アイソクロナスとバルクの勘違い指摘は他の人に任せるとして、
バルクとアイソクロナスの最大の違いは、「アイソクロナス転送は一定の帯域を専有確保する」点です。
バルク転送は、バスが空いてればいくらでもデータ転送できますが、バスが混んでいる場合に最低転送速度の保証がありません。「ある1秒間には100Mbitの転送ができたが、また別の1秒間では1Mbitしか転送できなかった」なんてこともありえます。ストレージアクセスならそういう速度のバラツキがあっても問題がありませんが、そんなのではオーディオ伝送には使えません。
一方、アイソクロナス転送では一定時間間隔でバスを専有します。ストーリーに挙げられている1msというのはこの時間間隔。大ざっぱな話ですが、例えば、480MbpsのUSBに対して10Mbpsのハイレゾオーディオを伝送するのであれば、1msごとに0.02msだけバスを専有します。確実に10Mbpsの伝送ができますが、10Mbpsを超える伝送はできませんし、帯域の保証ができなくなりますので、エラー検出による再送なんか原理的に無理、ということになります。
USB1.1までのころは、オーディオ伝送に必要なデータ量に対してUSBの帯域に余裕がないので、アイソクロナス転送は重要でしたが、USB2.0なら帯域に余裕がありますし、今時のPCはUSBコントローラを複数持ってますから、バスそのものを1本まるごとオーディオデバイスだけに割り当ててる(他のデバイスと共有しない)ことも容易ですので、そういう場合にはバルク転送でも問題がでることはない、ということになります。
そういうものですので、定性的に可能性だけ考えると
・アイソクロナス転送: 転送サイクルに基づくノイズとして、可聴帯域である1kHzのノイズが混入する可能性がある(マイナス要素)。USBを他のデバイスと共有しても問題なく使える(プラス要素)
・バルク転送: 転送サイクルに基づくノイズが出たとして、非可聴帯域の高周波になると思う(プラス要素)。USBを他のデバイスと共有しているとジッタ出まくりかも(マイナス要素)
っていうプラスマイナスが出る感じかなぁ。
#TCPとUDPにたとえるのはあまり筋が良くなくって、どちらかというと、音声電話などについての
#アイソクロナス転送=回線交換
#バルク転送=パケット交換
#ととらえる方が実状に近いかな。今時回線交換といっても話が通じなさそうですが…