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人は危険度を判断するときに「自分でコントロールできるかどうか」というファクターを重要視していると思います。それは放射線よりも危険度の高い「喫煙」を多くの人が行ってることからも明らかです。
「放射線」は自分ではコントロールできないので実際の危険度よりも高く評価され「喫煙」は自分でコントロールできるので実際の危険度よりも低く評価されるわけです。
そういうわけで、仮に「自動運転カー」ができたにしても、それが暴走して事故ったときに運転者(運転してないけど)に責任を取らされるような仕組みなら、誰も買わないんじゃないですか。
危険性が高く影響範囲の広い放射線と、それにくらべて危険性が低く影響範囲の狭いタバコ(の喫煙)を同列に並べている時点で理論が破綻しています。
ワクチンはそんなに簡単な話じゃない。
インフルエンザワクチンの接種は、自分がインフルエンザに罹るのを防ぐだけじゃなく、活動地域における流行を防ぐ、という点でより積極的な意義がある。つまり、恩恵が二重にあるわけね。しかし、弊害というか副作用がでるのは、当然だが、予防接種した人だけに限られる。だから、反対運動を起こしている人は大抵「うちの子にだけ受けさせたくない」とか、「一律の義務化は反対」という言い方をして、社会的な意味での予防接種の実施そのものに反対することはほとんどない。回りの人全てが予防接種を受けていて自分(の子供)が予防接種をしない状態が最も利益が高くなるからね。
これを車の話に戻すなら、「車を運転している人のリスク」よりむしろ、「車に轢かれる人のリスク」を論じないと話にならない。おそらく、自動運転と手動運転の事故率に有意な差がついた時点で手動運転車の保険料が跳ね上がって、普通の人は手動運転車には乗れなくなると思う。
たとえ話は変に脱線するのでそもそも好きじゃないですが、それでもワクチンと運転の違い(ワクチンはそんなに簡単な話じゃない)というのが、このたとえ話の上で無関係だというのは分かりますよ。違いを挙げようと思えばいくらでも挙げられるでしょう。このたとえ話は、コントロールできないものへのリスクを過大評価しがちという人間の心理においての例なんでしょうから。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
危険度 (スコア:5, 興味深い)
人は危険度を判断するときに「自分でコントロールできるかどうか」というファクターを重要視していると思います。
それは放射線よりも危険度の高い「喫煙」を多くの人が行ってることからも明らかです。
「放射線」は自分ではコントロールできないので実際の危険度よりも高く評価され
「喫煙」は自分でコントロールできるので実際の危険度よりも低く評価されるわけです。
そういうわけで、仮に「自動運転カー」ができたにしても、それが暴走して事故ったときに運転者(運転してないけど)に責任を取らされるような仕組みなら、誰も買わないんじゃないですか。
Re: (スコア:0)
危険性が高く影響範囲の広い放射線と、それにくらべて危険性が低く影響範囲の狭いタバコ(の喫煙)
を同列に並べている時点で理論が破綻しています。
Re: (スコア:2, 興味深い)
Re: (スコア:0)
ワクチンはそんなに簡単な話じゃない。
インフルエンザワクチンの接種は、自分がインフルエンザに罹るのを防ぐだけじゃなく、活動地域における流行を防ぐ、という点でより積極的な意義がある。つまり、恩恵が二重にあるわけね。しかし、弊害というか副作用がでるのは、当然だが、予防接種した人だけに限られる。だから、反対運動を起こしている人は大抵「うちの子にだけ受けさせたくない」とか、「一律の義務化は反対」という言い方をして、社会的な意味での予防接種の実施そのものに反対することはほとんどない。回りの人全てが予防接種を受けていて自分(の子供)が予防接種をしない状態が最も利益が高くなるからね。
これを車の話に戻すなら、「車を運転している人のリスク」よりむしろ、「車に轢かれる人のリスク」を論じないと話にならない。おそらく、自動運転と手動運転の事故率に有意な差がついた時点で手動運転車の保険料が跳ね上がって、普通の人は手動運転車には乗れなくなると思う。
Re:危険度 (スコア:1)
たとえ話は変に脱線するのでそもそも好きじゃないですが、それでもワクチンと運転の違い(ワクチンはそんなに簡単な話じゃない)というのが、このたとえ話の上で無関係だというのは分かりますよ。違いを挙げようと思えばいくらでも挙げられるでしょう。このたとえ話は、コントロールできないものへのリスクを過大評価しがちという人間の心理においての例なんでしょうから。
LIVE-GON(リベゴン)