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えーっ。せっかくグーグルが面倒なデジタイズ作業をタダでやってくれて、しかも逆にいくらかのお金がもらえるかもしれないチャンスなのに。アマゾンの「なか見!検索」は、わざわざ依頼してスキャン用書籍を提供した分しか入れてくれない。同等のサービスを公共図書館でやろうと思ったら、準備するだけで、すごい費用が必要になる。
別にデジタル化したものが原本にとってかわるわけじゃない。書籍の信頼性や“尊厳”は損なわれず、書籍の価値を飛躍的に拡張してくれる機会だと思う。こういう、縮小方向の結論でまとまっちゃったら、いやだなあ。
日本には「ただより高いものはない」って素晴らしい格言がある
そっかー。わが国でOSS普及をはかるためには、まずここんところをどうにかしないといけないわけですね!
日本には「ただより高いものはない」って素晴らしい格言がある そっかー。わが国でOSS普及をはかるためには、まずここんところをどうにかしないといけないわけですね!
「無料だと? それでどうやって天下り先を作るというのだ?」とかホントに説明を求められそう(笑)
もはや迷信っていうか、盲腸だね。
#さっさと切っても何の問題もない因習
幸せな人生を送ってこられたようで、なによりです。
ちなみに盲腸は「さっさと切っても何の問題もない」ものとは見做されておりません。
切るのは盲腸ではなくて虫垂ですし、その虫垂も最近では免疫的に存在意義があるのではと言われていますからねぇ…
調べものをしていて「あの話はどこに書いてあるのか」と思ったとき、たとえば青空文庫に入っている作品なら、検索すれば、誰のどの作品のどのへんに書いてあるのかわかります。これがグーグルのブック検索だと、さらに底本の何頁のどこにあるのかまで知ることができる。これはすごいことですよ。いままで博覧強記の人に聞くしかなかったような情報でも、あらゆる書籍がスキャンされて検索DBに入っていれば、研究や勉強が飛躍的に効率化されます。たとえば以前、祖父のことについてこんな話 [ryomichico.net]がありました。まさに池田憲章氏の超人的読書量と記憶力と蔵書があってこその発見だったのですが、今後はどんな人でも、求めている記述にたどりつくことができるようになるかもしれない。(先日グーグル「ブック検索」の破壊力と創造力 [ryomichico.net]という題で書きました)「それがそこに書いてある」とわかりさえすれば、アクセスはそう難しいことではない。新本だって躊躇なく買えるし、古書市場の活性化も確実。古本でも手に入りにくいような絶版書籍については、グーグルやその提携団体がスキャンデータを印刷して売ってくれたらいい。国会図書館のコピーサービス以下の品質でなければ、それも十分使えるでしょう。
というわけで「権利すべてグーグル様が召し上げ」とかでなければ、とりあえずどんどん進めてほしいので、いま検討されている和解案がまとまったら、それに乗るのがいちばんいいと思っています。
権利者からの反発を招いているんだと思いますが。
正確には、「権利者団体」だと思います。
どっちでもいいでしょw権利者を束ねる組織の意義が分からないわけでもないだろうし。
各権利者が不満なら、自分で身の振り方を考えればいいだけの話。
いいえ。「権利者」の反発です。団体が動いたのはずっと後の話です。
思ったのだが出版社がデジタルデータを持っていないなんて事を思って居る人間がそんなに居るのか?どの出版社でも最近のであれば何時でも変換だけで出せるのでスキャンして貰っても利点なんか無い。
というか、日本でなら納本制度を拡張してデジタルデータも納本。国会図書館から各公共図書館へデータ配布、とかの方式の方がずっと良いと思う訳ですが。
旧本については仕方ないが、それにしても変な権利主張を行う団体は避けないとダメでしょう。Googleは変な制限を付けた時点で、公共の業務として他社の権利を扱う物として落第だと思う。
>別にデジタル化したものが原本にとってかわるわけじゃない。これはこの頃ネット上の意見からすると逆だな。デジタルデータさえあれば原本は邪魔って意見すら珍しくない。そういう人に取って見れば、完全に取って代わるものそのものだ。
出版社がデジタルデータを持っていないなんて事を思って居る人間がそんなに居るのか?どの出版社でも最近のであれば何時でも変換だけで出せるのでスキャンして貰っても利点なんか無い
出版実務を知らない人の妄言。出版社はほとんどの場合デジタルデータを持ってない。著者も持ってないことが多い。赤入れのたびにいちいちワープロ原稿まで直す人は稀。
デジタルデータさえあれば原本は邪魔って意見すら珍しくない
そのわりには電子出版は冴えませんね。意見と現実は別なんでしょう。引用・参照したい本があったとして、デジタルデータの確実性に疑いがあれば、オリジナルの本に当たるしかありません。スキャンデータならまだしも、テキストだといつどこで変更が加わっているか知れない。
著作権者は本という実体のある物が著作物だと思ってるんじゃないのかな!?
