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フレームの元覚悟で、あえて言います。大学の意味とは何でしょうか。
就職協定が無くなった後、大学3年~4年までの2年間、ゼミや研究よりも就職活動がメインということも珍しくありません。
それならば、基礎教養程度しか深く勉強していないことになります。企業から「あなたは大学で何を学びましたか?」の質問に、どのように答えるのでしょうか。
私は就職協定を復活させ、大学4年生夏からの就職活動、あるいは大学卒業単位の取得(見込みではなく)済みを内定の条件にするなど就職と勉強を明確に区別し、「大学でこれを勉強した」と堂々と言えるような状態にすべきであると思います。
その方が、結果として時間の浪費が少なくて済むのではないかと思います。その意味では、早いうち、それこそ中学校や高校程度から企業説明会やインターンなど、企業を知る活動を推進すべきであるとも思います。
誰に向けての問いかけかで異なるかと思います。
大学生から学ぶ楽しさ研究の奥深さなど企業の採用活動のせいで、高等教育の機会を奪っているという指摘であれば、その通りだと思います。しかし、これは大学生目線での指摘です。
企業にとって、学士予定者を「学んだ内容によって選別する」ことは、あまり一般的ではないと思います。# 修士、博士に関しては研究内容/実績には一定のウェイトを置く企業が多いかと思います。
つまり、以下のような問いを企業は行いません。
企業から「あなたは大学で何を学びましたか?」の質問に、どのように答えるのでしょうか。
なぜならば、学んだ内容で採用するわけではないからです。(前述の通り、修士や博士は異なります)例えば「コンクリート小型試験片の加速試験結果による材料特性」と「源氏物語へのマルコフ適用による作者推定」とを比較して、どちらの学生が優れているか(例えば営業に向いているのはどちらの学生か?)を判断する基準を企業は持ちません。
学士習得見込み者は、単に「大学を入学する学力を持っている、22~24歳の若者」として採用面接に臨むことになります。その為、実質的に大学入学歴による判断(大学で何を学んだかよりもその大学に入れたことを評価する)が横行したり、年次構成を歪にしないために採用人数を調整したり、アルバイトやサークルでの経験を面接で聞いたりすることになるわけです。# 繰り返しになりますが、学んだ内容で採用したい修士/博士/一部の学士も存在しますし、そういった学生に来ていただけるよう企業側も研究室訪問を行うなどの採用活動は行っています。# また入社後に活躍してくれそうな学生さんをどうすれば見極められるか、毎年試行錯誤している人事が多いです。
大学は研究/教育の最高機関である最高学府なのだから、学生には学ぶ事に専念して欲しいし社会もそう配慮するべきだという指摘はごもっともだと思いますし、現状は嘆かわしいという点にも同意します。しかしそれは「企業にとっては、大学で何を学んだかは別にどうでも良い」という現状も認識した上でなければ、単なる愚痴になってしまうかと思います。# 荒らしモデ付けられそうだけどあえてID
>しかしそれは「企業にとっては、大学で何を学んだかは別にどうでも良い」という現状も認識した上でなければ、単なる愚痴になってしまうかと思います。
ここでいう「企業」とはなんぞや?というのがあると思いますね。
現場レベルでは大学で何を学んだかは重要だし、経営者的にも自社の利益を最大化するために重要だ。
けれど、それが「人事部主導による青田刈り採用にも中途採用にも反映されてない」というだけの話。
平たく言えば「人事部=企業」ではない。大学で何を学んだかを見てないのは人事部の都合でしかないよ。
> なぜならば、学んだ内容で採用するわけではないからです。(前述の通り、修士や博士は異なります)
けど、修士の学生も、修士1年の冬くらいから就職活動をはじめるようです。確かに、学部就職する学生よりも勉強できる期間は丸2年遅くなりますが、その2年のうち、1年半ほどは学部で過ごした期間で、大学院での学習期間はたったの半年です。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
