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Googleブック検索に各国で反発が強まる中、日本では刑事告訴も」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward
    私自身、著作物に関わる仕事をしているのでGoogleのやり口に全面的に賛成する
    ワケじゃありません。
    けど、Googleのやり口が理解できないわけでもないかな。Googleという
    私企業が行う是非はともかくとして知の集積という方向は間違ってないと思うんですね。

    技術寄りの人たちから見れば、権利者はじめ関係者がああでもないこうでもない
    やってばかりで、知の集積という正しい方向に遅々として進まないというのは
    イライラさせられることでしょう。強引にやってしまって、後から問題になっても
    正しい方向に無理矢理動かすことができればGoogle的には成功と見てるかもしれない
    とも思います。
    • by Anonymous Coward
      本質は、広告を出すための撒き餌に過ぎないわけだが。
      • by Anonymous Coward

        しかもコンテンツを無銭飲食状態

        • Re: (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward
          「知の集積」ではなく、グーグルの今回の行動は「やったもん勝ち」「先行逃げ切り独占」なのでは? そのそも「知」というのは、その前提に「文化の多様性」とか「価値感の違い」を認め合うことがあるのではないでしょうか。アメリカの著作権法=世界共通ルールではないし、当事者である権利者の意向を尋ねることもせずに、一方的に自分たちの主張ばかりを押し付けるグーグルのやり方に反発が起きるのは当たり前と思いますが。。
          • by Anonymous Coward on 2009年09月08日 19時38分 (#1636387)
            >グーグルの今回の行動は「やったもん勝ち」「先行逃げ切り独占」なのでは?

            そうかもしれません。私企業ですから営利のために動くのは当然です。
            しかし一方で、Googleがやらなければ恐らくは誰も動こうとしなかっただろう
            ということはあります、とくに日本では。
            過去に出版されたあらゆる文書を高速に検索できる世界というのは、一種の
            知のパラダイスでしょうし、それを肯定的に見る人は少なくないでしょう。
            放っておけば、そういうものは永遠に作られないかもしれないし、または
            作られるとしても遙か未来かもしれません。

            >その前提に「文化の多様性」とか「価値感の違い」を認め合うこと

            だからその辺を忖度しないで物事進めるのが「技術寄りの人」っぽいかなと。
            たとえば欧州に鉄道網が張り巡らされたとき、地域の多様性が減じたと
            指摘されたということがあったようです。で、その後のインターネットしかり、
            あるいは航空機しかりですよね?
            テクノロジーというのは「文化の多様性」やら「価値感の違い」を
            減じる方向に突き進んでいるんです、それが現実です。
            テクノロジーは多かれ少なかれフラットな未来を志向してきた
            と言い換えてもいいでしょう。
            技術よりの人間にとって、「文化の多様性」とか「価値感の違い」は
            時として邪魔者でしかないってことなんですね。
            親コメント
            • 私の入っているある学会は学会誌について和解に参加しました。

              だって読んでもらってなんぼのものだもん、論文なんて。やっちゃえやっちゃえ。でもまあ印税で食ってこうって人とは話が合わないのもやむを得ませんね。

              でも会員名簿は全世界にオープンにする必要はないとして、和解に参加してスキャンしないことをリクエストする権利を得ることになりました。発行当時はあちこちの大学図書館にあれば便利だと思ったようですが、これは拡大してくれなくていい。

              ストビューには懐疑的ですが、っつーかうちの前ストカーが通るなら充分前に戸別に事前通告してほしいと思ってますが、こっちはいささか強引ながら世界に変革をもたらす力として評価してます。痛みを受ける立場にいないからですがね。

              でも、Googleが世界を動かす「権力」となるのには抵抗感ありまくり。Microsoftもだけど。あと、フラットで多様性の低いシステムはロバストネスを失いやすいので、そっちはかなり気にしているかな。

              --
              Jubilee
              親コメント
              • by Anonymous Coward

                >痛みを受ける立場にいないからですがね。

                愚かしいことですが、結局これですよね。
                数を考えても、消費者>著作権者だし。

            • >しかし一方で、Googleがやらなければ恐らくは誰も動こうとしなかっただろう
              >ということはあります、とくに日本では。

              今からでも動けばいいのにね。

              「我が社ならGoogleの3倍の金を払うぞ!」
              って契約すれば二つ返事でOKするんじゃね?

