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2018年10月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2018年10月12日の人気コメントトップ10
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crassのコメント: Fake News (スコア 5, 参考になる) 72

by crass (#3496349) ネタ元: SPIチップ

アップルアマゾンアメリカのDHSイギリスのGCHQが強く否定してるだけでなく匿名の情報源ばかりの記事の中で唯一名前が出てる情報源のJoe Fitzpatrick氏が「記事の内容は有り得ない」とインタビューで完全に否定している。Fitzpatrick氏は2016年のBlack Hatで不正チップの埋め込みについて講演しているセキュリティ専門家だが、「記事で説明されている不正チップが、自分が概念実証として記者に説明した不正チップと全く同じもので驚いた」と語っている。「私が仮定の話で不正チップの色々な特徴を語ると記者からその100%が匿名の情報源によって裏付けが取れたと言われたがそんな事は有り得ない」、「記者から小さな信号増幅器や信号結合器はどんな形をしてるのか聞かれたのでカタログへのリンク(TDK製品)を送ったら記事にその写真が使われていて驚いた、この製品はマザーボードに使われるようなものではない」と疑問点を数多く指摘している。

そもそもこのBloombergの記事を書いたのはJordan RobertsonとMichael Rileyの二人だが、この二人は2014年には「2008年のトルコ石油パイプライン爆発はロシアによるサイバー攻撃だった」との記事を書いている。完全なデマだった。Michael Rileyは「アメリカのNSAはハートブリードのことを知っていて利用していた」という記事も書いている。これもデマ。前科のある記者たちの書いた匿名の情報源ばかりで唯一の名前の出ている専門家から否定され、名前の出した全企業から否定され、政府からも否定され、問題の不正チップの写真も出せず、どこも裏付けが取れない記事。こんなんでも情弱は信じるから救えない。

13742664 comment

コメント: Re:おふとぴ (スコア 5, 参考になる) 47

by Anonymous Coward (#3496789) ネタ元: ソユーズ宇宙船、打ち上げ失敗。宇宙飛行士は無事

地球に(安全に)帰れなくなる、が正しい。
安全じゃ無い方法になる、ってことですねぇ。

具体的には、揚力突入できずに弾道突入になって、高Gや高温に晒されることになる。

ソユーズやアポロのカプセルは完全な球形ではなくて、底が平たい。
この平たい面を傾けて大気に突入すると、揚力が得られます。
揚力が得られると、ゆっくり時間を掛けて大気圏を降りてくることができる。Gや温度も抑えられます。

ところが、この揚力突入ができる角度ってのが限られている。
角度が浅くても深くても駄目です。
その場合、「弾道突入」ってやり方になる。揚力が出ないようにして、高G高温気にせずにとにかく着陸することを目指す。
緊急時モードですがもちろん最初から設計しているので、中の人が死ぬことは無いんですが、怪我することはある。
実際、ISSからの帰還時に弾道突入モードになるプチ事故が希にあって、飛行士が怪我したこともあります。

今回の非常脱出も、弾道突入モードで帰還したみたいですね。

ちなみに、サイヤ人のカプセルは球形なので、弾道突入専用です。まぁ、連中はGなんか気にしないでしょうけど。

13742482 comment

コメント: Re:二段目の失敗から生還できる (スコア 3, 参考になる) 47

by Anonymous Coward (#3496643) ネタ元: ソユーズ宇宙船、打ち上げ失敗。宇宙飛行士は無事

>パラシュートは高い所から下りる方が簡単で、むしろ低い高度の方が辛いのでは?

まあ、そのためのLES(Launch Escape System)ですから。
パラシュートが使える高度まで固体ロケットで飛ばすんですよね。
(ロケット本体の爆発に巻き込まれないように距離を取る目的もある)

13742633 comment

tamacoのコメント: 安全設計 (スコア 3, 参考になる) 47

安全設計に関しても素晴らしいロケットのようですね。
動いているロケットから脱出できるように引きはがす能力や、大気圏内では空気の圧縮などにも逆らって脱出しなければならないので、思ったより大変そうです。

大貫剛氏のツイートによれば、

ソユーズ宇宙船は「だんご3兄弟」のように3つのモジュールからなっており、真ん中が宇宙飛行士が乗る帰還カプセル。打ち上げ途中で問題が起きた場合、先端に取り付けられた脱出ロケットが、1個目の軌道モジュール(トイレなどがある)と帰還カプセルの2つを、ロケットの前へ引っぺがすように分離する。

