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>> キヤノンはSEDがやりたいのではなくて、テレビ事業がやりたくて、
たしかに,キヤノンは最初から「テレビ事業への進出が夢だった」と表明していましたね.
>> でも後発だから他社にはないとがったデバイスで勝負するという>> ことでSEDが候補になったと思う。つまりSEDは手段。
これはちょっと違います.他社と同じ分野の技術で進出しても,製造ノウハウが無い分野なのでコスト勝負で勝てるはずもなく,しかもパテント絡みの問題もある(おそらくクロスライセンスできるような技術は持っていないはずなので,金で解決するしかない).かといってパネルを調達してモノを組み立てるだけの商売を始めても,テレビ業界で何のブランド力も無いキヤノンが売れるとは思えない.「他社には無いデバイス」というのは手段かもしれませんが,それが唯一の手段であり,必須だったのですよ.
>> もしかしてテレビのノウハウが豊富な東芝と分かれたのが
「分かれた」という表現には違和感がありますね.「分かれた」のではなくて,東芝から「見捨てられた」というべきでしょう.そもそもSEDは研究レベルでは昔から知られた技術だったのですが,他社は皆「実用化は無理」といってとっくに見捨てたのです.ところがキヤノンが「SED実用化の目途がついたが,テレビに関しては実際の量産や販売網に関するノウハウが無いので,一緒にやってほしい」と東芝にもちかけたので,東芝が一緒にやり始めた,という流れです.一緒にやり始めたら実際は実用化にはほど遠いレベルだということがわかったので,東芝は「話が違うじゃねーか」と普通に撤退しただけです.つきつめて言えばテレビに関するノウハウの無さが原因ということだと思いますが,おそらくキヤノンの量産化への見通しが甘すぎだったということでしょうね.
>他社と同じ分野の技術で進出しても,製造ノウハウが無い分野なのでコスト勝負で勝てるはずもなく,>しかもパテント絡みの問題もある(おそらくクロスライセンスできるような技術は持っていないはずなので,>金で解決するしかない).
キヤノンは有機ELにも手を出してリスクヘッジしてますね。最近はあまり聞かないですが、この辺 [nikkeibp.co.jp]とかこの辺 [impress.co.jp]とか。
これらの話より前からELについて色々とやってましたし。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
SEDがぽしゃったのが大きいのかな~ (スコア:4, 参考になる)
だけど、将来を担う明確な業務プランがないことが問題だと言ってました。
企業としての図体が大きいが、強力に推進するものがなくなった状態を「ス
クリューの止まったタンカー」と表現しておられました。
で、その止まったスクリューをもう一度動かすのが、SEDだとも言ってました。
SEDが延期に次ぐ延期の末、話題すらなくなった状態がこの結果なのかな、と。
かつての好業績を支えてきたものの利益が薄れ、次に出すカードが何もない
状態なのでしょう。
Re: (スコア:0)
でも後発だから他社にはないとがったデバイスで勝負するという
ことでSEDが候補になったと思う。つまりSEDは手段。
だったら、似たような技術であるFEテクノロジーズのナノスピント
技術買ってやればいいのにと思ったりするわけで。
もしかしてテレビのノウハウが豊富な東芝と分かれたのが
テレビ事業を推進できない一番の理由だったりして?
#全部憶測ですよ。
Re:SEDがぽしゃったのが大きいのかな~ (スコア:2, 興味深い)
>> キヤノンはSEDがやりたいのではなくて、テレビ事業がやりたくて、
たしかに,キヤノンは最初から「テレビ事業への進出が夢だった」と表明していましたね.
>> でも後発だから他社にはないとがったデバイスで勝負するという
>> ことでSEDが候補になったと思う。つまりSEDは手段。
これはちょっと違います.他社と同じ分野の技術で進出しても,製造ノウハウが無い分野なのでコスト勝負で勝てるはずもなく,しかもパテント絡みの問題もある(おそらくクロスライセンスできるような技術は持っていないはずなので,金で解決するしかない).かといってパネルを調達してモノを組み立てるだけの商売を始めても,テレビ業界で何のブランド力も無いキヤノンが売れるとは思えない.
「他社には無いデバイス」というのは手段かもしれませんが,それが唯一の手段であり,必須だったのですよ.
>> もしかしてテレビのノウハウが豊富な東芝と分かれたのが
「分かれた」という表現には違和感がありますね.「分かれた」のではなくて,東芝から「見捨てられた」というべきでしょう.
そもそもSEDは研究レベルでは昔から知られた技術だったのですが,他社は皆「実用化は無理」といってとっくに見捨てたのです.ところがキヤノンが「SED実用化の目途がついたが,テレビに関しては実際の量産や販売網に関するノウハウが無いので,一緒にやってほしい」と東芝にもちかけたので,東芝が一緒にやり始めた,という流れです.一緒にやり始めたら実際は実用化にはほど遠いレベルだということがわかったので,東芝は「話が違うじゃねーか」と普通に撤退しただけです.
つきつめて言えばテレビに関するノウハウの無さが原因ということだと思いますが,おそらくキヤノンの量産化への見通しが甘すぎだったということでしょうね.
Re: (スコア:0)
>他社と同じ分野の技術で進出しても,製造ノウハウが無い分野なのでコスト勝負で勝てるはずもなく,
>しかもパテント絡みの問題もある(おそらくクロスライセンスできるような技術は持っていないはずなので,
>金で解決するしかない).
キヤノンは有機ELにも手を出してリスクヘッジしてますね。
最近はあまり聞かないですが、この辺 [nikkeibp.co.jp]とかこの辺 [impress.co.jp]とか。
これらの話より前からELについて色々とやってましたし。