問題は、生命や感情を物理学か情報科学か何かで定義しない限り、議論しても答えが出ない問題のように思えます。
例えば、その技術が完成して利用できるようになったとしても、そのへんの問題が解決するか、いち早くあちらの世界に行った人柱さんたちが相当楽しそうに過ごしていると知るか、どちらかじゃないと、私は「いやー、まだ遠慮しときますわ」と答えるでしょう。
# そこらへんの技術は、下手な方法で冷凍人間になった人と同様、
# 後になって考えれば、これ、ただ死んでるだけじゃん、なんてことになる可能性を抱えている気がするのです。
# 死に方としては、すごく幸せな死に方かもしれませんが。
1を聞いて0を知れ!
Re:行ってみたいと思いませんか (スコア:1)
とりあえず信じたら幸せになれそう、というスタンスなので宗教に近い気がします。
>例えば、その技術が完成して利用できるようになったとしても、そのへんの問題が解決するか、いち早くあちらの世界に行った人柱さんたちが相当楽しそうに過ごしていると知るか、どちらかじゃないと、私は「いやー、まだ遠慮しときますわ」と答えるでしょう。
問題は解決しないだろうと諦めているので、もう後者の条件だけ見てれば良いかなと言うところです。
# このスタンスだと、冷凍人間法をかなり肯定しちゃうんですよね。
# まあ、「天国でウハウハしたいから壺を買う」よりはマシな考えだと思いますけど、
# 同じく幸せになった人の実例もなれそうな具体的なデータもまだ無いのでチャレンジする気にはなれませんね。
# 余命数ヶ月とかで金が余りまくってたらダメもとでやってみるのも手かも・・・と言い出すとますます宗教か。