パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

田中耕一氏がノーベル化学賞受賞」記事へのコメント

  • 実際にMALDI-TOF/MSを使って研究してますし、年齢も小柴氏ほどには(笑)離れてないこともあって、これまで以上に身近に感じられました。

    ヒトゲノムプロジェクトで遺伝子レベルでの解析が進んだ後、次はそこから実際に出来上がってくる蛋白質を直接解析しようとする「プロテオミクス」研究が進行していますが、それを支えている重要な分析装置の一つにMALDI-TOF/MS(*)があります。その基盤となったのが田中氏の受賞研究であるようです。
    質量分析(MS)は大雑把にいうと、目的分子をイオン化させて電場に送り込み、その移動速度からそのイオンの質量を求
    • MW という単位は何でしょう?アミノ酸を1と数えた、たんぱく質の長さのことかなぁ。

      あと、この方法で分かるのはたんぱく質の質量数だけですよね。同定するためには、少なくともアミノ酸の並んでいる順番も同じでないといけないと思うんですけど、これはどうやって測定するんでしょう?

      # しろうと質問ですいません。

      • >MW という単位は何でしょう?
        あ、失礼。分子量(Molecular weight)です。水素原子=1の。
        それから、MALDI-TOF/MSを用いたタンパク質同定はペプチドマスフィンガープリンティング [a-m-i.co.jp]と呼ばれてます。

        まず、目的のタンパク質を蛋白分解酵素(トリプシンなど)で処理します。するとタンパクがその酵素で決まった特定のアミノ酸の部分で切られてペプチド断片が得られます。それをMALDI-TOF/MSにかけてやるとそれらのペプチド断片が検出されますが、実はそのすべてが検出されるわけではないです。しかもペプチド断片=連続したアミノ酸、ですから例えば途中の
        • 補足ですが、このペプチドマスフィンガープリントによる解析はオンラインでも可能で Protein Prospector [ucsf.edu]のMS-Fitなどが有名です。これらの解析サイトからNCBI [nih.gov]やSwissProt [expasy.org]など、これまたオンラインのタンパク質データベースの情報を使って同定
          • 質問した AC です。解説どうもです。 アミノ酸配列の決定を、今までに分かっている配列の結果と照合することで行っているとは知りませんでした。

            で、田中氏の功績は、これまでよりも長いアミノ酸配列のタンパク質の質量分析ができるような方法を考案した、ということですね。 確

            • >アミノ酸配列の決定を、今までに分かっている配列の結果と照合することで行っている

              厳密に言うと、ペプチドマスフィンガープリンティングが行うのは、アミノ酸配列の決定というよりもタンパクの同定です。まぁタンパクが決まればアミノ酸配列もおのずと決まるのですが、アプローチの方向が異なるので。
              日本語のいい解説が見当たらなかったのですが、ここにある図 [spectroscopynow.com]あたりが参考になるかと。

              >で、田中氏の功績は、これまでよりも長いアミノ酸配列のタンパク質の質量分析ができるような方法を考案した、ということですね。

              その礎を築いた、といった方がいいかもしれません。生化学の分野で現在使われているMALDI自体は田中氏というよりも
              • by Anonymous Coward on 2002年10月10日 21時35分 (#181308)
                質問した AC です。y_tambe さんのおかげで、理解が深まりました。ありがとうございます。

                タンパク質のアミノ酸配列の決定って、結構難しいものなんですね。単純に DNA 配列から決定する方法だけではなく、直接興味あるタンパク質を測定する方法もある、とはこの話題が出るまで知りませんでした。一般的に測定方法って、それを使った結果に比べて、なかなか分野外の人に知られることは多くないと思うので、興味深かったです。

                親コメント

あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

処理中...