アカウント名:
パスワード:
なんだか残念ですね。まさか貴重本をこの手のサービスにつっこむ人も居ないとは思いますが。
(需要があるところにサービスが生まれるのは自然な流れだとは思うので是非は置くとして)
最近の裁断のちスキャンして処分という流れは、現代版の焚書とも言うべき事態で非常に残念な風潮だと思います。特に、元々電子データとして生まれる電子本と、個人が本を電子データにするのには大きな差があります。前者は提供側がいくらでも欲しい人に売れるのに対して、後者は現時点では譲渡にリスクが伴います。そこで止まってしまう。
いま手元にあるSFや小説の殆どは二度と手に入らない(その価値があると少数しか思わない)本ですし、その殆どが古本屋で見つけてきた本です。本の所有と、本の生き死にを決めるのとには差があると考える本読みはまだ多いと思いたいです。単なるデータがあれば良いって人が多いのかなあ。# 単なるデータの乗り物としか見なされない本が増えていることこそ、残念な風潮なのかもしれないですが:-(# 「いいまつがい」とか「どすこい(仮)」とかデータに出来ない本も大量にあるとは思うんだけどなぁ
国会図書館は国会図書館でスペースが足りなくなるだのカバーは外しちゃうだのありますけどねぇ
今後は公文書も保存することになってるし全国に結構ある、誘致に失敗した工業団地の空き区画に国会図書館○○分館をどんどん作ればいいのに脱酸処理設備も設置しやすかろう
> 国会図書館○○分館をどんどん作ればいいのにで、建てたら建てたでハコモノに税金を無駄遣いするなと叩いたり仕分けたりするんですね分かります。
地代の高いお台場に中身のないメディア芸術総合センターを作るんじゃないんだからさあ
> 最近の裁断のちスキャンして処分という流れは、現代版の焚書とも言うべき事態で非常に残念な風潮だと思います。
裁断せずにスキャンできるスキャナもあるそうですよ。Googleには。
ただコスト高だし、なにより鎖国状態の日本の出版業界はGoogleとかAmazonとかの黒船が大嫌いなようなので、「破壊的電子化」はその結果として避けては通れない道ではないかと。
うそおん
紙をスキャンしたただの画像でしかなくて、検索もできない辞書なんか絶対いらない
そう言う意味で、ネット上のサービスで時刻表検索とか辞書検索、辞典検索が定着したのは納得できるんですよね。昔から新聞の縮刷版だのマイクロフィルムだのはあったわけですし。あいつらはデータこそが大切で、しかも大量ででかくてそのままでは検索性が悪い。そういや特許調査なんかもずいぶんと便利になりましたな。
電子本が広がるの自体は安く本が読めるようになるし良いと思うんです。残念なのは今ある本を破壊してしまうことであって、電子化自体は歓迎したいところ:-)
# まあたぶん、デジタルデータは保存性が一番の問題だと思う。# 本はある日突然消えて無くなったりはしないけれども……
確かに貴重な本がなくなるのは寂しい気がします。でも時々、以前読んだ本の内容を確認したいと思う時もあります。それも、出先で。愛読書一冊くらいなら、常に持ち歩く人もいるかも知れませんが(私は違います)、本棚は持って歩けないですよね。
それからAcrobatには、OCRの機能がキーワードを抽出し、検索も可能になります。(読み取ったテキストを取り出せる訳ではありません。念のため)。そんな利便性を考えると、心情的には抵抗感もありますが、動かされるものがあります。
本は飾っておくものではなく、読むことこそ大切ではないかと、、
PSこの手の新しいサービスが現れると、それは著作権を犯すと言う意見の人が必ず現れます。従来から著作権で利益を得て来た人たちの権益を保護しようとする方向で、権益保護のためには法律を拡大方向に解釈します。こうして、破壊的イノベーションを阻止し、日本は停滞してきたのだと考えています。
>法律を解釈すれば『犯している』と解釈せざる得ないのであれば、そりゃ「犯す」と言うしかないでしょう。
裁判所が解釈すれば確かにそうです。グレーゾーンだと思うのです。一般的に言えば、著作権者はお金のある声の大きい人たちですし、自分の生活がかかっていますから、声高に一方的な解釈を叫ぶのは十分理解できますが。
>問題は、こういった事業が「フェアか否か」であって、それに対して『法律の改正で保護すべき事業かどうか』ではありませんか?
著作権は、印刷技術と言うコピー技術の登場と、その独占によって生まれたものと考えられます。現在はコピー技術の進歩に伴い、コピー技術の独占が破れている過程です。今回のサービスについてもその過程で生まれた、本来の法の趣旨の想定外に思われるのです。
著作権を拡大解釈し、権利を保護しすぎるあまり、日本がシュリンクするのは困るのです。ベータマックス訴訟で破れたハリウッドは、その後ビデオ販売で大儲けしたと言う事実もあります。
オタクは三冊買ってうち一つが布教用だからいいんじゃない?
