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>電流さえ保たれれば「実弾が尽きる」ことがない点も利点とされている。
逆に言えば、電力を確保できなければただの置物と化すわけですね
#レーザー発振素子の劣化とか、放熱とかはどうなんだろ?
発振効率なんて大して高いとは思えないので、航空機を打ち落とすエネルギーよりずっと大きな発熱を処理する必要があるでしょう。リンク先記事によると攻撃レーザーは6台で構成されているようですが、処理する熱が1/6になったとしても冷却機構はなかなか大変そう。
# 出力32kWって、もちろんパルスですよね?(まさか連続発振なんてことは…)
しかし、この手の軍事用レーザーって化学レーザーばかりと思っていましたが、これは固体レーザーなんですね。
ちょうど今世紀の初め頃から「ファイバーレーザー」と「セラミックレーザー」という新しい固体レーザー媒質が開発され,大出力レーザーの常識が変わりました.
何と言っても凄いのは発振効率の著しい向上です.出力20kW,Wall-plug efficiency20%という,90年代からこの業界にいる人間には全く信じられないようなモノがお金を出せば手に入ります(高いですが).
1990年代なら10kWの固体レーザーを何かに「積む」など考えられませんでしたが,20kWのファイバーレーザーなら本体の大きさは冷蔵庫くらい.冷却器も同じくらいの大きさにできるので,もう少し頑張れば航空機搭載も可能です.
ただし固体レーザーにはいわゆる「熱の壁」があって,理論的限界が100kWのあたりにあります.
それを突破できるかどうかが今後の見所.
おー、そうなのですか。
そういえば昨日、ファイバーレーザーについての新聞記事があったのを思い出しました。もちろん軍事用ではなく工業用のレーザーの記事でしたが、大出力で高効率のファイバーレーザーの登場によって、炭酸ガスレーザーではできなかった加工が可能になる、といった内容でした。出力は4kWだったかな。
そのときは「フーン」と流し読みしたのですが、すごい時代だなあ。
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
当たり前といえば当たり前だけど (スコア:2, すばらしい洞察)
>電流さえ保たれれば「実弾が尽きる」ことがない点も利点とされている。
逆に言えば、電力を確保できなければただの置物と化すわけですね
#レーザー発振素子の劣化とか、放熱とかはどうなんだろ?
Re: (スコア:2)
発振効率なんて大して高いとは思えないので、航空機を打ち落とすエネルギーよりずっと大きな発熱を処理する必要があるでしょう。リンク先記事によると攻撃レーザーは6台で構成されているようですが、処理する熱が1/6になったとしても冷却機構はなかなか大変そう。
# 出力32kWって、もちろんパルスですよね?(まさか連続発振なんてことは…)
しかし、この手の軍事用レーザーって化学レーザーばかりと思っていましたが、これは固体レーザーなんですね。
Re:当たり前といえば当たり前だけど (スコア:4, 興味深い)
ちょうど今世紀の初め頃から「ファイバーレーザー」と「セラミックレーザー」という
新しい固体レーザー媒質が開発され,大出力レーザーの常識が変わりました.
何と言っても凄いのは発振効率の著しい向上です.出力20kW,Wall-plug efficiency
20%という,90年代からこの業界にいる人間には全く信じられないようなモノがお金
を出せば手に入ります(高いですが).
1990年代なら10kWの固体レーザーを何かに「積む」など考えられませんでしたが,
20kWのファイバーレーザーなら本体の大きさは冷蔵庫くらい.冷却器も同じくらい
の大きさにできるので,もう少し頑張れば航空機搭載も可能です.
ただし固体レーザーにはいわゆる「熱の壁」があって,理論的限界が100kWの
あたりにあります.
それを突破できるかどうかが今後の見所.
Re:当たり前といえば当たり前だけど (スコア:2)
おー、そうなのですか。
そういえば昨日、ファイバーレーザーについての新聞記事があったのを思い出しました。もちろん軍事用ではなく工業用のレーザーの記事でしたが、大出力で高効率のファイバーレーザーの登場によって、炭酸ガスレーザーではできなかった加工が可能になる、といった内容でした。出力は4kWだったかな。
そのときは「フーン」と流し読みしたのですが、すごい時代だなあ。