そんなわけない。そもそも今じゃほとんどの人がパソコンで書いてまんがな。
著者はお前ほど馬鹿じゃないよ
>>思ったのだが出版社がデジタルデータを持っていないなんて事を思って居る人間がそんなに居るのか?
ほとんど持ってませんよ。出版社は書籍を編集して出版することが仕事であって、制作や印刷は一般に別組織・別会社です。デジタルデータが必要になるのはDTPで紙面を制作する時や、CTPでデータからダイレクトに印刷するときだけで、出版社はこれに関与しません。DTP屋に制作を依頼した際の成果物は、基本的に面付けされたフィルムの状態で納品されるものです。DTPで使用したデータはあくまでDTP屋の所有物ですし、PCではない編集専用機で作成されたデータを出版社がもっていても読み込むことすらできません。ですから出版社はフィルムを一定期間保管していることはありますが、案外データ自体は持っていなかったりします。
>>ほとんど持ってませんよ。>>案外持っていなかったりします。どっちなんだよw
少なくとも私の勤めていたところと、知り合い数社では、テキストをデザイン屋に渡した後わざわざ破棄するようなことはしませんがね。そんなことしてもメリットないし、とっておくのが常識。もちろん盗難対策は必要ですが。
もう書籍だけに限らず、ソフトウェアやデジタルデータなども一緒にやって欲しいね。アメリカ国内で流通していないソフトウェアも全部廃盤扱いで、デジタルデータを全部保管。まったく問題ないでしょ、書籍との違いがよくわからないし。動画・音楽は既にYouTubeにあるから問題ないし。時間細切れになるのが問題あるが・・・違いがないなら、書籍でOKというのもよくわからん。
そういう思考実験はおもしろいけどな
まあソフトウェアで商売する会社がそんなことする訳がない/.jでゲームコピーに対して一番風当たりが強いのも、自分の庭が大事なだけだからな
こういう「おいしい話」に簡単に乗せられる人ってまだ存在するんですねそりゃ詐欺が減らないわけだ
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
残念きわまりない (スコア:1, すばらしい洞察)
えーっ。せっかくグーグルが面倒なデジタイズ作業をタダでやってくれて、
しかも逆にいくらかのお金がもらえるかもしれないチャンスなのに。
アマゾンの「なか見!検索」は、わざわざ依頼してスキャン用書籍を提供した分しか入れてくれない。
同等のサービスを公共図書館でやろうと思ったら、準備するだけで、すごい費用が必要になる。
別にデジタル化したものが原本にとってかわるわけじゃない。書籍の信頼性や“尊厳”は損なわれず、
書籍の価値を飛躍的に拡張してくれる機会だと思う。
こういう、縮小方向の結論でまとまっちゃったら、いやだなあ。
Re:機械音痴なんでしょう。 (スコア:2, フレームのもと)
で、振り上げた拳を下ろす方法が見つからなかったのでは。
WebOPAC? (スコア:0)
あとはGoogleスカラーとか。
Re: (スコア:0)
「ただより高いものはない」/Re:残念きわまりない (スコア:1)
そっかー。わが国でOSS普及をはかるためには、まずここんところをどうにかしないといけないわけですね!
