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[etc]技術者としての誠実さ」記事へのコメント

  • 先日shimashimaさんとこの記事の件で話して,そのあと少し考えていたのですが「正直=誠実」としてしまうことに無理があるのではないかと思いました.以下,“誠実な対応=顧客に誠意が伝わる対応”という考え方の立場で述べます.

    例えば絶対的にトラブルを起こす可能性が強いプロジェクトがあったとします.始ってから1ヶ月もしないうちにやはり無理があることが確定し,正直に「納期内に間に合わすことが出来ません」と発注側に言ったとします.このとき,どうすれば誠意が伝わるでしょうか.その1ヶ月の間に残業して休日返上して働いた結果,生産された成果物が発注側の想像を超えていて,いかにも「努力してくれた」という認識を与えることができれば誠意が伝わるかもしれません.しかし,努力の痕跡もなく「無理です」と言われても,正直かもしれませんが誠意は伝わらないのではないでしょうか.

    先日の話の中で,ACさんの言う『「悪い事柄を正直に言わないほうが傷が浅い」ケース』として具体的な例を挙げましたがこれも同様です.例えば,既にプログラミング工程に入ったときに影響度の大きな仕様追加を依頼されたときの対応です.「契約上,仕様追加は受け入れられない」「今から仕様追加すると納期が延びる」「品質に影響が出る」などと正直に言うこともよいのですが,このような説明だけでは誠意は伝わらないでしょう.こういう悪い事柄は隠し,「この仕様を加えるのであればこの機能も一緒に追加しないと業務効率につながらない」とか「そういう機能はユーザ嗜好に左右されやすいので事前調査した方がよい」などのように,半ばウソの説明をして発注者を納得させて,仕様追加を諦めてもらうほうが互いに傷は浅いと思うのです.ウソであっても誠意が伝わる対応は「プロジェクトのことを大事に扱ってくれている」という安心感を与え,「このプロジェクトが終わったら別途発注しよう」というような発注者側の意識を導く可能性を残します.

    まぁ,いずれにしても,shimashimaさんがこの記事を書こうと思ったきっかけのプロジェクトは,早く顧客に「できません」を言うべきだと思いますが.

物事のやり方は一つではない -- Perlな人

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