Radeon HD 対応ドライバーなどは、「出たけど 3D 機能はまったく使えません」といった「これに何の意味が……」なんていうレベルでの対応からスタートだったりした点から挙げました。最新 GPU が持っている最新機能を Linux で利用できますか? (それを要求するような他ベンダー供給のソフトはありますか? という話もありますが、これはまた別ということで) という点で、「今なら十分使えます」というレベルでは全然一般ユーザー向けとは言えないです。
また、オープンソースのドライバーがあれば大丈夫というのは極めて懐疑的です。ほとんどの場合、チップベンダーや PC ベンダーなどが「自社の利益のために必要として」オープンソースのソフトウェアが改善されてきたという現実があります。(GCC、PC-UNIX 系 kernel/driver 他)
これは「金にならないなら触ってもらえない」「適切なパフォーマンスチューニングが行われない」という点と表裏一体です。ベンダー以外で触っている人も結局は「いじることで自分にとってプラスだから」という根本的な理由に落ち着きます。その人が該当のハードやソフトが不要となったらメンテナンスされなくなる、というのはよくある事です。
どこがじゃ (スコア:4, すばらしい洞察)
Windowsのほうが上のような・・・。
> セキュリティも群を抜いて優れており
Windowsのほうが上のような・・・。
> 互換性
Windowsのほうが上のような・・・。
kernel版数がどうだの、glibcがどうだの、ディストリによる差異だのetc、Linuxは互換性がルーズでしょうが。
自分でmakeしろボケっていう文化を引きずっていて、バイナリ互換に対する配慮が弱すぎると思いますよ。
> パフォーマンス
Windowsのほうが上のような・・・。
> ユーザビリティ
Windowsのほうが上のような・・・
> とっても素晴らしい進歩をみせるLinux
現在形で「みせる」じゃ、まだまだ。
Re:どこがじゃ (スコア:1, 参考になる)
恋は盲目ってやつですか。
Windowsはレビューの無いドライバが多いために安定性が悪いです。まぁ悪いドライバはセキュリティ問題も多いため、Vista以降ではユーザーモードドライバを復活させてドライバがクラッシュしても平気なようにしようとしているようですね。
また、Windowsではバイナリ互換性を維持するためにセキュリティが悲惨なことになっています。例えばDLLの読み込みパスはいつまでも酷く [srad.jp]、ASLR無効やスタックプロテクタの無いバイナリが蔓延っています(AdobeのPDFの件 [srad.jp]など)。
互換性は何とも言えず。Windowsの互換性はバージョン毎に下がっていますが、それでも高いですね。Linuxではカーネルは後方互換であり、POSIXは変わりませんが、それ以外のAPIが変わりやすいですね。互換性の切り上げはAPIの改良がしやすいので、ライブラリ開発者には優しいですが、アプリケーションプログラマーにとっては厳しいかも。
パフォーマンスについてはどっちもどっちです。WindowsはIOが弱い [phoronix.com]ですが、LinuxではGPUドライバが発展途上ですし。
ユーザビリティについては、Windowsの酷いガイドラインよりもGNOME HUI Guidelines [gnome.org]の方が素晴らしいです。しかし、それに従ってないアプリケーションが多いのが難点。
Re:どこがじゃ (スコア:1)
今日日初心者がVisual StudioでHello Worldをビルドしても、デフォルトでASLR/スタック保護が有効化されたモジュールが出力される時代なわけで、これ「Windowsのバイナリ互換性」の問題じゃなくて、単純にアプリベンダ側の怠慢なだけじゃない?
Windowsのバイナリ互換性云々とは無関係に、単にそういうアプリが氾濫していることを嘆いているという話なら、まあ分かるけど。
Re: (スコア:0)
だから、Windowsは互換性とセキュリティで互換性に舵を切ってるわけでしょ?
