むしろ、フィンランドだからサマータイムの意義が薄らぐ。あそこは高緯度すぎるから1時間ずらしたぐらいでは、夏の朝の明るい時間にも寝ていることになるし、晩はずらさなくても明るい時間が十分に長い。冬は家を出る時間も帰る時間も暗い。春と秋に若干の意義があるくらい。
樺太ぐらいの緯度だと、夏に1時間ずらすと、朝の明るい時に寝て過ごす時間が減るし、晩は明るい時間を多めに稼げる。一方、冬は仕事を始める頃には明るくなって、終わる頃に暗くなる感じ。学校は近場が多いから、通学時には冬でも明るい。あと、冬は路面凍結で事故が多くなるけど、明るい方が復旧作業が早く済むので、事故渋滞が長引かずに済む。
他にもいろいろとメリットはあるのだが、このニュースが出てきた時に、ラジオのパーソナリティは喜んでいたよ。まあ、彼らは朝が早いから、冬に時間を戻しても戻さなくても、暗いときの出勤で、冬に時間を戻すことのメリットがなく、夏冬の時間の切り替えのデメリットしか無い。
少なくとも、日中勤務の人には夏時間のメリットがあるのだが、切り替えのところのデメリットばかりが強調されて、それ以外のメリットが忘れ去られているように思う。夏時間に変わるときは1時間早めに起きないといけなくなるわけだが、1週間前から、1時間早めに寝るようにしておけば、その週は1時間早めに睡眠が取れるわけで、夏時間に切り替わるときには体を休められる。日本みたいに長時間の残業はないから、容易に実行できるわけだが、理解されないどころか、変人扱いされる事が多い。デメリットをメリットに変えられるのにね。
#欧州在住。