Printable is bad.のコメント: 冗談で「殺す」と書いただけで永久凍結されることがある (スコア 5, 参考になる) 126
Twitter、個人への罵倒・脅迫を禁止へで追加された利用規約、Twitterルール の「報告対象の行為が一方的であるか、あるいは脅迫を含む場合」に違反するという報告による凍結が行われているようです。
具体的には、嫌がらせや迷惑行為の報告 のフォームから「身体の安全または健康を脅かす暴力的脅迫」を選択して、「@example おい、殺すぞw」などの発言を通報するといった方法で、通報されたアカウントが永久凍結されてしまうケースが出ています。
# 私のフォローしているある人物も、形式的に脅迫だと判断され得る発言が、知り合い相手に冗談で「@example おい、殺すぞw」とツイートしたリプぐらいしか思い当たらないのにも関わらず、脅迫を理由している永久凍結されたとのことです。
通報者が、「誰が迷惑行為を受けていますか?」で「その他 (例: 友だち、グループ)」を選んでいるのか、もしくは「報告者が代理人を務める人 (例: 顧客、子ども)」などを選んで成りすましをしているのかは分かりませんが、後者の被害者の成りすましだとしたら DMCA 悪用に近い通報制度の悪用 と言えます。
当事者同士では冗談のつもりで被害者が存在しないケースであっても、脅迫行為の被害者が通報するのではなく、関係ないユーザーが特定のアカウントを凍結させる目的で、「殺す」などのキーワードで検索して形式的に脅迫だと判断され得る発言を抽出・通報する行為が行われていますので、過去に「@example 殺す」などのツイートをしたことのある人はアカウント凍結回避のために当該ツイートの削除を検討するのが良いと思います。
時に中高生ぐらいだと、親しい人同士で「お前~~だったよなー」と過去の恥ずかしい言動などを指摘するツイートに対して「死ね」とか「おいこら殺すぞ」などとリプする程度のことは日常的に行われており、当事者同士では単なる友達同士のなれ合いのつもりであって、脅迫行為だという意識がお互い全くないケースも多いはず。それを無関係な第三者が当該アカウントを凍結する目的で通報するのは、通報制度の悪用と言えると思います。
余談ですが、日本の刑法の脅迫罪(刑法第222条)は、抽象的危険犯で相手が恐怖心を感じるかどうかは問わず、一般人が畏怖するに足りると判断すれば成立することになっており、また親告罪でもないので被害者が居なくても成立します。安易に「殺す」といったツイートはしない方が良いでしょう。
# 「死ね」はギリギリセーフかな?