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コーヒーやチョコレートが癌を治す?」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2002年10月13日 7時08分 (#182703)
    効果がある/ない以前にカフェインって毒ですよ。それもガンを引き起こす。

    カフェインはDNA傷害のチェックポイント機構の阻害剤です。
    細胞にカフェインを与えると、DNAに傷が生じてもそれを修復するための機構が活性化されないので、かなりの傷が残ります。
    このようなDNAの傷の蓄積は
    ・細胞死
    ・ガン化
    のいずれかを引き起こします。
    (お疑いの向きはPubMed [nih.gov]あたりで『caffaine +checkpoint』ででも検索してみて下さい。)

    上に書いたガン化は長期的な作用ですが、短期的にもカフェインは毒です。
    体重にも依りますが、致死量は十数グラム。
    (こっちは詳しい機構は知りません。)

    果たして治療薬に使えるのかな…?
    • 効果がある/ない以前にカフェインって毒ですよ。それもガンを引き起こす。
      …… このようなDNAの傷の蓄積は
      ・細胞死
      ・ガン化
      のいずれかを引き起こします。
      毒と薬を厳密に線引きするのは難しいことなので「毒ですよ」と言い切るのは正しくないでしょう。場合によっては毒だし、場合によっては薬であり、それは特に用いられる濃度による影響が大きいわけで。
      大元のJBCの論文 [nih.gov]の方ではp110δに対するIC50が75μMということでそれほど低い濃度でもないですから(一般的な他の酵素の阻害剤のレベルから考えると)あまり効き目としてはよい方ではないと思います。しかし細胞に投与する実験も行っていますから、少なくとも短期での細胞毒性を示す濃度ではないと思われますが。
      #動物細胞にアポトーシスや癌化誘導を起こしている論文の方も少し探してみたのですが、どういう細胞にどれくらいの濃度で与えたかまでabstractに示されたものがなかったので。

      研究グループも、他のシグナル伝達系への関与も大きく、効き目もさほどよくないカフェインやテオフィリンをそのまま使うことは考えていないでしょうが、メチルキサンチン類がp110δへの選択性が高いということでサブタイプ特異的な阻害剤のリード化合物として期待しているかと。

      それと、細胞周期停止から起きる細胞死はアポトーシス(俗にいう「細胞の自殺」)で、むしろ癌化に向かうような異常な細胞を排除するために正常な生体に備わっている機能です。p53に代表されるような癌抑制遺伝子に同時にアポトーシスを誘導するものが多いように「癌化とアポトーシス」が同方向なのではなく「癌化抑制とアポトーシス」が同方向だと考えるのが一般的かと。

      #ついでにいうとp53の場合細胞周期停止にも絡んでて「DNAに損傷があった場合に細胞周期を止めることで、その間に(別の分子の働きで)修復できるようにし、それが複製されて異常が伝わったり癌化するのを防止する、あまりに異常が多くて修復できない場合は細胞を自殺させる」という役割だと考えられてます。

      カフェインにはアポトーシスを誘導、ないしそれを増強するという論文は確かに結構多いですが、それはむしろカフェインの癌化抑制(特にirradiationに対するもの)のメカニズムを説明する意図でなされた研究だと考えた方がいいと思います。
      親コメント
    • ですね。

      でも逆にアンチコーヒーキャンペーンが起きるのも変なので追加すると

      コーヒー1杯当たりのカフェインは約100mg、
      耐性もほとんど出来ないため効きが弱くなることはなし、
      肉体依存はあまりないので摂取止めるのに苦痛
    • 知識をひけらかす前に ソースをちゃんと読んでください。
    • by Anonymous Coward
      これも致死量とれば死ねるので毒ですね。
      食塩は取らない方がよいのでしょう :P

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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