セキュリティに舵を切るんなら、互換性を犠牲にするか、sandbox環境を作ってその中に追い込むかしないといけないけど、それをしていないわけで。
Re:どこがじゃ (スコア:1)
むしろ逆にセキュリティを重視して互換性を犠牲にしているんじゃない?VistaのUACの時なんかは大騒動だった記憶があるんだが…。
Re: (スコア:0)
>#1844400で挙げられたDLL読み込みパスはリンク先で「XP SP2以降は仕様変更された」と指摘されているし
いえ、SP2のは優先順位が変更になっただけで、まだ脆弱性を生みやすい状況が残っていました (リンク先の#1816790)。
そのため、Windows7を含めた多くのバージョンで"アドレス帳などのWindows付属ソフトウェアを始め、Adobe製品、Autodesk製品、Google Earth、Mozilla Thunderbird、Opera、Safariなど多種多様"(リンク先のタレコミより)なアプリケーションに脆弱性があったのです。
MSから出たHotfixは、カレントディレクトリからの読み込みを止めるというものであり、アプリケーションの互換性を崩すので広くのアプリケーションに適
Re:どこがじゃ (スコア:1)
sandboxの話は誤読してたけど、むしろアリな気が。ファイル仮想化/レジストリ仮想化機能をもっと発展させるとか。あれはあれで評判悪いが…
Re: (スコア:0)
なんかWindows貶めることにやっきになってるようだけど、それって別にLinux最強伝説(「安定性もセキュリティも群を抜いて優れており、互換性、パフォーマンス、ユーザビリティをとっても素晴らしい進歩をみせるLinux」)の証明にはならないから。
Windowsは熱いファンボーイは多いから(笑) (スコア:0)
賭けてもいいけど元ACはLinuxなんて使えてないと思うな
まあアホでも使えるのはWindowsの良い所だね
皮肉抜きで多くの人にとっちゃPCなんぞ道具に過ぎんわけで実はこれが一番大きな利点なんじゃなかろうか →相当な馬鹿でも使えるOS
その点Googleは賢いな、Windows以上にアホでも使えるOSになりそうだもん
Re: (スコア:0)
Linuxはそもそもドライバがなかったりするじゃんかよう…
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> >Windowsはレビューの無いドライバが多いために安定性が悪いです
> Linuxはそもそもドライバがなかったりするじゃんかよう…
Linux ほど最初からデバイスドライバーが整っているOSはないのだか、
あなたは何のデバイスが足りていないと感じますか?教えてください。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> あなたは何のデバイスが足りていないと感じますか?教えてください。
ドライバとは言えないかもしれませんが、暗号化対応USBメモリとかは困ります。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
> ドライバとは言えないかもしれませんが、暗号化対応USBメモリとかは困ります。
結構前からあるよ。しかもUSBメモリーベンダーが作ったものではなく、OS標準の方法で。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:1)
X でビデオ再生や 3D 描画にハードウェア支援が受けられる GPU のドライバー類 (ただし X が動作する非 Linux 環境よりは多い) や、USB での各種微妙なデバイス (サウンド、GPU、ディスプレイ etc.) とか。3D サラウンド対応のサウンドカードなんてのもどうでしょうか。
NDIS を使って凌ぐ系統なんかも、「それはドライバーがないと言わないか」と感じます。それ Windows 用のドライバーじゃない。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>X でビデオ再生や 3D 描画にハードウェア支援が受けられる GPU のドライバー類 (ただし X が動作する非 Linux 環境よりは多い) や、
>USB での各種微妙なデバイス (サウンド、GPU、ディスプレイ etc.) とか。3D サラウンド対応のサウンドカードなんてのもどうでしょうか。
Fedora 13以降であれば、Radeon系のほとんどのビデオカードは3Dアクセラレーションがフルに使えます。
その前から、Intel系の内蔵グラフィックスカードは3Dも使えていました。
nVidia系はrpmfusionからバイナリドライバーをダウンロードしてくれば3Dも使えます。
微妙なのはVIAとかのマイナーなグラフィックスカード。あまり絶対数は大きくありませんが。
また、USB VGAもTigerやD-Link系はオープンソースドライバーがあります。
サウンドもMass Audio Deviceに準拠しているものであれば動きます。
USBサウンドデバイスの疑似3DサラウンドはCPUで処理しているので無理ですね。
USB Ethernet、USB無線LANも動かないデバイスを探す方が困難です。
USBワンセグチューナーもLinuxで動く機種もあります。←手元にあります。
USBタブレットもメジャーなWACOMであれば問題なく使えます。
もちろん!USB充電ケーブルも使えます。
>NDIS を使って凌ぐ系統なんかも、「それはドライバーがないと言わないか」と感じます。それ Windows 用のドライバーじゃない。
無線LANに至っては、IntelもBroadcomも前向きに取り組んだおかげで、最近では問題なく使えるし、
Athrosとかは何も設定なしでwlan0として認識する。元々無線LANドライバーが少ないCentOSはともかく、
最新のUbuntuやFedoraユーザーは困らないかと。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re:どこがじゃ (スコア:1)
ご自分が書かれている通り、「新しいものなら問題ない」ですよね。