一般に「ロケットからの脱出は、停止不可能な固体ロケットでは不可能」とも言われるが、実際には液体ロケットでもエンジン停止を待たずに脱出するようだ。また仮にエンジン停止しても、大気圏内ではロケット先端の空気抵抗は大きく、ロケット推進力以上の空気抵抗に逆らえる脱出ロケットが必要。

逆に言うと大気圏外に出れば、脱出用の強力なロケットを使わなくても脱出は可能になるので、有人宇宙船は大気圏外に出ると脱出ロケットを分離する。無人ロケットのフェアリング分離と同じような感じで、不要な重量を捨てる。

現状で有人宇宙船は、旅客機のように「破局的な異常でなければ、そのままの姿で飛行場に着陸する」ということを目標にできる技術レベルにはない。「ヤバいと思ったら脱出し、死なないように何とかする」のが精いっぱい。ソユーズ宇宙船は後者を目指した、完成度の高い宇宙船。

今回の脱出は脱出用ロケット分離後だったのではという話も。一連のTweetで書いたように、脱出用ロケットの一番の目的は「空気抵抗に逆らって、宇宙船をロケットの前へ引きはがす」ことなので、空気抵抗がなくなれば宇宙船自身のエンジンで分離することができる。

13742477 comment

コメント: Re:二段目の失敗から生還できる (スコア 3, 参考になる) 47

by Anonymous Coward (#3496641) ネタ元: ソユーズ宇宙船、打ち上げ失敗。宇宙飛行士は無事

周囲の4本のブースターが一段目、中央の1本が二段目ですね。
でも、二段目が最初から点火されてるから、これを一段目とみなし、周囲をブースターだと主張する考えもあった。
しかし、ロシア当局がブースターが一段目、中央が二段目と称しているのだから、そっちが正しいね。

ってわけで、スレ元の
>一段目の切り離し後に二段目に追突したのか、二段目の点火に失敗して飛行中止、脱出。
というのはロシアの言うところの一段目二段目だとすると、ちょっとありそうにない。
というのも、二段目は元から点火してるから点火失敗は無いし、追突も常識的には無い。(一段目が脱落していく方式なので。)
二段目と三段目の話ならあり得るけど、点火確認してから切り離す方式だった気がするので、これも違うんじゃないのかな。

まぁ情報錯綜してたってことで憶測情報だったんだろうねぇ。

13742731 comment

Artane.のコメント: Re:原因は? (スコア 3, 参考になる) 47

ソ連崩壊で、熟練技術者の技術継承に失敗してるんですよね。

https://www.jst.go.jp/crds/report/report10/RU20170426_1.html#sec1-6
(6)頻発する打ち上げ失敗とその要因

 このように、ロシアの宇宙開発の前途は明るくその扉を開いているかに見えるが、ここに暗い影を落としてきたのが頻発するロケット打ち上げの失敗である。世界的にもロシア製ロケットに対する関心が高まっていた2010年12月以降の2年半強で、10回も打ち上げに失敗している。

 これら一連のロケットの打ち上げ失敗の原因は、概ね単純な人的ミスであるとされており、30歳~40歳代の技術者の年齢層が薄い宇宙産業界において技術継承がしっかりとなされていない結果であるとの声が関係者や専門家から異口同音に聞かれた。これも1990年代のソ連崩壊による社会混乱によって生じた頭脳流出のためであろうか。

 さらに、宇宙関係者の給与アップなどについて政府レベルで言及はされているものの、政府関係者からは優秀な理系人材が給与の高い金融機関に流れてしまっているとの声も聞かれた。

 当初は、ロケット製造企業幹部の交代、さらに連邦宇宙庁の長官の更迭といった人事による対応であったが、失敗が重なるにつれて、連邦宇宙庁および宇宙産業の再編が政府内で検討されることになった。

ソ連崩壊で、米国企業などに軍事や航空宇宙の技術者や科学者が大挙して流出した上に、ウクライナやグルジアとの紛争で、もともと旧ソ連国内で分散して部品調達してきたのが破綻してますからね…。
その後航空宇宙産業や軍需産業を立て直すのに20年近く費やしてる。

# 新世代のロケットの実用化に前のめりなのも、ここらへんが関係してるのでしょうね。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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