コメント: Re:一部の出版社が (スコア 5, 参考になる) 120
今までCloudflareは著作権者からの開示請求に対応していなかったけれど、今回一弁護士からの開示請求で内部的に方針を変えた、ということですか?
今回の件じゃなくて、今年の3月にCloudflareは米国での裁判に事実上負けていて、それがきっかけに大幅に態度が変わっている。なので何らか内部的方針の変更があったのだと思われる。
その前は、「Cloudflareが無くなってもサービスは残るんだから、著作権侵害の幇助にはならない」と主張して、自分のところに来た開示請求に対して、自分たちの所に義務は無いとしてただ回送するのみで対応してこなかった。
なので、今は対応が変わったため今はCloudflareは対応するようになっていることをもって、過去も対応していたという事は言えないと思う。ましてや、被害者側が訴えてなかったのが悪い、なんて結論には到底なり得ないかと。
とりあえず、個人的にはCloudflareがこの手のサイトに加担しなくなったのは非常に良いことだと思う。
今まで開示請求を拒否した事例って、例えばどんなものがあるのでしょうか。
例えば、このあたりを読めば、従来Cloudflareがどのような主張をしてきたかわかるよ。この裁判、始まりは2016年で、ずっと拒否し続け、裁判に引きずり出しただけでもニュースになるほどだった。
で、態度が大幅に変わったのはこの裁判のあと、今年の4月くらいから。今まで絶対にやらなかった削除を自ら行い、アニメ関係のtorrentサイトを削除、著作権侵害などの明確なものではなく、思想的なものについても削除、など、訴訟を起こされたりしていたサイトに対して大なたを振るった。
その後は、今回の件も含めて、またそれ以外にも、従来とは対応を変えているっぽい。