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QZSSが必要なほど高仰角でしか空が見えないところなんて大都市部しかないが、そんな都市部なら他の手段で測位の補完はできるでしょ、という点に尽きるのだよね。なんか理屈はよく分からないけど日本が独自に測位衛星を持つのだとして、それの実証するのに衛星丸々1個、あわよくば3基セットをQZSに投入するのがベストです、と比較検討した資料なんか見たことないのだもの。
MTSATみたいに静止衛星の一部間借りだけでGPSを補強するか、QZSSを3基上げるリソースでNAVSTAR衛星が6基、軌道面もう1つ増やせるくらい日本で上げてしまうか、あるいはGPSもGLONASSもGALILEOも受信できる地上端末用のチップ作るだけでいいんじゃないのとか、そういうところを放置してみちびきさん可愛がってるのは不味いよね。
ま、それはそれとしても、ひまわり8・9号には既に予算ついてるし、お隣の国は中軌道に30基+静止軌道に数基+準天頂軌道にも数基、と随分贅沢な測位システムを作り始めているのですが。
民生利用の誤差10mを1mまで小さくする物だと思ってたのですが、違うのでしょうか。ロシアの衛星(GLONASS)も誤差10m程度とのことなので、誤差を小さくするために悪くないと思ってます。
# 現実には、DGPSで誤差5m程度まで小さくなってると思いますけど。
補正信号配信するだけなら静止衛星でいいじゃないですか。1基で済むんだし。あるいは地上から配信すれば。3基で1セット組んでようやく1定点でサービス提供が可能になるQZSが是非にでも必要な理由がアレなあたり、やっぱりH-IIA打ち上げ基盤の維持のウエイト以上の意味を見出しにくいのですよ、みちびき。
静止軌道 [wikipedia.org]はほぼ赤道上になります。
従って、緯度が北緯45度〜24度になる日本列島 [wikipedia.org]では、一定の仰角を取らないといけないので、静止衛星だと地域によっては死角が出来てしまう。
# 同じ問題は、シベリアなどの高緯度地域をメインのサービス対象にしてきてるロシアのグロナス [wikipedia.org]も抱えていて、こちらはハナから静止軌道を使うのを諦めてます。## そもそも、GPS衛星も静止軌道じゃなくて1周12時間前後の準同期軌道を取ってるわけですが [wikipedia.org]
その上、日本など東アジアが使ってる東経110度付近は既に多くの衛星が使用してるので、あんまし空きがありません。
そう考えると、GPS補間という目的はともかく静止衛星では不足だったり軌道資源が足りなくなったりした時の利用手段を確立するのはいいのではないかと思いますが…例えば通信衛星や放送衛星とかで静止軌道を使わないで十分な品質のサービスを提供するにはどうするかとか…
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
独自のGPSを構築するならともかく (スコア:3, 参考になる)
そもそものQZSの目的は高仰角を活かした山間部やビル陰等の
通信・放送難視聴地域対策だったはずですが、
当初はe‐Japan構想の掛け声にノリノリで20社以上参加した民間企業が
実体が判明してから全撤退したほど筋の悪いものです。
当初の目的を失ったのに無理矢理GPS補完という新使命に積み替えて
強引に続けているだけで、何のインフラにもなりません。
実績を作って高緯度地方に売り込むにも
半世紀近い実績のあるロシアのモルニヤに太刀打ちできそうにないですし。
日本の経済規模からして、この程度の打ち上げ実験は構わないと思いますが、
年間予算規模2000億内外のJAXA、年2発前後のHⅡには、
他に優先してすべきことがあるんじゃないでしょうか。
「ひまわり」後継機とか。
もう衛星作り始めたから上げないともったいない、ではねえ (スコア:3, すばらしい洞察)
QZSSが必要なほど高仰角でしか空が見えないところなんて大都市部しかないが、
そんな都市部なら他の手段で測位の補完はできるでしょ、という点に尽きるのだよね。
なんか理屈はよく分からないけど日本が独自に測位衛星を持つのだとして、
それの実証するのに衛星丸々1個、あわよくば3基セットをQZSに投入するのがベストです、
と比較検討した資料なんか見たことないのだもの。
MTSATみたいに静止衛星の一部間借りだけでGPSを補強するか、
QZSSを3基上げるリソースでNAVSTAR衛星が6基、軌道面もう1つ増やせるくらい日本で上げてしまうか、
あるいはGPSもGLONASSもGALILEOも受信できる地上端末用のチップ作るだけでいいんじゃないのとか、
そういうところを放置してみちびきさん可愛がってるのは不味いよね。
ま、それはそれとしても、ひまわり8・9号には既に予算ついてるし、
お隣の国は中軌道に30基+静止軌道に数基+準天頂軌道にも数基、と随分贅沢な測位システムを作り始めているのですが。
Re:もう衛星作り始めたから上げないともったいない、ではねえ (スコア:1)
民生利用の誤差10mを1mまで小さくする物だと思ってたのですが、違うのでしょうか。
ロシアの衛星(GLONASS)も誤差10m程度とのことなので、誤差を小さくするために悪くないと思ってます。
# 現実には、DGPSで誤差5m程度まで小さくなってると思いますけど。
Re:もう衛星作り始めたから上げないともったいない、ではねえ (スコア:2)
補正信号配信するだけなら静止衛星でいいじゃないですか。1基で済むんだし。あるいは地上から配信すれば。
3基で1セット組んでようやく1定点でサービス提供が可能になるQZSが是非にでも必要な理由がアレなあたり、
やっぱりH-IIA打ち上げ基盤の維持のウエイト以上の意味を見出しにくいのですよ、みちびき。
GPSも静止軌道は使ってない(Re:もう衛星作り始めたから上げないともったいない、ではねえ (スコア:4, 参考になる)
静止軌道 [wikipedia.org]はほぼ赤道上になります。
従って、緯度が北緯45度〜24度になる日本列島 [wikipedia.org]では、一定の仰角を取らないといけないので、静止衛星だと地域によっては死角が出来てしまう。
# 同じ問題は、シベリアなどの高緯度地域をメインのサービス対象にしてきてるロシアのグロナス [wikipedia.org]も抱えていて、こちらはハナから静止軌道を使うのを諦めてます。
## そもそも、GPS衛星も静止軌道じゃなくて1周12時間前後の準同期軌道を取ってるわけですが [wikipedia.org]
その上、日本など東アジアが使ってる東経110度付近は既に多くの衛星が使用してるので、あんまし空きがありません。
そう考えると、GPS補間という目的はともかく静止衛星では不足だったり軌道資源が足りなくなったりした時の利用手段を確立するのはいいのではないかと思いますが…例えば通信衛星や放送衛星とかで静止軌道を使わないで十分な品質のサービスを提供するにはどうするかとか…
Re:もう衛星作り始めたから上げないともったいない、ではねえ (スコア:1)
そういうことを言ってるわけじゃないんでしょうけど。あえて
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Re: (スコア:0)