コメント: IPA は情報技術者試験でも 「秘密鍵で暗号化」 という嘘を流布して迷惑かけてる (スコア 5, 興味深い) 31
IPA は暗号の「基礎」すら理解しておらず、
情報技術者試験では、実は間違っている「秘密鍵で暗号化」という概念を受け入れない限り、点を失うのも困りものですね。
たぶんIPAの中には暗号の専門家は居ないか、爪弾きされているのでしょう。
IPAの暗号関係のドキュメントは信じてはいけません。
・「電子署名=『秘密鍵で暗号化』」という良くある誤解の話
・高木浩光@自宅の日記 - 公開鍵暗号方式の誤り解説の氾濫をそろそろどげんかせんと (2008年02月29日)
公開鍵暗号の原理の「秘密鍵Kで暗号化して公開鍵K'で復号できます」などといった間違った説明は、「分かりやすくて一見論理的」に見えるし初学者にも理解しやすいからついつい信じたくなってしまうけど、DiffieとHellmanの提唱したデジタル署名でも、RSAの最初の論文でも「秘密鍵で暗号化」なんて概念は存在していないし、
一般に公開鍵暗号の公開鍵と秘密鍵の形は違うので両者を入れ替えることはできない(RSAでさえも、今は公開鍵・秘密鍵の形が異なる)のに、RSAが署名に使えることと論理矛盾を起こす説明だったりと何重にも問題が生じてしまってる。
IPA の情報技術者試験に向けた学習などで、中途半端な間違った知識を植え付けられるのは有害だと思う
今の暗号も署名もあまりにも複雑なのでちょっとやそっと勉強したところで理解できるようなものではない
(大学レベルの数学ができないとか英語の仕様書が読めないとかだと絶対無理)