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「100 億分の 1 秒間だけ現れる新しい物質構造」が検出される」記事へのコメント

  • 「X-ray」だと、X線波長の光っぽいけど。
    日本語で「X線」だと、電磁波のイメージになっちゃう。

    光は電磁波なんだからあってるんだろうけどさ。

    光による遷移というよりも電磁波による遷移って言う方がなんだかしっくりくるのは古いですか、そうですか。
    #レーザーで電磁波励起レーザーとかよりは光励起レーザーの方がしっくりくるのと逆なのか。

    CWなX-Ray照射とかできたらもちょっと長い時間存在できるんすかね。
    #すっかりド素人。

    • Re: (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward

      「光による励起」ってのは、光電効果のことですから、最も伝統的な励起状態の理解ですよ。「光は電磁波だから波」という定説を覆して、「粒かもな」と思わせたところが光量子仮説の歴史的な意義ですから。

      ペロブスカイト構造(セラミックな超伝導物質の典型的な結晶状態)をとる物質は、温度によって電気抵抗が全く違うわけですから、その相転移温度を境として全体としての電子軌道が全く違う(少なくとも、超伝導状態では自由電子があって、その電子がクーパーペアになっている)2つの相がある、ってのがクラッシックな理解。で、この相転移は「光による励起」でも再現できるんだけど、詳しく見ると、「光による励起」では途中に第3の安定な相があった、って話かと。X線を当てすぎると温度の方の相転移が起こってしまうので、難しいけど頑張った、というのが今回のストーリーなんでしょう。

      • by nemui4 (20313) on 2011年01月21日 14時49分 (#1891568) 日記

        なるほど、相転移の「間」にまた相転移があったってな感じですかね。
        びみょーなところにいるのか。

        それにしても「ペロブスカイト構造」という言葉はなかなか覚えられない・・・
        何語?

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