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多治見市「余計に暑くなるので、打ち水やめます」」記事へのコメント

  • 空気より比熱の大きな水がエネルギーを吸収し、気体になって拡散するのだから、その一帯の温度は下がるはず。 拡散することがポイントで、水蒸気が滞留すれば、エネルギー収支ゼロで、不快さ倍増。
    • by Anonymous Coward

      >エネルギー収支ゼロ

      ちょっとこの部分は何が言いたいのか良くわからんのですが、どういう事?

      • by Anonymous Coward

        元ACとは別人だけど、たぶんエネルギー保存の法則 [wikipedia.org]を読んでみると多少は想像つくかも。
        結局熱(≒エネルギー)は消えてなくなるわけじゃなし、どっかに捨てないといけないので、形を変えて動きやすくなったとしても停滞すりゃ変わらんでしょうという意味だと思う。

        • Re: (スコア:1, 参考になる)

          by Anonymous Coward

          直上のコメントのACです。
          いえ、エネルギーの総量が変わらんのはいいのですが、その一部は蒸発エンタルピーとして吸収されているわけで、「系全体のエネルギーが変わらないから涼しくならない」と書いてしまうのは妙だな、と思ったわけですよ。
          例えば沸騰してるお湯に氷ぶち込めばエネルギーの総量は変わらずとも温度は下がります。
          (湿度の上昇による不快さはまた別の問題ではありますが)

          • by Anonymous Coward

            エントロピーが吸収されるという概念は新しいなぁ。そんなの現実にあったら物理法則が崩壊するぞ。
            吸収は能動的な現象だから、エントロピーの吸収とは積極的にエントロピーを奪うってことだ。
            つまり、混ざり合ったミルクティーが混ぜる前の状態に分離したりするわけだ。
            あったら楽しいなぁ。

            現実には単なる高熱源から低熱源への熱移動で、エントロピーは増大しただけ。

            • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2010年08月07日 0時17分 (#1806286) 日記

              いやいや,元コメで書いてあるのはエンタルピーですって.
              エンタルピーとエントロピーを混同してはいけません.両者は異なる物理量です.

              >吸収は能動的な現象だから、エントロピーの吸収とは積極的にエントロピーを奪うってことだ。
              >つまり、混ざり合ったミルクティーが混ぜる前の状態に分離したりするわけだ。
              >あったら楽しいなぁ。

              そんなものいくらでもありますって.
              ええと,熱力の講義等でお聞きになったことはありませんでしょうか?
              低エントロピーの物体に熱(エントロピー)を吸収させ,高エントロピーの物体のエントロピーを下げるというのは普通に行われていることです.また,自由エネルギーにはエントロピー項以外にエンタルピー項も含まれていることを利用し,エントロピーを下げる,というのもよくある話です.
              #関連事項としては,エントロピー駆動型の相転移などもあります.面白いので是非調べてみてください.

              世の中の事象は自由エネルギーが低い方向に向かいます.
              (例えばGibbsの)自由エネルギーはエンタルピーからエントロピー*温度を引いたもの(G = H - TS)です.
              つまり,系が自発的に進む方向は,エントロピーが増える,もしくはエンタルピーが減る方向です.ちなみにエンタルピーは内部エネルギーUと圧力*体積(PV)の和ですが,体積変化が小さい場合はまあ内部エネルギーと似たようなものと考えてもOKです.
              温度が高いとエントロピー項が有利になり,系はたいていエントロピーの高くなる方向に勝手に進んでいきます.
              一方,温度が低いときには,系はむしろエントロピーが下がってでもエンタルピーの低い方向に進みます.
              身近な一例としては,水が低温環境下に置かれるとエントロピーの低い氷という状態に勝手に転移する,というものが挙げられます.
              #無論,外界も含めたエントロピーは増大しますが,そんなことは当たり前なので今は無視.

              上で書かれたミルクティーの話に関連しては,混合後に温度を上げると二相に再分離する液体の組や,冷やすと再分離する液体の組が知られています.つまり,混ざったミルクティーが勝手に分離するようなものです.塩水なんかもそうですね.温度が下がると,勝手に二相(固体の塩+液体の水)に分離します.
              これらに関しては,相分離によって不利になるエントロピー項よりも,分離することでエネルギー的に得をするエンタルピー項がある温度域で大きくなり,自由エネルギー的には相分離した方が安定,という温度が存在するわけです.

              細かな説明:液体Aと液体Bがあるとき,液体A同士が固まっていたり,液体B同士が固まっていた方がエネルギー(自由エネルギーではなく,Eの方のエネルギー.体積変化を無視するならエンタルピーと同じようなものです)的に安定,というときがあります.例えば水と油ですね.水分子同士が集合していれば,水素結合の形成により低エネルギー状態になる,という.
              この水と油を無理矢理混合すると,水素結合があちこちで切れるためにエネルギーは高くなります.一方,混合によりエントロピーは増加します.ここで改めて自由エネルギーの式
              G = H - TS = U + PV - TS
              をみてみます.水と油が別々に存在していると,Uは小さく,Sも小さい.水と油が無理矢理混ざると,Uが大きく,Sも大きい.
              温度がうんと高ければ,U+PVに比べ-TSの項が圧倒的に大きくなりますから,
              G ∼ -TS
              です.自然はGが小さくなる方向に進みますから,Sが大きい,つまり水と油の混ざった方向を目指します.
              一方,温度が低くてTSがU+PVに比べ無視できる,とすると,
              G ∼ U + PV
              となり,Uの小さい方向,つまり水と油が分離した方向へ向かいます.

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