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
オリジナルは無くなるの? (スコア:2)
なんだか残念ですね。
まさか貴重本をこの手のサービスにつっこむ人も居ないとは思いますが。
破壊的な電子化風潮は残念(Re:オリジナルは無くなるの? (スコア:3, すばらしい洞察)
(需要があるところにサービスが生まれるのは自然な流れだとは思うので是非は置くとして)
最近の裁断のちスキャンして処分という流れは、現代版の焚書とも言うべき事態で非常に残念な風潮だと思います。
特に、元々電子データとして生まれる電子本と、個人が本を電子データにするのには大きな差があります。
前者は提供側がいくらでも欲しい人に売れるのに対して、後者は現時点では譲渡にリスクが伴います。そこで止まってしまう。
いま手元にあるSFや小説の殆どは二度と手に入らない(その価値があると少数しか思わない)本ですし、その殆どが古本屋で見つけてきた本です。
本の所有と、本の生き死にを決めるのとには差があると考える本読みはまだ多いと思いたいです。
単なるデータがあれば良いって人が多いのかなあ。
# 単なるデータの乗り物としか見なされない本が増えていることこそ、残念な風潮なのかもしれないですが:-(
# 「いいまつがい」とか「どすこい(仮)」とかデータに出来ない本も大量にあるとは思うんだけどなぁ
Re:破壊的な電子化風潮は残念(Re:オリジナルは無くなるの? (スコア:2, すばらしい洞察)
個人が買った本をどうするかで焚書って大げさすぎ。
国が大号令を掛けて一冊残らず処分させている訳でもないのに。
スキャンして捨てることを選べるような本なら、最低でも国会図書館には残っているでしょう。
# 他の本を置いておくスペースを確保するためにコミックやカタログをスキャンしている。
# 思い入れのある古いコミックを売ると、それこそ今生の別れになる可能性が高いから。
# (酸性紙でどんどんボロボロになっていくためというのもある)
# 活字主体の本はスキャンする気もないが、手放す気はもっとない。気に入った本ほどね。
Re:破壊的な電子化風潮は残念 (スコア:0)
国会図書館は国会図書館で
スペースが足りなくなるだの
カバーは外しちゃうだの
ありますけどねぇ
今後は公文書も保存することになってるし
全国に結構ある、誘致に失敗した工業団地の空き区画に
国会図書館○○分館をどんどん作ればいいのに
脱酸処理設備も設置しやすかろう
Re: (スコア:0)
> 国会図書館○○分館をどんどん作ればいいのに
で、建てたら建てたでハコモノに税金を無駄遣いするなと叩いたり仕分けたりするんですね分かります。
Re: (スコア:0)
地代の高いお台場に中身のないメディア芸術総合センターを作るんじゃないんだからさあ
Re:破壊的な電子化風潮は残念(Re:オリジナルは無くなるの? (スコア:2)
> 最近の裁断のちスキャンして処分という流れは、現代版の焚書とも言うべき事態で非常に残念な風潮だと思います。
裁断せずにスキャンできるスキャナもあるそうですよ。Googleには。
ただコスト高だし、なにより鎖国状態の日本の出版業界はGoogleとかAmazonとかの黒船が大嫌いな
ようなので、「破壊的電子化」はその結果として避けては通れない道ではないかと。
Re: (スコア:0)
民間企業なのにタダで他人の著作物を公開しようとしているGoogleと
著作物を販売するだけのAmazonを、版権を持っている出版社と同列に
扱っている。
前者と後者の違いは、手持ちの版権で食っていかなければならないかどうか。
極端な話、立場的には携帯サイトに着メロを違法アップロードする奴と
レコード会社くらいの違いがある。
それに、「裁断せずにスキャンできるスキャナもある」から非破壊的という
見方は、日本の個人に対してすべきか?
