「オープンソース」という言葉は、Eric S. Raymond が考案した言葉で、彼が所属する Open Source Initiative によるはっきりとした定義があります。したがって、それに反する用法はすべて誤りだと断言できます。ざっと言えば、使用、改変、配布、販売が自由なソフトウェアのことです。ただし copyleft なソフトウェアのことではありません (copyleft なソフトウェアはオープンソースに含まれはするけど)。
例えば、ある契約文書内で「以下このことをオープンソースと呼ぶことにする」とかあったら、それは間違い無くオープンソースであるし、私が人と話すときにはオープンソースとはソースが単に公開されているものだと考えて話しています。ましてや、Eric S. Raymondが考案した言葉であっても法的規制力だとかはないし、商標でもないし、たとえ商標あってもなくてもでも「ホッチキス」とか「セロテープ」みたいにみんなは使うでしょ?
ソースが公開されてさえいればよい (スコア:1)
すでに存在する、意味の定まった言葉を、別の意味で使うことによって混乱の元を作るようなことを、しないでほしいものです。
そのわりには
というふうに、「フリーソフト」という言葉が持つ意味は万人に共通で混乱の余地はないと考えているらしい。Windows/Macintosh の世界で言う「フリーソフト」の大部分はソース
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
> すでに存在する、意味の定まった言葉を、別の意味で使うことによって混乱の元を作るようなことを、しないでほしいものです。
へ? 「オープンソース」ってアンタ等のいう"copyleft"が保証されているって意味だったのか?
それはてっきり「(
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:3, 興味深い)
オープンソースとか GPL とかを、間違った理解に基づいて批判する人が最近多いですね。正しい理解に基づい
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:2, 参考になる)
例えば、ここで私が「アレゲ」という言葉についてしっかりと定義して、それに反する用法はすべて誤りだとしたらどうする?
#どうでもいいことか...(汗
例えば、ある契約文書内で「以下このことをオープンソースと呼ぶことにする」とかあったら、それは間違い無くオープンソースであるし、私が人と話すときにはオープンソースとはソースが単に公開されているものだと考えて話しています。ましてや、Eric S. Raymondが考案した言葉であっても法的規制力だとかはないし、商標でもないし、たとえ商標あってもなくてもでも「ホッチキス」とか「セロテープ」みたいにみんなは使うでしょ?
で、オープンソースについてあまり気を良くしない人は、オープンソースを間違った理解に基づいて批判しているのではなくて、それぞれの人が思ったオープンソースについて批判しているのだろうし、そういう人達を理解してあげるのが本当にオープンソースとともにオープンソース社会を理解しているひとだと思います。すぐに、言葉の定義やらなんやら蘊蓄たれて高尚ぶるのも結構ですけど、知らない人に言わせればどうでもいいこと。もうちょっと分かりやすく説明しないと、いつまでたってもこういう誤解する人が多数派のままでいることになります。
#私は黙っていれば、きっと一般人(マスコミ)が本当のオープンソースの定義を見つけて広めてくれると思っているので、
#「オープンソース」の定義については黙認。
// Give me chocolates!
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:4, すばらしい洞察)
言葉の定義は、極論すれば自由ですが、それでは普通、会話が成り立たない。そこで普通はコミュニティの大多数が同意する定義か、あるいは「権威」(今回の場合はRaymond 氏や Stallman 氏など)とされる人の定義が参照されるわけです。もしそうでないなら、使う人はその定義を述べてから議論すべきじゃないでしょうか?
また、オープンソースの定義をあやふやにしておくと、MS の FUD の恰好の餌食にされるのがオチでしょう。
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:1)
>オープンソースの定義をあやふやにしておくと、MS の FUD の
>恰好の餌食にされるのがオチでしょう。
わたしはMSなんかどうでもいいですが、こんなつまらないことで
いろんなプロジェクトの推進が妨げられたり、OpenSourceの普及に
歯止めがかかるのはイヤなので、定義はきちっとしておくのが
いいと思います。
#議論はあっていい、と言うかもっとあるべきだけど、その議題が
#相互に明確で同一であることを確認してから始めないと、お互いに
#不幸だと思うな。
なので、FIYですが、こんなとこ [wakwak.ne.jp]あたりを挙げておきましょう。
---- redbrick
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
「オープンソースという言葉について」なの?
