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NVIDIA、次世代 Intel CPU 向けチップセットの開発を中止」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2009年10月16日 23時43分 (#1655408)

    以前PC Watchで後藤さんが書いていましたが、NVIDIAの基本的なアーキティクチャは今でも
    G80が基本になっています。これは現在のGT200系でも同じでして、基礎となるSPやSMを
    ASICではなくカスタムロジックで組んでいることによるものです。

    カスタムロジックはASICと比べ、高クロックで廻すことができますが、(実際SP/SM部は倍速で駆動してますよね)
    設計と検証にかなり時間がかかることになります。G80の開発には4年、その間GFFX-GF7000でRadeonと戦いつつ
    現在GPGPUと呼ばれる技術トレンドに舵を切ってきたのですが、ストリームプロセッシングを念頭においていたので
    Unified Shader化には対応できたものの、GPGPU概念の拡張とDirectXのソフトウェア化志向、OpenCLの策定と
    技術トレンドが急速に変化する状況の中、G92コア製品の二度にわたるリネームで時間を稼いで、その間にSMの再設計でぶら下げるSPの数を
    とりあえず増やしてGT200コアのローンチに至っています。
    元々のG80アーキティクチャがかなり柔軟であったため、グラフィック分野ではATI-R600アーキティクチャのSP物量と効率化攻撃に
    何とか対応できていましたが、倍精度浮動小数点パフォーマンスやアドレッシングなど、ハイエンドストリームプロセッサとしての
    トレードオフを考慮しなければならないので、これ以上の性能向上にはアーキティクチャの大幅な刷新が必要となります。

    で、「Fermi」アーキティクチャの発表に至るのですが、カスタムロジックでの設計がどこまで進んでいるか不明であり、
    ローエンドのGPUに積むにはトランジスタの効率が悪すぎるため、必然的にミドル-ハイクラスの価格帯でないとペイしないと思われます。
    最近発売されたローエンドのGeforce GT220は内容からGT200系のSP/SM、おそらくGeforce 200Mと同一のコアを採用していると予想され、
    TSMCのプロセス開発が順調にいっていないことからチップセットビジネスの凍結、中期的にはミドルローエンドからの撤退も
    十分に考えられるレベルの状況になっているかと考えられます。
    救いなのはソフトウェア側のDirectX10対応が進んでいないことですが、Vista見送り組の個人や企業のWindowsXPからWindows7への移行が
    確実な状況で、DMIバスのライセンスが得られないとなれば、ノートPC外付けGPU派生のローエンドGPUであってもラインナップの維持は困難です。

    x86系二大メーカーがGPUの内蔵、融合に向かっている中で、ボリュームゾーンを取れずミドルから上とストリームプロセッサに特化
    せざるを得ないNVIDIAに、MatroxやSGIの影がちらつくような気がします。Lalabeeの性能、出荷時期によってはストリームプロセッサとしての
    将来にも赤信号がともることになるでしょう。

    しかしIntel GMAシリーズのグダグダっぷりは何とかならんもんか。

    • どちらにしろ、近い将来CPUにグラフィクスを統合してしまうとグラフィクス機能をチップセットに内蔵する必要も無い訳で、必然的にNVIDIAはローエンド側の市場には参加できないでしょう。

      そうなるとディスクリートのチップで商売するしかなく、その商売の相手はわざわざ外付けでグラフィクス機能を追加しようとするユーザですから性能が要求されるはずです。安くて性能が低くても構わない、というボリュームゾーンのユーザはディスクリートのチップを買わないので、価格が高くて性能も高いゾーンを狙うというのは理にかなっています。

      DMI経由でグラフィクスを接続すると帯域が心配ですから、無理にセップセットに内蔵させずmini PCI Expressで接続して回避するとか考えてるんじゃないでしょうか。

      親コメント
    • IDどころか、実名で記事を書いてもいいレベル。

      ・・・最後の一行がなければw

UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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