Re:「ただより高いものはない」/Re:残念きわまりない (スコア:1)
「無料だと? それでどうやって天下り先を作るというのだ?」とかホントに説明を求められそう(笑)
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
もはや迷信っていうか、盲腸だね。
#さっさと切っても何の問題もない因習
Re: (スコア:0)
幸せな人生を送ってこられたようで、なによりです。
ちなみに盲腸は「さっさと切っても何の問題もない」ものとは見做されておりません。
Re: (スコア:0)
切るのは盲腸ではなくて虫垂ですし、
その虫垂も最近では免疫的に存在意義があるのではと言われていますからねぇ…
Re: (スコア:0)
その営利目的が裏に透けた親切の押し売りが、権利者からの反発を招いているんだと思いますが。
どんどん進めてほしい理由/Re:残念きわまりない (スコア:3, 興味深い)
調べものをしていて「あの話はどこに書いてあるのか」と思ったとき、たとえば青空文庫に入っている作品なら、検索すれば、誰のどの作品のどのへんに書いてあるのかわかります。これがグーグルのブック検索だと、さらに底本の何頁のどこにあるのかまで知ることができる。これはすごいことですよ。
いままで博覧強記の人に聞くしかなかったような情報でも、あらゆる書籍がスキャンされて検索DBに入っていれば、研究や勉強が飛躍的に効率化されます。
たとえば以前、祖父のことについてこんな話 [ryomichico.net]がありました。まさに池田憲章氏の超人的読書量と記憶力と蔵書があってこその発見だったのですが、今後はどんな人でも、求めている記述にたどりつくことができるようになるかもしれない。(先日グーグル「ブック検索」の破壊力と創造力 [ryomichico.net]という題で書きました)
「それがそこに書いてある」とわかりさえすれば、アクセスはそう難しいことではない。新本だって躊躇なく買えるし、古書市場の活性化も確実。古本でも手に入りにくいような絶版書籍については、グーグルやその提携団体がスキャンデータを印刷して売ってくれたらいい。国会図書館のコピーサービス以下の品質でなければ、それも十分使えるでしょう。
というわけで「権利すべてグーグル様が召し上げ」とかでなければ、とりあえずどんどん進めてほしいので、いま検討されている和解案がまとまったら、それに乗るのがいちばんいいと思っています。
Re: (スコア:0)
無価値な物に変るだけでは?
Re: (スコア:0)
アメリカ人がBook searchを利用するのはOKだけど、それはフェアユースに基づくからであって、日本を含めて、国内法にフェアユース規定のない(=フェアユースに基づく利用をしようにも、そもそも規定がない)国の人が利用するのは、厳密にはアウトになるのではないの?
#まぁ、誰が訴えるんだ、ということはあるのかもしれないけどさ。
Re: (スコア:0)
「あの話」というのが特徴的な言い回しをしているならその表現で探せると思う。
でもそこまで覚えていないような場合って、どんな風に探すんだろう。
そんな技術があるならぜひWeb検索にも導入してほしい。
Re:残念きわまりない (スコア:2)
正確には、「権利者団体」だと思います。
Re: (スコア:0)
どっちでもいいでしょw
権利者を束ねる組織の意義が分からないわけでもないだろうし。
各権利者が不満なら、自分で身の振り方を考えればいいだけの話。
Re: (スコア:0)
いいえ。「権利者」の反発です。
団体が動いたのはずっと後の話です。
Re:残念きわまりない (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
思ったのだが出版社がデジタルデータを持っていないなんて事を思って居る人間がそんなに居るのか?
