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そもそも人間の循環系は脈動があることが前提の構造になっていると思われますが、そのあたりへの影響は大丈夫なんでしょうか。素人ながら。
そもそも人間の循環系は脈動があることが前提の構造になっていると思われますが、そのあたりへの影響は大丈夫なんでしょうか。
確かに脈動があることが前提になっているのですが、わたしの知る限り、それは必ずしも必要なもの、というかメリットが多いものではなく、むしろ扱いにくいので、体は脈動を消し去るようにできています。
血管を流れる血液は、心臓を出たばかりの動脈では、確かに心臓の収縮にあわせて激しく脈動的に流れますが、動脈の中を流れ、全身の毛細血管にたどりつく頃には、ごく弱い脈動しか示しません。この働きは、具体的には、動脈の壁の
動脈の弾力性は血管壁の筋肉を使って能動的に血圧を調節する方が主な目的じゃないの?
そのとおりです。ただ、太い動脈と細い動脈で、最も重要とされている機能が違うようです。
壁の筋肉(平滑筋)の働きによって、動脈の太さを変え、血圧を調節するのは特に心臓から遠いところにある、細めの動脈で効果が大きいとされています。心臓から近い、血圧がより大きく変動する太い動脈では、壁の弾力性そのものが血圧の変動を逃がすのに重要で、これは平滑筋よりも、弾性繊維という成分が担っています。
細い動脈は平滑筋の働きが重要なため「筋性動脈」、太い動脈は弾性繊維がよく発達していて「弾性動脈」という呼び名があります。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
耐久性は高いかも知れないが (スコア:0)
そもそも人間の循環系は脈動があることが前提の構造になっていると思われますが、そのあたりへの影響は大丈夫なんでしょうか。素人ながら。
Re: (スコア:5, 興味深い)
確かに脈動があることが前提になっているのですが、わたしの知る限り、それは必ずしも必要なもの、というかメリットが多いものではなく、むしろ扱いにくいので、体は脈動を消し去るようにできています。
血管を流れる血液は、心臓を出たばかりの動脈では、確かに心臓の収縮にあわせて激しく脈動的に流れますが、動脈の中を流れ、全身の毛細血管にたどりつく頃には、ごく弱い脈動しか示しません。この働きは、具体的には、動脈の壁の
Re:耐久性は高いかも知れないが (スコア:1)
動脈の弾力性は血管壁の筋肉を使って能動的に血圧を調節する方が主な目的じゃないの?
the.ACount
Re:耐久性は高いかも知れないが (スコア:1)
そのとおりです。ただ、太い動脈と細い動脈で、最も重要とされている機能が違うようです。
壁の筋肉(平滑筋)の働きによって、動脈の太さを変え、血圧を調節するのは特に心臓から遠いところにある、細めの動脈で効果が大きいとされています。心臓から近い、血圧がより大きく変動する太い動脈では、壁の弾力性そのものが血圧の変動を逃がすのに重要で、これは平滑筋よりも、弾性繊維という成分が担っています。
細い動脈は平滑筋の働きが重要なため「筋性動脈」、太い動脈は弾性繊維がよく発達していて「弾性動脈」という呼び名があります。