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メキシコ湾原油流出事故、核利用をまじめに検討中」記事へのコメント

  • 違うだろ (スコア:4, すばらしい洞察)

    原子「力」の専門家をよんだからといって
    核使用を検討とはならんだろ

    • by Anonymous Coward

      ↑すば洞

      テレグラフの記事で「bomb」がでるのは5人のうちの一人が、過去(1950s)に水爆の開発に関わっていたって点だけ。本家記事でもタレコミ下に「核を使うって意味じゃない」って追記ある。

      • by Anonymous Coward

        熱核兵器はまず最初に火薬をまったく同じタイミングで起爆させ、火薬の爆轟(爆速が超音速を超える)で
        Pu爆縮を起こします。爆縮レンズの設計(高速/低速火薬の組み合わせと形状)はかなりノウハウの部分があるそうです。

        暴噴を止める手段として、井戸の周囲にある岩盤を崩落させて地圧で塞ぐという手段があります
        広範囲の岩盤を崩落させるためには、同時に効率よく爆破するのが肝要で、
        核兵器の爆縮レンズと必要条件は同じようなものです。衝撃波を油井管近辺に集めるんですね。

        今回は海底1500mと、非常に条件が厳しいので
        結果的に爆轟の専門家の中に核技術者のキャリア持ちがいた、ということでしょう。

        • by Anonymous Coward
          実際は発破(土木技術)の専門家を招集したんだけど
          ここまで大規模になると兵器のキャリアがオーバラップする
          って事ですかね?
          • by Anonymous Coward on 2010年05月18日 16時19分 (#1765770)

            米国が最も最後に開発し、量産したのはW88型弾頭でして、これを最後に核兵器の量産が
            行われることはありませんでした。ソビエトの崩壊によって。

            しかしながら既存の核弾頭は長期保管すると原理的に腐る
            (爆縮レンズの火薬の劣化、240Puの崩壊による性能劣化、反応体のひび割れなど)
            ので、定期的に作り替えないとまずいのですが、デタントにより核技術者の
            雇用が著しく減り、たとえば発泡充填体のような部分が既にロストテクノロジー化しています。
            製造ラインが無くなってからもう20年を超えています。

            こういった核製造技術に関わった周辺の技術者の多くが、自分の分野が売れるところに
            転職して行ったと推測されます。もちろん、変なところに行かれると困るので
            国内に職を斡旋したでしょうが。

            さすがに米国政府もまずいと思ったのか、開発中止になったW94弾頭の設計を流用して
            爆縮レンズに使われる爆薬の低感度化を目的に「RRW」という計画を実施していましたが
            結局これもお蔵入りになることになりました。

            ここ数年米国が核抑止として従来のMADに加えBMD(GBI+SM-3+THAAD+PAC-3+ABL)で実力を維持し、
            核弾頭を減らす方向に動いているのは、核戦力が極めて大飯食らいというところで、
            この辺の事情はロシアも同じです。
            (彼らはSSBN"Plava"にデスマーチが鳴っているので更に悲惨。トーポリMしか頼れないので
            これまた金食い虫の「タイフーン」を維持しなければならないし、しわ寄せでT-95のような
            ソ連系陸戦兵器はすべて没、フネもフランスから買うことに。)余談でした。

            この分野に金をかけて軍備拡張する意思を持っているのは中国と半島北側、ペルシャ湾近辺くらいのものです。
            (中国は四川大地震で技術者含め、かなりの被害を蒙って実際の稼働率がXXXという噂もありますが)

            親コメント

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