Windows の場合、2002 年に発売 (公式発売日は 2001 年末ですが) されている Windows XP ですらそれらが全部利用可能であり、今でも利用できる訳です。
さらにその上で言うと、一般ユーザー向けに使わせるなら "Linux 対応" などと明確にパッケージに書かれている程度にまでならないとダメでしょう。
少なくとも rpmfusion からドライバーを持って来れば、なんて言っている状況ではまだまだです。
Radeon HD 対応ドライバーなどは、「出たけど 3D 機能はまったく使えません」といった「これに何の意味が……」なんていうレベルでの対応からスタートだったりした点から挙げました。最新 GPU が持っている最新機能を Linux で利用できますか? (それを要求するような他ベンダー供給のソフトはありますか? という話もありますが、これはまた別ということで) という点で、「今なら十分使えます」というレベルでは全然一般ユーザー向けとは言えないです。
また、オープンソースのドライバーがあれば大丈夫というのは極めて懐疑的です。ほとんどの場合、チップベンダーや PC ベンダーなどが「自社の利益のために必要として」オープンソースのソフトウェアが改善されてきたという現実があります。(GCC、PC-UNIX 系 kernel/driver 他)
これは「金にならないなら触ってもらえない」「適切なパフォーマンスチューニングが行われない」という点と表裏一体です。ベンダー以外で触っている人も結局は「いじることで自分にとってプラスだから」という根本的な理由に落ち着きます。その人が該当のハードやソフトが不要となったらメンテナンスされなくなる、というのはよくある事です。
Re: (スコア:0)
ちょっと趣旨は違うのですが、ネットワークとかでよくひっかかりますかね。
まぁこの辺、Linuxで標準でドライバが無い/未対応なら、Windowsでも大抵同じ状況なのですが、
その場合の導入のことを考えると、やはりLinuxはしきいが高いと思います。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
Windowsをセットアップすると、いつも思うのがネットワークのデバイスドライバーが足りないんだよね。
たとえば、Intel PRO/1000 Desktop Adaptorとか、BroadcomやMarvellの1Gb NICとか、
よく使うNICが別のデバイスドライバーCD-ROMに入っている。
Linuxだと、だいたい /lib/modules に入っているから、だいたい自動認識なんだが。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re: (スコア:0)
WindowsだってOSのバージョンがあがれば、あるいはサービスパック適用版になれば、より新しいデバイスのドライバが同梱されますよ。
ただ、WindowsのOS媒体に同梱されるのはWHQLに通った品質の良いドライバのみなので、
Linuxのように誰も動作確認してないけどビルド通ったから同梱されてる、なんていうようなのは・・・ないわけで。
Re: (スコア:0)
入ってない場合の導入の困難さが、デスクトップOSとして考えると都合が悪いなぁという話で。
# 仕事の都合、自分が入ってないようなものを触ることが多いってのもありますが
普通の人にtarballとってきてmakeしろってのは酷でしょう。
その点、Windowsは易いって話です。
> たとえば、Intel PRO/1000 Desktop Adaptorとか、BroadcomやMarvellの1Gb NICとか、
> よく使うNICが別のデバイスドライバーCD-ROMに入っている。
これも、両者の差を考えればありだし、コストやら何やら考えればこれでもいいのだと思いますよ。
Linuxだと、入ってないとかなり面倒ですが、Windowsは大した話でないですし。
そりゃ最初から入ってれば楽ですけどね。
まぁLinuxの方は現状しょうがない訳ですし、大昔に比べれば大分マシにはなってるわけですけど。
Re: (スコア:0)
>その点、Windowsは易いって話です。
yumとかaptgetとかしたらいいんじゃないか。
make必要なのって、差分パッチとかベータ版
もしくはパッケージシステムがないデストロぐらいしか見かけないんだが。
Re: (スコア:0)
>yumとかaptgetとかしたらいいんじゃないか。
そのレベルすら分からない人が大半なんだってば。
Re: (スコア:0)
intelのNICとかだと、新しい奴はapt-getとかだと無理な気が...
rpmは知らんけど
Re: (スコア:0)
ネットワークカードの新しい奴とかだと、
- kernelのドライバが未対応(そのうち追従するのですが)
- rpm/debでバイナリモジュールが提供されてない
ということも、良くあることです。
# 提供されているデストリがあるなら、スミマセン
そもそも、ドライバの問題だということに気づくのにも、ある程度の知識が必要ですよね。
現状のLinuxだと、最初から組み込まれていないと所謂一般の方には難しいでしょう。
# e1000eがロードされたのに、ethが無いとかいう状況を理解しろっていうのはちょっと...
出たばかりのハードなんて使うのが良くないと言われても、それでいいのかとも思うわけで。
Re:どこがじゃ (スコア:2)
>>yumとかaptgetとかしたらいいんじゃないか。
>そのレベルすら分からない人が大半なんだってば。
そのために、「パッケージの追加と削除」というGUIベースのアプリケーションがあるのですが、
あなたは、キーボードやマウス操作、日本語の読解などが行えませんか?
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
Re: (スコア:0)
新しいkernelに差し替えたときに、ドライバがまともに保守されてなかったせいで、ひどい目にあった記憶が...
Windowsのドライバにひどいものがあるのは確かですが、それはLinuxでも同じような話だと思います。
Re: (スコア:0)
まさにその通り。あなたがね。