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第 114 番原子の追加、まもなく ?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2010年06月25日 12時11分 (#1785409)

    >昨年のローレンス・バークレー研は 2 個の第 114 番元素を確認したが、

    寿命が短い原子を2個とかごく少ないのをどうやって観測するの?
    軌跡から、質量を逆算するの?

    • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2010年06月25日 13時20分 (#1785464) 日記

      通常,この手の短寿命種は崩壊から逆算します.

      まず発生させた原子を検出器に電磁場で誘導して導入します.ここで質量選別もかけて(要は普通の質量分析装置と似たようなもので,四重極やら八重極電極やらリフレクトロンやらで選別します)余計な原子が混ざらないようにします.寿命が短すぎる原子はここで崩壊してしまうので測定できません.

      検出器中に打ち込まれた原子はそこでトラップされ,次々に崩壊していきます.この際に発生するα線,β線等はトラップ位置周囲の検出器で全て検出され,どのタイミングでαやβ崩壊が起こったのか,またその時出てくる放射線のエネルギーはどのぐらいか,などが記録されます.

      そのうち,崩壊の起こるタイミング&出てくる粒子のエネルギーが,既知の元素と一致するようになります.これは,未知の原子が崩壊を重ね,ついに既知の元素にたどり着いたことを意味します.

      そこで,この既知の元素から,記録されたαやらβやらの崩壊の逆過程で上っていく事で,発生した元素を推定します.
      例えば一回α崩壊を起こすと原子番号は2つ,質量は4つ減りますから,未知の元素が一度α崩壊して既知の元素Aになったとすれば,この未知の元素はAより原子番号が2つ大きくて質量が4つ大きい原子なんだな,とわかります.

      こんな感じの話が確か113番元素見つけたときにあったよなあ,と検索して出てきたのがこれ.

      http://wwwndc.jaea.go.jp/JNDC/ND-news/pdf87/No87-12.pdf [jaea.go.jp]

      中盤以降に実験関連の話が載っています.

      親コメント

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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