Googleだって裁断の許されない貴重な本を含むあらゆる書籍の電子データが
欲しいだけで、紙の形の本を残したい訳ではない。
日本だって、必要があればそのスキャナ(1000万円くらいだっけ?)を
買ってくればいいだけ。
しかし、問題はその購入者がどういう目的でスキャナを使うかだ。
公立の図書館的な組織が無料公開出来るように法整備してからでない限り、
Googleと同じく版権を持っているものが徹底的に拒否するだろうよ。
Re: (スコア:0)
> 欲しいだけで、紙の形の本を残したい訳ではない。
Googleのブック検索は自分で購入した書籍ではなくて図書館に所蔵された書籍を借りてスキャンしているだけなので、裁断してスキャンするわけにはいかなかったんでしょう。まさに「他人の褌」。
自前の書籍をスキャンするのであれば裁断した方が品質の高いスキャンが行えると思うので、許される状況であれば間違いなく裁断する道を選ぶでしょうね。
辞典や辞書を電子化 (スコア:1)
本自体が大きくて場所を食うものだし、
電子辞書とか売ってますけど写真やイラストが入ってないものや少ない物が多く、
語句の説明もショボくて、
紙の辞典や辞書よりイマイチなんですよね。
Re: (スコア:0)
うそおん
紙をスキャンしたただの画像でしかなくて、検索もできない辞書なんか絶対いらない
Re:辞典や辞書を電子化 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
pdfにしてしまえば検索や持ち運びも容易。あの内容どこに書いてあったっけ…と本棚や資料室や図書室で膨大な数の本を探す必要がないのです
置き場もいりませんしね…
Re:破壊的な電子化風潮は残念(Re:オリジナルは無くなるの? (スコア:1)
そう言う意味で、ネット上のサービスで時刻表検索とか辞書検索、辞典検索が定着したのは納得できるんですよね。
昔から新聞の縮刷版だのマイクロフィルムだのはあったわけですし。あいつらはデータこそが大切で、しかも大量ででかくてそのままでは検索性が悪い。
そういや特許調査なんかもずいぶんと便利になりましたな。
電子本が広がるの自体は安く本が読めるようになるし良いと思うんです。
残念なのは今ある本を破壊してしまうことであって、電子化自体は歓迎したいところ:-)
# まあたぶん、デジタルデータは保存性が一番の問題だと思う。
# 本はある日突然消えて無くなったりはしないけれども……
Re: (スコア:0)
新規に本を購入するのをためらう理由にもなっているし。
でも、マニアのコレクター的な欲求も分からないではないので、
サイン入り高価装飾本とか残せばいいかもね。
Re:オリジナルは無くなるの? でも、魂は (スコア:2)
確かに貴重な本がなくなるのは寂しい気がします。
でも時々、以前読んだ本の内容を確認したいと思う時もあります。それも、出先で。愛読書一冊くらいなら、常に持ち歩く人もいるかも知れませんが(私は違います)、本棚は持って歩けないですよね。
それからAcrobatには、OCRの機能がキーワードを抽出し、検索も可能になります。(読み取ったテキストを取り出せる訳ではありません。念のため)。そんな利便性を考えると、心情的には抵抗感もありますが、動かされるものがあります。
本は飾っておくものではなく、読むことこそ大切ではないかと、、
PS
この手の新しいサービスが現れると、それは著作権を犯すと言う意見の人が必ず現れます。従来から著作権で利益を得て来た人たちの権益を保護しようとする方向で、権益保護のためには法律を拡大方向に解釈します。
こうして、破壊的イノベーションを阻止し、日本は停滞してきたのだと考えています。
Re: (スコア:0)
>こうして、破壊的イノベーションを阻止し、日本は停滞してきたのだと考えています。
法律を解釈すれば『犯している』と解釈せざる得ないのであれば、そりゃ「犯す」と言うしかないでしょう。
実際、今回の電子化についても、図書館でのコピーと類似していますが、『物の保持者が自身で複製しているわけではない』と言う部分で『私的複製の範囲』と受け止めるのは難しい
法律は裁判所が解釈 (スコア:2)
>法律を解釈すれば『犯している』と解釈せざる得ないのであれば、そりゃ「犯す」と言うしかないでしょう。
裁判所が解釈すれば確かにそうです。グレーゾーンだと思うのです。一般的に言えば、著作権者はお金のある声の大きい人たちですし、自分の生活がかかっていますから、声高に一方的な解釈を叫ぶのは十分理解できますが。
>問題は、こういった事業が「フェアか否か」であって、それに対して『法律の改正で保護すべき事業かどうか』ではありませんか?
著作権は、印刷技術と言うコピー技術の登場と、その独占によって生まれたものと考えられます。現在はコピー技術の進歩に伴い、コピー技術の独占が破れている過程です。
今回のサービスについてもその過程で生まれた、本来の法の趣旨の想定外に思われるのです。
著作権を拡大解釈し、権利を保護しすぎるあまり、日本がシュリンクするのは困るのです。
ベータマックス訴訟で破れたハリウッドは、その後ビデオ販売で大儲けしたと言う事実もあります。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
> 裁判所が解釈すれば確かにそうです。グレーゾーンだと思うのです。
「である」論でグレーだと主張するには、白の*目*があることを論証しなければなりません。それをせず判決がでていないからグレーだと騒いでもねえ。
一般的に言えばあなたもわたしも著作者で、お金のない弱い個人も多いです。
> 著作権は、印刷技術と言うコピー技術の登場と、その独占によって生まれたものと考えられます。
著作権は、コピー技術(をもつ出版社の横暴)から「著作者」を守るために生まれました。コピー技術がコモディティ化したのなら、ますます強力に保護する必要があるというのが本来の考え方です。
実際、「べき」論でも著作権の弱体化(あるいみ原始共産化)を主張する人が大勢いるという気はしません。利便性と両立させたいと考える人が多いように思います。
Re:オリジナルは無くなるの? (スコア:1)
因果 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
オタクは三冊買ってうち一つが布教用だからいいんじゃない?
Re:オリジナルは無くなるの? (スコア:1, 参考になる)