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Bluetooth接続実験、だがもう終ってる?」記事へのコメント

  • なぜ失敗したのか (スコア:3, すばらしい洞察)

    by brake-handle (5065) on 2001年08月31日 19時04分 (#18595)

    Bluetoothがいつ頃初めて世に出たか調べてみたところ、1999年6月4日(JST)に、Bluetooth 1.0の規格があと数週間で完成すると報道されている。このことから、1999年7月頃が規格の正式デビューであろう。その規格の完成の前には、1998年11月17日にBluetooth 0.7が作成されたとのこと。大雑把には、規格作りの作業は1998年始めあたりから始まったということか。

    Bluetoothがまずかった点としては、3つが考えられる。

    • アプリケーション
      Bluetoothの使い方として、当初は携帯端末や車載のように通信量を減らすことをよしとする方面から、企業内のあらゆる情報にアクセスするなど、大量の情報を頻繁にやりとりする方面まで、とてつもなく広い範囲が考えられていた。商売をする側としては注目を集めるために必要だったのかも知れないが、技術的には電源や通信時間および範囲の制約がきつい中で様々な帯域要求に答えるはめになった。個人的な印象だが、同時に用いる要素技術が少ないにもかかわらず大量の要素技術を詰め込む無駄をやっていたような気がする。
    • 帯域のスケーラビリティ
      上述の問題とも関連するが、転送したいデータの量は右肩上がりなのに対し、それに応えて帯域を広げる余裕がなかった。これが2000年の頃、折しもEthernetとほぼ同じ使い勝手の無線LAN(当時はIEEE 802.11はあったっけ?)がいろいろ出てきたころ。帯域で勝る無線LANに対し、Bluetoothは追いつけなかったのが致命傷になってしまった。
    • フィールドテストまでの時間
      全ての機能が使えなくてもいいから、せめて1999年暮れぐらいまでに公共の場でテストベッドを作り、デモをかねたフィールドテストまで持ち込んで欲しかった。ここで間に合っていれば印象も変わったんだろうが...

    結局、規格を完成させることにエネルギーを過剰投資してしまったのが失敗だったということか。

コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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