どの出版社でも最近のであれば何時でも変換だけで出せるのでスキャンして貰っても利点なんか無い。
というか、日本でなら納本制度を拡張してデジタルデータも納本。国会図書館から各公共図書館へ
データ配布、とかの方式の方がずっと良いと思う訳ですが。
旧本については仕方ないが、それにしても変な権利主張を行う団体は避けないとダメでしょう。
Googleは変な制限を付けた時点で、公共の業務として他社の権利を扱う物として落第だと思う。
>別にデジタル化したものが原本にとってかわるわけじゃない。
これはこの頃ネット上の意見からすると逆だな。
デジタルデータさえあれば原本は邪魔って意見すら珍しくない。
そういう人に取って見れば、完全に取って代わるものそのものだ。
デジタルデータ/Re:残念きわまりない (スコア:1)
出版実務を知らない人の妄言。出版社はほとんどの場合デジタルデータを持ってない。
著者も持ってないことが多い。赤入れのたびにいちいちワープロ原稿まで直す人は稀。
そのわりには電子出版は冴えませんね。意見と現実は別なんでしょう。
引用・参照したい本があったとして、デジタルデータの確実性に疑いがあれば、オリジナルの本に当たるしかありません。
スキャンデータならまだしも、テキストだといつどこで変更が加わっているか知れない。
本という実体のある物を売りたいからでしょう! (スコア:0)
Re:本という実体のある物を売りたいからでしょう! (スコア:1)
そんなわけない。そもそも今じゃほとんどの人がパソコンで書いてまんがな。
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
著者はお前ほど馬鹿じゃないよ
Re: (スコア:0)
>>思ったのだが出版社がデジタルデータを持っていないなんて事を思って居る人間がそんなに居るのか?
ほとんど持ってませんよ。
出版社は書籍を編集して出版することが仕事であって、制作や印刷は一般に別組織・別会社です。
デジタルデータが必要になるのはDTPで紙面を制作する時や、CTPでデータからダイレクトに印刷するときだけで、出版社はこれに関与しません。
DTP屋に制作を依頼した際の成果物は、基本的に面付けされたフィルムの状態で納品されるものです。
DTPで使用したデータはあくまでDTP屋の所有物ですし、PCではない編集専用機で作成されたデータを出版社がもっていても読み込むことすらできません。
ですから出版社はフィルムを一定期間保管していることはありますが、案外データ自体は持っていなかったりします。
Re: (スコア:0)
>>ほとんど持ってませんよ。
>>案外持っていなかったりします。
どっちなんだよw
少なくとも私の勤めていたところと、知り合い数社では、テキストをデザイン屋に渡した後わざわざ破棄するようなことはしませんがね。
そんなことしてもメリットないし、とっておくのが常識。もちろん盗難対策は必要ですが。
ゲームに置き換えてみた (スコア:0)
しかも逆にいくらかのお金がもらえるかもしれないチャンスなのに。
別に吸出ししたものが原本にとってかわるわけじゃない。ゲームのおもしろさや“尊厳”は損なわれず、
ゲームの価値を飛躍的に拡張してくれる機会だと思う。
こういう、縮小方向の結論でまとまっちゃったら、いやだなあ。
Re: (スコア:0)
もう書籍だけに限らず、ソフトウェアやデジタルデータなども一緒にやって欲しいね。
アメリカ国内で流通していないソフトウェアも全部廃盤扱いで、デジタルデータを全部保管。
まったく問題ないでしょ、書籍との違いがよくわからないし。
動画・音楽は既にYouTubeにあるから問題ないし。時間細切れになるのが問題あるが・・・
違いがないなら、書籍でOKというのもよくわからん。
Re: (スコア:0)
そういう思考実験はおもしろいけどな
まあソフトウェアで商売する会社がそんなことする訳がない
/.jでゲームコピーに対して一番風当たりが強いのも、自分の庭が大事なだけだからな
Re: (スコア:0)
なるなら、それはそれで興味深いですね。
別に遊べるようになったり、画像を好き勝手に持って行けるようにするわけじゃないならフェアユースの範囲で
収まる可能性は十分あると思います。
技術的ハードルは高いと思いますが、アリじゃないでしょうか。
#そこでソフトハウスが被る「被害」もあまり想像つきませんし。
Re: (スコア:0)
こういう「おいしい話」に簡単に乗せられる人ってまだ存在するんですね
そりゃ詐欺が減らないわけだ