「ソースをオープンにすることについて」なの?
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:1)
ってな意味です。
FIYってのはtypoです。ごめんなさい。
#しかし、なんかスレッド表示である時点以降のコメントがみえんのは
#わたしだけなんだろうか・・・。
---- redbrick
RaymondやStallmanって何? (スコア:0)
ましてや「権威」とか言われると宗教臭くて余計煙たがられるだけだと思うし。
OpenSourceの定義はこうだ!とかフリーソフトとフリーウェアとフリーソフトウェアは違う!とか言葉にいちいち噛み付くよりも、OpenSourceやフリーソフトの概念を広めたほうがいいと思いますが。
それこそ、MSのFUDに負けないくらいに。
Re:RaymondやStallmanって何? (スコア:0)
「OpenSourceの定義はこうだ!」と、「OpenSourceの概念を広める」のと、どう違う?
FUDって何? (スコア:0)
そっちのほうが聞いたこともない言葉だよ。>おいらにとっては。
Re:FUDって何? (スコア:2, 参考になる)
こちら
[google.co.jp]。
不安(Fear)、不確実(Uncertainty)、不信(Doubt)の略です。
Re:FUDって何? (スコア:0)
Re:FUDって何? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:FUDって何? (スコア:0)
これもやっぱり MS の FUD ?
GPLの法的強制力は? (スコア:0)
GPLは法的に有効か否か定かではない、というところにあります。
違反するとコミュニティから叩かれる、というのはあるけど。
シュリンクラ
Re:GPLの法的強制力は? (スコア:3, 参考になる)
たとえて言うなら、ヒトやチンパンジーやネコという「種」は「哺乳類」に分類されますが、「哺乳類」そのものは「種」ではありません。「種」を分類するための用語です。(「種」←→「ライセンス」、「ヒト」「チンパンジー」「ネコ」←→「BSD」「GPL」「X ライセンス」(など)、「哺乳類」←→「オープンソース」「フリーソフトウェア」という例えになっています)。
つまり、「フリーソフトウェア」「オープンソース」に分類されるライセンスの一覧、というのがあります。オープンソースに分類されるライセンスの一覧 [opensource.org]、フリーソフトウェアに分類されるライセンス (「GPL と矛盾しないフリーソフトウェアライセンス」と「GPL と矛盾するフリーソフトウェアライセンス」を合わせたものが、フリーソフトウェアライセンス全体となります) [gnu.org]。法的に有効か無効かを議論すべきは、その中に列挙されている個々のライセンスです。
ちなみに、GPL はライセンスのひとつですので、法的に有効か無効かを議論する対象として適切です。GPL の作成には法律家の助言を得ているはずですので、他の (フリーソフトウェア、フリーソフト、シェアウェアなどの) ライセンスに比べて法的に有効である可能性は高いと言えると思います。ただし、おそらく米国の法律家にしか助言を得ていないでしょうから、日本でどれだけ法的に有効な表現になっているかどうかは不明です。判例があるかどうかについては知りません。
Re:GPLの法的強制力は? (スコア:1)
MySQL, NuSphere と裁判であらそう [srad.jp]くらいかな、いまのところ。
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
アメリカでは、「オープンソース」って言葉は、
商標登録だかなんだかしていたような記憶があるのですが。
過去にここのコメントで読んだような。
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
> #「オープンソース」の定義については黙認。
そりゃ余りにも楽観にすぎる。
うちの母ちゃんからすればコンピュータゲームは
みんなファミコンだよ
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
Re:ソースが公開されてさえいればよい (スコア:0)
そういう人の出す根拠は、結局自分の気に入ったものを相手に見せているだけなんだな。