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人口増加に伴う食料不足は実際かなりきついところまできている。不況だといいながら食料に不自由しない日本にいると実感がわかないだろうけど。耕地を増やそうと思っても陸上には適地が少ない。地上ではあまり大幅な食料の増産が見込めない。増加どころか砂漠化の進む地域すらあるわけで。場所によっては海水面の上昇で水没する危険もある。干拓地でもないのに海抜がマイナスの耕地が増えている。それに比べて海洋はほとんどが手つかずであり、利用されている資源も魚類やオキアミ等ごくわずか。海藻類が食料として利用できれば状況は一変する。アフリカや中等の海は結構豊かなので海藻・海草ともによく育つ。海岸近くなら養殖も簡単。何なら外洋に人工島をつくることも考えられる。これなら陸上でなにがあろうと影響を受けずに環境をコントロールして安定生産が可能。あとは、問題の腸内最近を培養し腸まで生きたまま運べるカプセルに詰めて配るだけ。
それって、米の代替として海草ってことでしょ?
日本に限らず、農業問題の大部分は・肥料を公平分配するのがむずかしい・機械が(初期投下もライフサイクルも)高コストすぎるの2点に集約されるんだけどね。
日本の場合、農業離れとか言いながら実は水田に労働力が有り余っているという現実がある。農業離れの率をはるかに上回る機械化の波が押し寄せたからだ。このまま行くとその人材すら足りなくなるだろうけど、そこまで危機的な状況じゃない。昔は88手間とかよく言っていたものだが、今や、米作は最も楽な農作業になってしまった。他の品目は、さして機械化が進んでいるわけじゃないから依然として重労働で、中には本当に危機的なのもあるけど、米は大丈夫。超シルバーな世代でも機械すらあればやれてしまうんだから。
外国だって、資本を投下して灌漑と機械化をやれば生産量はもっと上げられる。でも、(物価のおかしい先進国や大土地所有がまかり通る国以外は)やらないでしょ。今の農産物の値段ではどうやったってペイしないから。農産物は人命に直結しているから、値段が上がれば首を括る人が大量に出る。上がらなければ、機械化のライフサイクルコストにすらならない。そういう現状なんだよ。
中国なんか、アレだけ人口があっても、まだ米を輸出しているわけだよ?しかも、作付面積は30年前と比べて70%に減っている。それでも余ってしまうのがチート作物の米なんだよ。もう粟稗の時代には戻れない。
結局、食料問題の大半は、アメリカなどの旧プランテーション系が、大規模な土地に機械化という最強のタッグで値段を下げすぎているせいで、金が他の農業生産者にうまく回っていかないことにある。日本は税金で米を支えているから今の収穫量があるし、量的には輸出したってなんら問題ない生産力を抱えている。でも、外国人に買える値段じゃないところに食糧問題の業があって減反したいわけだ。「儲からない」これに尽きる。
で、海草を主食にすれば、こういう問題が解決するのならいいんだけど、そうじゃないよね。つまり、海草を食卓に載せるまでのコストこそが何よりも重要なファクターだよ。海草だって、大量生産するなら、作業を機械化するべきだし。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
これは大きな突破口になるかも (スコア:1, 興味深い)
人口増加に伴う食料不足は実際かなりきついところまできている。
不況だといいながら食料に不自由しない日本にいると実感がわかないだろうけど。
耕地を増やそうと思っても陸上には適地が少ない。
地上ではあまり大幅な食料の増産が見込めない。
増加どころか砂漠化の進む地域すらあるわけで。
場所によっては海水面の上昇で水没する危険もある。
干拓地でもないのに海抜がマイナスの耕地が増えている。
それに比べて海洋はほとんどが手つかずであり、利用されている資源も魚類やオキアミ等ごくわずか。
海藻類が食料として利用できれば状況は一変する。
アフリカや中等の海は結構豊かなので海藻・海草ともによく育つ。
海岸近くなら養殖も簡単。
何なら外洋に人工島をつくることも考えられる。
これなら陸上でなにがあろうと影響を受けずに環境をコントロールして安定生産が可能。
あとは、問題の腸内最近を培養し腸まで生きたまま運べるカプセルに詰めて配るだけ。
Re:これは大きな突破口になるかも (スコア:4, 興味深い)
それって、米の代替として海草ってことでしょ?
日本に限らず、農業問題の大部分は
・肥料を公平分配するのがむずかしい
・機械が(初期投下もライフサイクルも)高コストすぎる
の2点に集約されるんだけどね。
日本の場合、農業離れとか言いながら実は水田に労働力が有り余っているという現実がある。農業離れの率をはるかに上回る機械化の波が押し寄せたからだ。このまま行くとその人材すら足りなくなるだろうけど、そこまで危機的な状況じゃない。昔は88手間とかよく言っていたものだが、今や、米作は最も楽な農作業になってしまった。他の品目は、さして機械化が進んでいるわけじゃないから依然として重労働で、中には本当に危機的なのもあるけど、米は大丈夫。超シルバーな世代でも機械すらあればやれてしまうんだから。
外国だって、資本を投下して灌漑と機械化をやれば生産量はもっと上げられる。でも、(物価のおかしい先進国や大土地所有がまかり通る国以外は)やらないでしょ。今の農産物の値段ではどうやったってペイしないから。農産物は人命に直結しているから、値段が上がれば首を括る人が大量に出る。上がらなければ、機械化のライフサイクルコストにすらならない。そういう現状なんだよ。
中国なんか、アレだけ人口があっても、まだ米を輸出しているわけだよ?しかも、作付面積は30年前と比べて70%に減っている。それでも余ってしまうのがチート作物の米なんだよ。もう粟稗の時代には戻れない。
結局、食料問題の大半は、アメリカなどの旧プランテーション系が、大規模な土地に機械化という最強のタッグで値段を下げすぎているせいで、金が他の農業生産者にうまく回っていかないことにある。日本は税金で米を支えているから今の収穫量があるし、量的には輸出したってなんら問題ない生産力を抱えている。でも、外国人に買える値段じゃないところに食糧問題の業があって減反したいわけだ。「儲からない」これに尽きる。
で、海草を主食にすれば、こういう問題が解決するのならいいんだけど、そうじゃないよね。つまり、海草を食卓に載せるまでのコストこそが何よりも重要なファクターだよ。海草だって、大量生産するなら、作業を機械化するべきだし。
Re:これは大きな突破口になるかも (スコア:3, 興味深い)