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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
意味が分からない (スコア:0)
Re: (スコア:1)
ある程度の母数のデータと十分な計算機資源さえあれば、 どんな理屈でそうなったのか相関なのか因果関係なのかも気にする必要もなく、とにかく有益な結果だけは得られるという、見も蓋も無いやり方。 今後どんどん増えるんでしょうね。例えるなら、
従来の科学: リンゴが1個落ちるところを徹底的に観察してその裏に秘めた法則を導き出す。法則から次のリンゴの挙動を推測する。
今時 : リンゴが100万個落ちたデータから次のリンゴの挙動を推測する。
こんな感じ。
Re: (スコア:1, 興味深い)
リンゴの挙動はわかっても、そこから月へ飛ばせるロケットはつくれない。そういう意味で「従来の科学」を凌駕するものではない。
というか、法則を見いだすってのは「100万個落ちたデータから次のリンゴの挙動を推測する」ことができて、その次のステップとして、はて、このような挙動には背景があるんじゃなかとうかってところから始まるものだと思いますよ。そういういみで君の言う「今時」は「従来の科学」の前段階でしかない。
1個のデータから法則を導くって、そりゃニュートンじゃなくってホームズの仕事ですよ。
Re:意味が分からない (スコア:1)
ロケットに例えるなら、
1) 世界中のロケットの設計図を集めてくる
2) 1で集めてきた設計図を適当に切り貼りして「ロケットの設計候補」を無数に作る
3) 2で作った無数の設計候補を、それぞれ精密なシミュレーションで検証し、最も性能の良い物を選ぶ
こんな感じでしょうか。こういう身も蓋も無いやり方をコンピュータに自動でやらせたら、結果として従来のどれよりも優れたロケットの設計が得られちゃった、みたいな。
>そういういみで君の言う「今時」は「従来の科学」の前段階でしかない。
これもポイントですね。上記の様に編み出されたロケットの設計図に対して「何故ここにパイプを通した? 意味が分からない」と聞いても「知らない。ただそうなっていた。そこを説明する理論はまだ存在しない。どうしても追求したいなら、どういう理論で説明が付くか研究してみようか」というような返事が帰って来ちゃったりと、「従来の科学」が立脚するところの理屈はすっ飛ばされているわけです。
根本的な可能性として「従来の科学」を凌駕するわけではもちろんありませんし、置き換わる物でもないですが、一つのやり方として十分に機能しうるようになってきた、と言うのが今の状況です。ロケットは無茶でしょうけど、最近話題のコンピュータ将棋なんかだと、実際にこんな感じに作られたプログラムが、理屈を積み上げて作ったプログラムよりも強くなってしまい、お手本にした従来の棋士らに追いつき追い越そうとしてるところです。