大学とは何か (スコア:4, すばらしい洞察)
フレームの元覚悟で、あえて言います。
大学の意味とは何でしょうか。
就職協定が無くなった後、大学3年~4年までの2年間、
ゼミや研究よりも就職活動がメインということも珍しくありません。
それならば、基礎教養程度しか深く勉強していないことになります。
企業から「あなたは大学で何を学びましたか?」の質問に、どのように答えるのでしょうか。
私は就職協定を復活させ、大学4年生夏からの就職活動、あるいは
大学卒業単位の取得(見込みではなく)済みを内定の条件にするなど
就職と勉強を明確に区別し、「大学でこれを勉強した」と堂々と言えるような
状態にすべきであると思います。
その方が、結果として時間の浪費が少なくて済むのではないかと思います。
その意味では、早いうち、それこそ中学校や高校程度から企業説明会やインターンなど、
企業を知る活動を推進すべきであるとも思います。
Re:大学とは何か (スコア:3, 興味深い)
誰に向けての問いかけかで異なるかと思います。
大学生から学ぶ楽しさ研究の奥深さなど企業の採用活動のせいで、高等教育の機会を奪っているという指摘であれば、その通りだと思います。
しかし、これは大学生目線での指摘です。
企業にとって、学士予定者を「学んだ内容によって選別する」ことは、あまり一般的ではないと思います。
# 修士、博士に関しては研究内容/実績には一定のウェイトを置く企業が多いかと思います。
つまり、以下のような問いを企業は行いません。
なぜならば、学んだ内容で採用するわけではないからです。(前述の通り、修士や博士は異なります)
例えば「コンクリート小型試験片の加速試験結果による材料特性」と「源氏物語へのマルコフ適用による作者推定」とを比較して、どちらの学生が優れているか(例えば営業に向いているのはどちらの学生か?)を判断する基準を企業は持ちません。
学士習得見込み者は、単に「大学を入学する学力を持っている、22~24歳の若者」として採用面接に臨むことになります。
その為、実質的に大学入学歴による判断(大学で何を学んだかよりもその大学に入れたことを評価する)が横行したり、年次構成を歪にしないために採用人数を調整したり、アルバイトやサークルでの経験を面接で聞いたりすることになるわけです。
# 繰り返しになりますが、学んだ内容で採用したい修士/博士/一部の学士も存在しますし、そういった学生に来ていただけるよう企業側も研究室訪問を行うなどの採用活動は行っています。
# また入社後に活躍してくれそうな学生さんをどうすれば見極められるか、毎年試行錯誤している人事が多いです。
大学は研究/教育の最高機関である最高学府なのだから、学生には学ぶ事に専念して欲しいし社会もそう配慮するべきだという指摘はごもっともだと思いますし、現状は嘆かわしいという点にも同意します。
しかしそれは「企業にとっては、大学で何を学んだかは別にどうでも良い」という現状も認識した上でなければ、単なる愚痴になってしまうかと思います。
# 荒らしモデ付けられそうだけどあえてID
Re:大学とは何か (スコア:2)
>しかしそれは「企業にとっては、大学で何を学んだかは別にどうでも良い」という現状も認識した上でなければ、単なる愚痴になってしまうかと思います。
ここでいう「企業」とはなんぞや?というのがあると思いますね。
現場レベルでは大学で何を学んだかは重要だし、
経営者的にも自社の利益を最大化するために重要だ。
けれど、それが
「人事部主導による青田刈り採用にも中途採用にも反映されてない」
というだけの話。
平たく言えば「人事部=企業」ではない。
大学で何を学んだかを見てないのは人事部の都合でしかないよ。
Re:大学とは何か (スコア:1)
> なぜならば、学んだ内容で採用するわけではないからです。(前述の通り、修士や博士は異なります)
けど、修士の学生も、修士1年の冬くらいから就職活動をはじめるようです。
確かに、学部就職する学生よりも勉強できる期間は丸2年遅くなりますが、その2年のうち、1年半ほどは学部で過ごした期間で、大学院での学習期間はたったの半年です。
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