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私もTeX大好きですが、MS Wordも良いかなと思うようになっています。最近のバージョンではTeXに近い感覚で数式入力できます。 [youtube.com]ここまでくればあとは慣れの問題かなと。
あと、何か捜査した副作用で勝手にスタイルが追加定義されるのがOFFに出来るようになったでしょうか?
数式に限らず LaTeX の神髄は、論理的な構造と表現の方法を分けて書くことができるところにあると思うのだが。
例えば、x の平均を表すとき |x| とか \bar{x} とか E(x) とかいろいろな書き方がありますが、とりあえず平均を \Ave{x} を平均を表す論理と決めておいて、実際の表現方式は \def\Ave#1{...} とかで定義しておく。... の部分を書き換えれば、 |x| などを切り替えることができる。こうしておけば、文章の使い回しの時に楽だし、他人と文章をマージするときにも、表現の統一がとりやすい。
もちろん、LaTeX で論理構造と表現方法をまぜこぜにしてしまうこともありますが、意識していれば、きれいに分けられる。Word では、いくら意識しようとしても、分けるすべがほとんどない。
例えば、x の平均を表すとき |x| とか \bar{x} とか E(x) とかいろいろな書き方がありますが、 とりあえず平均を \Ave{x} を平均を表す論理と決めておいて、 実際の表現方式は \def\Ave#1{...} とかで定義しておく。 ... の部分を書き換えれば、 |x| などを切り替えることができる。 こうしておけば、文章の使い回しの時に楽だし、他人と文章をマージするときにも、 表現の統一がとりやすい。
そういうの、僕はうまくいったためしがありません。僕の TeX/LaTeX プログラミングの能力が低すぎると言われればそれまでですが。
お示しの平均値の例なら、後で「平均値は \mathbf{E}[...] と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」という書き方にすることにしたとします。つまり、
という感じ。でも、これをやろうとすると、マクロ \Ave の定義で凝ったことをするか (そんなの僕には無理)、変数 1 個だけの場合とそうでない場合でマクロを分けておく必要があったと後からわかる、という具合です。結局、ソースコードの中で \Ave と書いてある部分を後から一つずつチェックする羽目になります。
なので、「マクロにしておけば後から記号を変えられる」というのは、少なくとも僕には無理な技だと思っています。 TeX/LaTeX プログラミングに詳しい人にとってはたぶんその通りなのでしょうけれど。
お示しの平均値の例なら、後で「平均値は \mathbf{E}[...] と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」という書き方にすることにしたとします。
たしかにこの機能は単純ではなさそうです。私もどう書けるのかは分かりません。ただ、可能だとすれば、だれかが style マクロを書いて機能を実現すれば、あとは流用すればいい、という道がある。
もちろん、そういう機能を素人がどうやって見つけ出すのかとか、そんなおまじないのようなものには拒絶反応がでるとか、解決しないといけない点は確かにある。
けど、そういう機能を実現・追加する余地がないのとあるのとでは、特に大きな文書とか共同作業による執筆の際には、かなり作業効率に差が出るという気がする。(というか、私の周りでは差が出ている。)
それに、よしんばあとから変数が1つの場合とそうでない場合で書き換えるにしろ、"\Ave" という文字列をどんどん検索して調べられるというメリットがある。 逆に Word で、あるスタイルをとっているある文字列(今回の例では \mathbf{E}のようなもの)とか相互参照している部分を検索する方法ってあるのでしょうか?
# Word を使いこなしていない私は、目を皿にして探しまくる悲しい作業をいつもさせられます。
ただ、可能だとすれば、だれかが style マクロを書いて機能を実現すれば、あとは流用すればいい、という道がある。
それはそうですね。おっしゃる通り、出来合いのものがどこかにあっても探すのが難しいという難点はありますが。
Word で特定スタイルを持つ特定文字列を検索すること [microsoft.com]は可能みたいです。相互参照を検索できるかどうかは知りません。
もう読んでないと思いますが、
「平均値は \mathbf{E}[...] と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」
を
「平均値は \mathbf{E}{...} と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」
ではダメなんですよね。
後者なら普通に \def すればそうなるのだけど。 TeX の基本的な括弧の使い方を特定のコマンドだけ変えようとすれば、面倒なことになるのは当然です。
#1771874 [srad.jp] で
と書いたのは、ソースコードに \mathbf{E}[...] と書きたいという意味ではなく、 \mathbf{E}[...] と書いたのと組版結果が同じになるようにしたいという意味です (\mathbf は LaTeX で定義されているコマンドです)。なので、
という批判は的外れです。
こちらも参考になりますね。
僕が TeX を使うのを辞めた3つの理由 - ++C++; // 管理人の日記 [hatena.ne.jp]僕が TeX を使うのを辞めた 10 の理由 - ++C++; // 管理人の日記 [hatena.ne.jp]
言説はともかく、PDFは一読をオススメします。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
LaTeXでも (スコア:0)
数式はやっぱりTeX。
Re:LaTeXでも (スコア:4, 参考になる)
私もTeX大好きですが、MS Wordも良いかなと思うようになっています。
最近のバージョンではTeXに近い感覚で数式入力できます。 [youtube.com]
ここまでくればあとは慣れの問題かなと。
Re:LaTeXでも (スコア:2, 興味深い)
あと、何か捜査した副作用で勝手にスタイルが追加定義されるのがOFFに出来るようになったでしょうか?