              親コメント
            • by Anonymous Coward
              > 技術よりの人間にとって、「文化の多様性」とか「価値感の違い」は
              > 時として邪魔者でしかないってことなんですね。

              違うと思う。技術に取っては邪魔者かもしれないが、
              技術者に取っては克服すべき課題でしかないでしょう。

              それとも、あなたはコンピュータは全て英語以外使うべきではないと思いますか?
              • by Anonymous Coward

                英語だけで済む様になったら、何もかもが便利極まりないだろうね

            • by Anonymous Coward
              > テクノロジーというのは「文化の多様性」やら「価値感の違い」を
              > 減じる方向に突き進んでいるんです、それが現実です。
              > テクノロジーは多かれ少なかれフラットな未来を志向してきた
              > と言い換えてもいいでしょう。

              これも違うなぁ。テクノロジーというのは「文化の多様性」やら「価値感の違い」に
              従属して、あるいは寄り添って進んでいると思う。
              技術が文化を、刺激する、変化させることはあっても減じることはない、
              あるいは今回のGoogleの様に蹂躙する事は、
              ナチスの文化蹂躙同様許される事ではないと思う。

              > たとえば欧州に鉄道網が張り巡らされたとき、地域の多様性が減じたと
              • by Anonymous Coward

                >これも違うなぁ。テクノロジーというのは「文化の多様性」やら「価値感の違い」に
                >従属して、あるいは寄り添って進んでいると思う。

                少し簡単な例を挙げると、たとえば炊飯器というものがあります。いまは地域を問わず
                日本中のほとんどの家庭で炊飯器で飯を炊いてますよね。
                しかし、炊飯器がなかった当時は釜で炊いてたでしょうし、地域ごとに違うノウハウが
                伝えられていたかもしれません。炊飯器というテクノロジーは、そういう地域文化の
                多様性をオーバーライドしてフラットにしてしまう。

                方言…これは言葉の文化ですが…失われてますよね。これもTV、ラジオ、あるいは
                交通手段と

              • by Anonymous Coward
                >これも違うなぁ。テクノロジーというのは「文化の多様性」やら「価値感の違い」に
                >従属して、あるいは寄り添って進んでいると思う。

                道路一本、鉄道一本でそんなものは劇的に変わってしまうものですよ。
                30年前に絶版になった『民間行事辞典』と言う本を持っておりますが、
                乗っている行事の半分くらいは既に絶えてしまっている状態です。
                変革とは、伝統とそれに付随する文化の破壊者に他ならないのです。
              • by Anonymous Coward

                「奪ったテクノロジー」があるというのが正確なところで、
                「テクノロジーがあれば即ち多様性が奪われる」というのとは違うと思いますが。

                そもそも、稲作だって米の調理法だって、原始社会ではテクノロジー。
                長いスパン、というけれど、あなたが例に挙げているのは、産業革命以降の話。
                人間の文化からすればきわめて短いスパンの話。

                いいたいことはもちろんよくわかるのだけど、揚げ足をとるつもりはなくて、
                単にテクノロジー=多様性の破壊、という発想はどうかな、と思う。
                これからはむしろ、インターネットによって地理的条件に根ざさない文化、
                多様性が生まれるんじゃないかな。だとすれば、それもまたテクノロジーが生んだ多様性ってことに。

              • by Anonymous Coward

                >>これからはむしろ、インターネットによって地理的条件に根ざさない文化、
                >>多様性が生まれるんじゃないかな。

                その為には、地理的条件に関係なく情報にアクセスできなくてはいけない。
                日本語は、知識のない人が見たら完全に暗号電文だ。
                漢字とひらがなとカタカナを組み合わせた文章はかなりの難解さだろう。
                英語を日本人の発音で表した外来語とか、嫌がらせとしか思えないのではなかろうか。

                「地理的条件に根ざさない文化」が生まれるためには、「地理的条件に根ざした文化」が死ぬ必要がある。

            • by Anonymous Coward

              世間がやらない犯罪を率先してやるんだから、裏社会のようだって言われているわけでしょ。麻薬組織は、大手通販や量販店が麻薬を取り扱わないから成り立っている。

              そこが技術的ってのは、なんか勘違いしているとしか思えないな。エイベックスやタカラは技術的ですか?いや、非合法組織は、わりと技術的かなぁ、と思わんでもないけど。出会い形サイトとか、スパムメールとかさ。

未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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