Re:LaTeXでも (スコア:2, 参考になる)
数式に限らず LaTeX の神髄は、論理的な構造と表現の方法を分けて書くことができるところにあると思うのだが。
例えば、x の平均を表すとき |x| とか \bar{x} とか E(x) とかいろいろな書き方がありますが、
とりあえず平均を \Ave{x} を平均を表す論理と決めておいて、
実際の表現方式は \def\Ave#1{...} とかで定義しておく。
... の部分を書き換えれば、 |x| などを切り替えることができる。
こうしておけば、文章の使い回しの時に楽だし、他人と文章をマージするときにも、
表現の統一がとりやすい。
もちろん、LaTeX で論理構造と表現方法をまぜこぜにしてしまうこともありますが、意識していれば、きれいに分けられる。
Word では、いくら意識しようとしても、分けるすべがほとんどない。
Re:LaTeXでも (スコア:2)
そういうの、僕はうまくいったためしがありません。僕の TeX/LaTeX プログラミングの能力が低すぎると言われればそれまでですが。
お示しの平均値の例なら、後で「平均値は \mathbf{E}[...] と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」という書き方にすることにしたとします。つまり、
という感じ。でも、これをやろうとすると、マクロ \Ave の定義で凝ったことをするか (そんなの僕には無理)、変数 1 個だけの場合とそうでない場合でマクロを分けておく必要があったと後からわかる、という具合です。結局、ソースコードの中で \Ave と書いてある部分を後から一つずつチェックする羽目になります。
なので、「マクロにしておけば後から記号を変えられる」というのは、少なくとも僕には無理な技だと思っています。 TeX/LaTeX プログラミングに詳しい人にとってはたぶんその通りなのでしょうけれど。
Re:LaTeXでも (スコア:1)
たしかにこの機能は単純ではなさそうです。私もどう書けるのかは分かりません。
ただ、可能だとすれば、だれかが style マクロを書いて機能を実現すれば、あとは流用すればいい、という道がある。
もちろん、そういう機能を素人がどうやって見つけ出すのかとか、そんなおまじないのようなものには拒絶反応がでるとか、解決しないといけない点は確かにある。
けど、そういう機能を実現・追加する余地がないのとあるのとでは、特に大きな文書とか共同作業による執筆の際には、かなり作業効率に差が出るという気がする。(というか、私の周りでは差が出ている。)
それに、よしんばあとから変数が1つの場合とそうでない場合で書き換えるにしろ、"\Ave" という文字列をどんどん検索して調べられるというメリットがある。 逆に Word で、あるスタイルをとっているある文字列(今回の例では \mathbf{E}のようなもの)とか相互参照している部分を検索する方法ってあるのでしょうか?
# Word を使いこなしていない私は、目を皿にして探しまくる悲しい作業をいつもさせられます。
Re:LaTeXでも (スコア:2)
それはそうですね。おっしゃる通り、出来合いのものがどこかにあっても探すのが難しいという難点はありますが。
Word で特定スタイルを持つ特定文字列を検索すること [microsoft.com]は可能みたいです。相互参照を検索できるかどうかは知りません。
Re: (スコア:0)
もう読んでないと思いますが、
「平均値は \mathbf{E}[...] と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」
を
「平均値は \mathbf{E}{...} と書く、ただし内容が変数 1 個だけの場合はブラケットを付けない」
ではダメなんですよね。
後者なら普通に \def すればそうなるのだけど。 TeX の基本的な括弧の使い方を特定のコマンドだけ変えようとすれば、面倒なことになるのは当然です。
Re:LaTeXでも (スコア:2)
#1771874 [srad.jp] で
と書いたのは、ソースコードに \mathbf{E}[...] と書きたいという意味ではなく、 \mathbf{E}[...] と書いたのと組版結果が同じになるようにしたいという意味です (\mathbf は LaTeX で定義されているコマンドです)。なので、
という批判は的外れです。
Re:LaTeXでも (スコア:1, 参考になる)
こちらも参考になりますね。
僕が TeX を使うのを辞めた3つの理由 - ++C++; // 管理人の日記 [hatena.ne.jp]
僕が TeX を使うのを辞めた 10 の理由 - ++C++; // 管理人の日記 [hatena.ne.jp]
言説はともかく、PDFは一読をオススメします。